ギズモード・ジャパンより転載
夜中など、周囲に配慮して音を鳴らしたい。でも、イヤホンで耳が痛くなるのはイヤ。そんな人にピッタリなネックスピーカー。
有名メーカー製になると、それなりに高価なものが多いジャンルですが、カシムラの「ワイヤレス ネックスピーカー BL-92」は5,000円でお釣りが来る(執筆時点)アイテム。
カシムラはカー用品を多く手掛けているメーカーで、本製品もハンズフリー通話するためのイヤホンマイクという位置づけですが、家の中で音楽再生用として使っても問題ないクオリティに仕上がっています。
ぜひチェックしてみていただければ。
イヤホンより広がり感がある

耳の中に収まるサイズのドライバーで音を鳴らすイヤホンは、宿命的に音の広がり感を表現しにくいもの。ハイエンドクラスになれば相当に豪華な音を鳴らしてくれるとはいえ、限界があります。
その点、ネックスピーカーは耳との間に空間を取れるので、音がより自然に耳に入ってくるんですね。
決して、ハイエンドイヤホンより「ネックスピーカー BL-92」のほうが高音質だと言いたいわけではありませんが、音の広がり感に関して大きなアドバンテージがあるのは、間違いないところです。
低音域の再現性にやや物足りなさを感じるものの、本体の振動が肩に伝わることで、迫力を体感することもできます。
連続再生時間約60時間ながら、重量は約270グラム

それなりの重量物であるスピーカーを肩に乗せているので、長時間使っていると肩が凝ると感じる人もいるかも知れません。
しかし270gという重量は、他社製品と比べれば軽いほう。連続再生時間約60時間のバッテリーを搭載していることを考えれば、かなり努力して軽量化していると思われます。
だからといってチープな印象もありませんし、人前でも気兼ねなく使えますね。
aptX、AACコーデック対応

もちろん、Android端末で使われることが多い高音質コーデックaptX、iPhoneでおなじみのAACコーデックに両対応。
音声データ転送の遅延を0.04秒以下に抑えたaptX Low Latencyにも対応しているので、動画視聴などでストレスを感じることもないですね。
とにかく、この価格でこのクオリティは、かなりのコスパです。
安価でも納得できるネックスピーカーを探している人、これはオススメできますから、ぜひ使ってみて欲しいと思います。
なお、以下の表示価格は執筆現在のものです。変更の可能性がありますので、販売ページをご確認ください。
Photo: 田中宏和
Source: Amazon.co.jp