Androidは世界で最も人気のあるモバイルOSです。

2008年のリリース以来、劇的な進歩を遂げ、今では、いくつかの最高峰のスマートフォンを支える存在となっています。

しかし、どうしてこれほど人気があるのでしょうか?

また、短所はあるのでしょうか?

Androidスマートフォンの5つのメリット

Androidスマートフォンを使うメリットは、個人のニーズにもよりますが、一般的には以下の5つが挙げられます。

1. Playストア以外のアプリをインストールできる

Androidスマートフォンには、Playストア以外のアプリをインストールする自由があります。Playストアには優れたアプリがたくさんありますが、それだけに制限されず、サードパーティのストアも利用することができます。

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APKPure.comAPKMirror.comなどは、基本的に安全で、ほとんどのAndroidデバイスから利用できる優れたアプリストアです。

一方、iOSでは外部のストアからアプリをインストールすることは禁止されています。つまり、使えるアプリ、使えないアプリが、Appleの意向で制限されているということです。

2. ハードウェアの技術革新

Androidが搭載されたデバイスには、さまざまなハードウェアのバリエーションがあります。プロセッサ、バッテリー容量、メモリやストレージ容量、メモリカードなどリムーバブルストレージへの対応など、自分のニーズに合わせて、選択可能。

サイズ、形、機能セットにおいても、幅広い選択肢が用意されています。

折り畳めるスマートフォン、画面内指紋スキャナー、ポップアップ自撮りカメラなど、ハードウェアの技術革新の多くがAndroidデバイスで生まれています。

Video: Samsung/YouTube

3. メモリの拡張性

ストレージが一杯になっても、多くのAndroidスマートフォンはメモリの拡張をサポートしているので問題ありません。

Androidユーザーは、メモリカードなどのリムーバブルストレージを利用して、ニーズを満たすことができます。写真や動画だけでなく、お気に入りのアプリをメモリーカードに保存することも可能です。

ただし、すべてのスマートフォンが拡張メモリをサポートしてるわけではありません。

Samsung Galaxy S21のような非対応のモデルを購入するときは、自分に必要なストレージ容量があることを確認してください。

4. ウィジェット

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ウィジェットは、アプリや、今すぐ知りたい情報(カレンダーやリマインダー、天気予報、重要なニュースの見出しなど)にアクセスするためのものです。

情報をひと目で見られるようにするウィジェットもあれば、メディアアプリを簡単に操作できるウィジェットもあります。

iOSスマートフォンにもウィジェットはありますが、Androidスマホのウェイジェットのほうが、機能性が高いものが揃っています。

5. さまざまなメーカーのスマートフォンが選べる

Androidスマートフォンには、本体サイズ、ストレージ、カメラの画素数、バッテリー駆動時間、スタイルなどにおいて、さまざまなバリエーションがあります。

予算がいくらであれ、欲しい画面サイズがどうであれ、自分のニーズに合ったAndroidデバイスを見つけることができます。

Androidスマートフォンの5つのデメリット

Androidスマートフォンの短所を知ることで、また別の選択肢が見えてくるかもしれません。Androidの短所としては、一般に以下の5つが挙げられます。

1. ハードウェアの品質にバラツキがある

Androidは膨大な数のスマートフォンブランドとパートナーシップを結んでいるため、品質管理を徹底することは困難です。無名のブランドがたくさんありますが、無名なのはそれ相応の理由があります。

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Androidスマートフォンの中には、一見お買い得なように見えても、実際はそうでないものがあります。

安いスマートフォンの多くは、ハードウェアの制約や、ソフトウェアが更新できないなどの理由で、一年程度しか使うことができません。

2. Googleアカウントが必要

Googleアカウントを持っていない人は、Androidを使う意味はないでしょう。

Googleアカウントなしでは、Androidスマートフォンを最大限に活用することはできません。アプリのインストールやコンテンツのダウンロードなどのアクティビティや、データのバックアップにも、Googleアカウントが必要となります。

iOSでは、スマートフォンのアクティビティを認証するためにApple IDを使用します。AndroidはGoogleが作っているので、そのサービスの多くでGoogleアカウントを使用します。

ほとんどの人はそれで何ら問題はありませんが、Googleに頼らずにスマートフォンを使いたいという人もいることでしょう。

3. アップデートはつぎはぎだらけ

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AppleはiPhoneを何年間もサポートしますが、ほとんどのAndroidデバイスは、OSのアップデートを1〜2回受け取ったらサポートが終了してしまいます。

また、多くの安価なモデルでは、まったくアップデートを受けられないこともあります。

OSのアップデートが受け取れないのも問題ですが、より深刻なのは、セキュリティパッチが受けとれなくなることです。ただちにセキュリティ上のリスクとなります。

4. アプリに広告がたくさん表示される

もう一つ、ユーザーを悩ませるのが、Androidのポップアップ広告です。特に安いスマートフォンに多く見られます。

Playストアを開くたびに、そこかしこに広告が表示されます。安いスマホのなかには、通知に広告が表示されるものもあります。

ここにはトレードオフがあります。

iOSでは、アプリに広告が表示されることはあまりありませんが、そのぶんアプリに課金する文化が浸透しています。Androidは、広告はつきますが、アプリを無料で手に入れやすい環境です。

5. ブロートウェアが入っている

Androidデバイスメーカーの多くが、スマートフォンに独自のアプリをインストールしています。なかには、Androidの標準アプリと機能が重複するものもあります。

たとえば、Samsungのスマートフォンには、Gmailアプリとともに独自のメールアプリがプリインストールされていたり、Chromeとともに別のブラウザがインストールされていたりします。

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たいていの場合、こうした内蔵アプリはアンインストールできませんが、無効にすることはできます。アプリを無効にすれば、ストレージ容量は解放されないとしても、アプリドロワーをスッキリさせることができます。

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Image: Getty Images

Source: YouTube, APKPure.com, APKMirror.com

Original Article: The Pros and Cons of Android by MakeUseOf