このアプリはデジタル画像に関連タグを割り当ててくれるのですが、まだまだデータが足りないため、へんてこなタグを付ける場合が多々あります。しかし! データが増えるにつれてこんな凡ミスも減って来るはず! という概念に基づいて今日もIT業界の誰かが切磋琢磨しておるわけで。
画像をアップロード、または画像のURLを入力すると、エンジンがタグを提案してくれます。バッチリストライクのタグもあれば、ボールがどこに消えたのか理解不能なタグもあります。該当するタグを選んで「Confirm」をクリックすればエンジンに学習させることが出来る、という仕組み。該当するタグがない場合は新たに登録出来ます。
いくつか試してみたので、その結果をご紹介しますね。
港に浮かぶボートと広がる空、「ALIPR」のタグはなかなかのもの。お主なかなかやるのぅ。
しかし、明確に写った蜘蛛の写真に対してのタグはいまいち。ありゃりゃ。
建物の前に石像が立っている、という複雑な画像に対して、「ALIPR」は空と建物を認識。まずまず、か。
だがしかし、この燃え盛るオレンジの炎、とはまだお知り合いではないようで、Fire、というタグは出来ません。Orangeというタグは出てますが。
デジタル写真にタグ付けしてライブラリ管理をしている人なら、この『ALIPR』が狙わんとするところは一目瞭然だと思います。
写真をアップすることも手間ですが、一番面倒くさいのは、大量の画像に対するタグ付け作業、なんですよね。自動で完璧とまでは言わなくてもある程度予測可能な範囲でのタグをつけてくれるなら実際に活用してみたいもんです。
この手のエンジンが発達して、『Picasa』などのデスクトップ画像管理ソフトに組み込まれる日が待ち遠しいです。「ALIPR」では画像のタグ検索、キーワード検索も出来ますので、現状がどんなもんかチェックしてみては?
Gina Trapani(原文/まいるす・ゑびす)
【関連記事】
・「TagSifter」でブクマをタグ別に整理整頓!(Firefoxアドオン)
・デジタル音楽の名前変更やタグ付けなら『TagScanner』で!
・Multicolr Search LabでFlickrの画像を色別検索