機械の作動音や、さまざまな要因が混ざりあった音など、気になり始めるとずっと気になってしまう生活騒音。
また、電車で移動しているときや、幹線道路の近くの部屋にいるときでも、仕事や勉強に集中したいものですよね。
騒音対策として、耳栓や音楽プレーヤーを使っている人も多いのでは?
そこでご紹介するのが、キングジムの「デジタル耳せん」。ただの耳栓と違って、周囲の騒音はカットするのに、人の声はちゃんと聞こえるのだそう。
声は聞こえて、騒音だけカットする耳栓
たとえば、電車で周囲の音が全く聞こえない状態にしてしまうと、降りる駅を過ぎてしまう恐れがあります。ましてや緊急のアナウンスが聞こえなくなったら一大事。
不快な音だけを消してくれるというメリットは、大きいですよね。
ノイズのカット率が約90%の理由
音が聞こえるのは、音波によって鼓膜が振動するため。この耳栓では、騒音に逆位相(反転)の音をぶつけることで、互いの音波を打ち消しあいます。その結果、耳元で騒音が消される、という仕組み。
人の声が聞こえるのは、声の周波数域に対しては逆位相の波を作らないから。ただし、声と同じ周波数域の音もスルーされてしまうので、完全な静寂を生むアイテムだと誤解しないようにしてください。
ノイズのカット率が約90%となっているのは、このためでしょう。それでも、ほぼ騒音が聞こえなくなったと感じられるレベルのようです。
使用上の注意
車の運転中や自転車に乗っているときなど、周囲の音が聞こえないと危険な場所では、使用しないように注意喚起されています。
ヘッドフォンで音楽を聴くことと比較すると、安全性は高そうですが、不測の事態も考えられますので、きちんと守りましょう。
新生活の季節ですが、引っ越しや転勤、進学など、環境が変化する方も多いのでは。「デジタル耳せん」で、落ち着く空間を手早く手に入れるというのも良さそうですね。
なお、以下の表示価格は執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。
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