たとえば、普通の消費者であるあなたが、昨今の投資銀行のように「借入超過」を起こしてしまい、手遅れになる前に手を打とうとしているとしましょう。それじゃあ収入を増やそう、というわけにはいかないので、支出を抑えないといけませんよね。じゃあどの部分のカットをしましょうか?
ここでは今すぐできる支出を抑える方法5つを紹介しましょう。試してみたら、余剰分で赤字を補填できるかもしれませんよ。
■ 払わなくてもいいものは払わないたぶん気づいてますよね、ペナルティのこと。公共料金や、駐車違反金の請求書が来ても支払い期日までに払わなかったり、銀行口座の残高がマイナスになったりしたときに払わなければいけないお金は、そもそも自分がきちんと把握しておけば払わなくて済むお金です。
■ 手が届かないとわかっているけれど、本当は必要なんだと思い込みたいものにお金をかけないケーブルテレビのプレミアムパッケージ、おしゃれなレストラン、スポーツジムの会費、新しい車など。
■ 下手な食料品の買い物の仕方を改めるクーポンを使うのは一つの手ではありますがが、上手に使わないと節約はできません。むしろ使わない方がおトクになる場合もあります。
■ 「情報化社会」に振り回されない「ピューリサーチセンター」が、住宅費の次に大きい主な支出は何か調べたところ、ケーブル・衛星放送と答えた人が78%を占めました。その次が携帯電話の通話料(74%)、インターネット(65%)です。これは車の支払い(42%)、学費(25%)に比べると大きいですよね。ユビキタス費にどれだけお金をかけているかは軽視できません。一世代前は、ハイスピードインターネット費がどれだけかかるかなんて、心配する必要はありませんでしたが、今の時代は家計が苦しいからインターネットなし、というわけにはいきませんよね。そこで、どれだけ通信費を抑えられるかが大事なポイントなのです。
■ 無計画にお金を使わない気づいていないかもしれませんが、お金に対して無頓着であることは、無駄な支出につながるんですよ。「ピューリサーチセンター」の調査では、アメリカ人の51%は予算を組んでないのだそうです。(堅実な日本人で調べたらもっと低い数字が上がるでしょうね。)まずは、自分のお金の使い方を見直して、使いすぎていないかをチェックしてみましょう。予算を組むのが面倒だと感じる人は...やっぱり予算組みましょうよ。簡単なところから始めればいいんです。自分のお金の使い方がひどすぎて、真実を知りたくもないという人、そういう人はたくさんいるから大丈夫。でもそこで安心しないで、紙と鉛筆を持ってきて、エイッと始めてみましょう。やってみると意外とすっきりするものです、ホントに。
どうでしたか? 読者のみなさんの節約術もコメント欄で教えてくださいね。
5 Expenses To Cut Right Now If You're In Debt [The Consumerist]
Meg Marco (原文/訳:山内純子)
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