ビジネスパーソンのなかには、コンタクトレンズをつけて仕事をしている方も多いことでしょう。
しかし、長時間パソコンを見つめて作業をしていたりすると、目が疲れてくることも。
そこで、ハイテクなコンタクトレンズ専門店「アキュビュー® ストア表参道」のカウンセラーの方に、コンタクトレンズで起こりがちなトラブルや対処法、オンタイムやオフタイムでの目のリフレッシュ方法、自分にあったコンタクトレンズの選び方などについてお話を伺いました。
コンタクトレンズはライフスタイルに合わせて選ぼう

――ひとくちにコンタクトレンズといっても、今はいろいろな種類がありますよね。まずは、コンタクトレンズの基本的な選び方についてお伺いしたいのですが。
一日中パソコンをされる方なのか、エアコンの効いたところで一日中立ち仕事をされている方なのか、ほとんど家で生活をされている方なのかによっても、よく見るものの距離感や目の疲れ方などが違ってまいります。
また、使用頻度もお聞きいたします。週5日以上使われているコンタクトレンズ中心の生活をされている方には、起きてから寝るまでの使用を想定しているものをオススメしていますし、旅行のときだけやお出かけのときだけ使用するという方には、装用感や見え方の部分を中心にオススメすることもございます(※使用時間には個人差がありますので必ず眼科医の指導に従ってください)。
――そのなかでどのようにコンタクトレンズを選べばいいのでしょうか。
お客様に、現在使用中のコンタクトレンズを選んだ理由をお尋ねすると、どのメーカーの何を使っているのかも知らないという方が大多数です。なかには「一番安いから」という理由で使われている方もいらっしゃいますね。
私どもは幅広いラインアップのコンタクトレンズを揃えておりますので、レンズごとの特徴を説明して、お客様に納得していただいて使ってもらえればと思っています。

季節によって装用するコンタクトレンズを変えるのもアリ
――アキュビュー® ストア表参道にはどのような方がいらっしゃいますか?
たとえば、初めてコンタクトレンズをつけるという方が、ネットで調べたらたくさん種類がありすぎて違いがわからないということで相談に来られたり、親御さんがお子さまを連れてこの子に合うものはどんなものがありますかというケースがあります。
――なかには、トラブルを抱えていらっしゃる方もいるかと思うのですが。
目のトラブルに関しては、眼科に行っていただくのが一番です。
そのうえで、過去にこういったトラブルがあったとか、友だちがこういうことで困っていたので、どうしたらいいかというご相談をいただきます。そのような場合には、不適正使用による眼障害の危険性を説明し、正しく使用することの大切さをお伝えするように心がけています。
また、花粉症でお困りの方には、正しいコンタクトレンズのケア方法をレクチャーしたりもしています。

――花粉症のときの洗浄方法とは?
花粉というのは、こすってしまうと潰れてさらにかゆくなってしまいます。なので、まずはレンズの表面を洗浄液でしっかり洗い流して花粉を取り除いてからこすり洗いをしてくださいといった感じです。
また、花粉症の時期だけ2Weekタイプからワンデータイプにして、毎日新しいコンタクトレンズをつけるのも有効です
トラブルのご相談というより、トラブルになる前のアドバイスを主にしています。
――季節によってコンタクトレンズを使い分けるというのは、なかなか思いつきません。
お客様にご提案をすると「そんなこと考えたこともなかった」という方がすごく多いですね。
オンとオフでコンタクトレンズを使い分ける
――ワンデータイプと2Weekタイプの使い分けのほかにも、何かありますか?
クリアレンズとサークルレンズの使い分けですかね。
私が実際に使い分けをする場合は、お友達と遊びに行くときにはサークルレンズ、仕事でパソコンを使うときはクリアレンズというように選んだりしています。
コンタクトレンズのそれぞれの特徴を知っていると、その日の行動によって使い分けができます。

※装用感には個人差があります。
――TPOに合わせて眼鏡を変えるようなイメージですね。
そうですね。職場ではクリアレンズだけれども、休日はサークルレンズにしているという方もいらっしゃいます。
ビジネスパーソンならば、アフター5だけサークルレンズにしてみるというのもいいでしょう。また、売り上げデータを見てみると、夏休みに旅行にいくときのためにサークルレンズを購入するという方も多いようです。
「勝負コンタクト」としてサークルレンズを付けるビジネスパーソンも
――サークルレンズは、どちらかというと女性向けの商品だと思いますが、男性でも使用している方はいるのでしょうか。
ワンデー アキュビュー® ディファイン® モイスト® という、目の輪郭に色が付いているレンズを使用している男性はいらっしゃいますね。
白目と黒目のコントラストをはっきりさせることができるので、大事な取引があるときにサークルレンズを付けるという方もいらっしゃいます。

効果的な目のリフレッシュは30分に1回
――コンタクトレンズをしていると気になるのが、目の休め方なんですが、何かアドバイスはありますか?
目の乾燥が続くとトラブルにつながりやすいので、30分に1回は目を休めていただきます。そのときに意識的にまばたきを増やしたり、目をつぶったりしていただくといいと思います。
――たったそれだけでも違うものなのですか?
違いますね。まばたきをすることによって、瞳全体に涙が行き渡るようになります。
普段生活をしているときは、3、4秒に1回ほどまばたきをしているのですが、本を読む、パソコンの画面を見るといった集中しているときは、まばたきの回数がすごく減ってしまいます。
そのときに、意識的に目を閉じて涙を全体に行き渡らせてもらうと、ドライアイが軽減できます。
とはいっても、集中しているとなかなか気付かないという方もいらっしゃいますので、そのような方は、温かい飲み物をマグカップに入れてデスクの上に置いておくだけでもいいと思います。それでも多少加湿になるので。
お肌と同じように、目にも保湿をするという感覚ですね。
――人間の集中力というものは、30分弱しか続かないという話がありますから、30分おきに一息ついて、目を長く閉じるというのは理にかなっているかもしれませんね。
適宜休んだほうが、最終的なパフォーマンスは上がるのではないでしょうか。
また、食生活やライフスタイルによって眼病を予防するという観点も大切です。緑黄色野菜をバランスよく摂取したり、十分な睡眠をとったりといったことをご説明しています。状況にあった目薬が効果的なこともありますので、眼科の受診をご案内することもございます。

スポーツの際にコンタクトレンズをするメリット
――スポーツをする人はコンタクトレンズ愛好者が多いと思うのですが、どういうメリットがあるのでしょうか。
眼鏡をかけてスポーツをすると、汗でずれてきてしまったり、曇ったりしてしまいます。コンタクトレンズならば、そのようなことがないため、快適にスポーツをすることができます。
特にマリンスポーツでは、ゴーグルをつけるために眼鏡はかけられません。スキューバダイビングやサーフィンをする方が、夏場だけでもコンタクトレンズをつけたいという要望はよく聞かれます。
また、アキュビュー®製品はすべてUVカットされていますので、屋外でのスポーツのときには帽子やサングラスと組み合わせながら使用されることをオススメしています。
実際にコンタクトレンズを触って不安を取り除く
――初めてコンタクトレンズを購入する方というのは、不安があると思います。そういう不安を取り除くためにしていることはありますか?
私どもではパッケージを開けるところから、お客様に実際にレンズに触ってもらって、その柔らかさを知ってもらったり、レンズの裏表の見分け方をお知らせしたりしています(※装用指導は行っていません)。
破れそうと不安な方には、実際に引っ張ってもらったりすることもございます。
店頭には製品の実物をご用意しているので、素材によってのさわり心地の違いなどを体感していただけます。
また、サークルレンズに関しては実際に色も見ていただくことができます。

――なかなか、実際のコンタクトレンズを触って商品を選ぶというのはありませんね。実際、コンタクトレンズというのは一度決めるとなかなか変えるタイミングがありません。
コンタクトレンズも進化していますので、現在お使いのレンズよりもさらに性能がアップしているはずです。ぜひそのようなことを知っていただきたいと思います。
コンタクトレンズの疑問はアキュビュー® ストア表参道で解決
カウンセラーの方にお話を伺うと、目からウロコな話ばかりでした。コンタクトレンズだけに……ね。
なお、「アキュビュー® ストア表参道」では、お試しチケットを配布しています。処方せんがあればコンタクトレンズを無料でお試しすることができるのは心強いですね。
目は、毎日使うもの。あまり意識したことはないかもしれませんが、かなり酷使している部位といえます。
しかし、実はあまり目について、そしてコンタクトレンズについて知らないという方が多いのも事実。
コンタクトレンズについてもっとよく知りたいという場合は、親切で知識豊富なカウンセラーがいる「アキュビュー® ストア表参道」に足を運んでみるといいのではないでしょうか。
Photo: 三浦一紀
Source: アキュビュー® ストア 表参道