仕事を頑張っても、やることは増える一方。

その原因は、気づかないうちにエネルギーと生産性を奪っている毎日のささいな習慣にあります。

このデジタル時代にあって、そのような習慣は、スマホに関連している可能性が高いです。

ここでは、知っておくべき悪いスマホ習慣をいくつかご紹介します。

1.起床時にすぐスマホをチェックする

朝、最初にすることは何ですか?

スマホのスヌーズボタンを何度も押して、やっとのことでベッドを抜け出したことでしょう。

しかし起きたら、メールやメッセージに目を通したりSNSやニュースをチェックしたりし始めるのです。

一日のはじまりに自分の周りで起きていることを把握することは、順調なスタートを切るための良い方法だと思うかもしれません。

しかし実際には、朝一番に多くの情報を処理し過ぎてエネルギーを消耗しているのです。

また、メッセージの音や通知に行動を左右されることで、反応する癖をつけていることになり、さらに気が散ってしまう可能性が高くなります。

理想としては、新しく得たエネルギーを守ったり高めたりするような、もっと生産的な朝の日課で1日をスタートさせるのがいいでしょう。

そのためには、アナログの目覚まし時計を買うのも1つの対策です。

2.メールボックスを広げたまま

これは生産的な習慣のようですが、一日中メールボックスに縛られているということは、実は一番重要な仕事をするのを妨げられているということなのです。

絶え間なく受信するメッセージでつい気が散ってしまいますが、その多くは緊急性のないもの。その結果、目の前の仕事とメールチェックの間で注意力が分断され、集中したり生産性を維持したりすることが難しくなってしまいます。

さらに、受信箱にある大量の未読メッセージに圧倒されてしまい、不安やストレスに繋がるかもしれません。

こうしたことを避けるには、一日のうち生産性の高い時間帯は仕事を完了させることに集中し、メールの整理・確認・返信には特定の時間を設けるようにしましょう。

3.ベッドでスマホを使う

寝る前に数分余分な時間を使ってTwitterのフィードをスクロールしたり、TikTokの最新のチャレンジを見たりしたくなる気持ちはわかります。

問題は、当初スマホに使うつもりだった数分間が、あっという間に数時間になってしまうことがあるということです。これは、していることが特におもしろかったり魅力的だったりするからだとは限りません。

代わりに、スマホ画面の眩しい光で寝つきが悪くなってしまいます。

スマホの画面から発せられるブルーライトは、睡眠覚醒周期に関連するホルモンであるメラトニンの生成を抑制。このため、睡眠の量と質が大幅に低下し、日中のエネルギーレベルが低下することになるのです。

さらに悪いことに、ベッドでスマホを使用すると、画面を見る時間が長くなって眼精疲労や目のかすみ、頭痛の原因となります。

そのため、ぐっすり眠ってすっきりとした目覚めを得たいなら、就寝中はスマホを部屋に持ち込まないようにするのが一番です。

そうすることで、眠る直前にスマホを使いたくなる誘惑を避け、リラックスする機会を作ると同時に、起床時にも使えないようにできます。

4.生産性向上アプリをダウンロードし過ぎている

アプリストアやプレイストアには、より短時間でより多くの仕事をこなすのに役立つような生産性向上アプリがあふれています。

また、アプリによっては、不要な通知が増え混乱が大きくなる可能性もあります。

大切なのは、自分の特定のニーズに合ったアプリを見つけ、それを使い続けることです。それぞれのアプリを本来の目的のために使用し、必要以上にダウンロードする衝動を抑えましょう。

5.無意識にネットサーフィンをする

さぁ、席について仕事をしようと思ったのに、気づいたらいつの間にかSNSを漫然とスクロールしたり、しているはずの仕事とは全く関係のない記事を読んだりしていることがあります。

このような無意識の習慣を悪化させると、生産性にとって信じられないほど有害です。その理由のひとつは、自分がそのようなことをしていることに気づいていないからです。

そこには目的や目標がありません。ただそこにあるからという理由でやっているのです。

特定のニーズに合った生産性向上アプリを使うというお話をしましたが、この不注意なネットサーフィンの習慣を克服するにはUnlpluqを使うと良いでしょう。

これは、気が散るアプリをブロックして、スマホを振る・特定のボタンをタップするなど、難易度の異なる障壁を設定することができるシンプルなアプリです。

各アプリに再びアクセスする前には、そうしたアクションを実行しなければなりません。

そうです、この障壁はそれでも望めば超えることができます。それこそがポイント。

それによって、自分が何をしているのか、なぜそれをしているのかを考える時間をもたらし、不注意な習慣を意図的な習慣に変えることができるのです。

6.スマホをどんな時でも使える記憶として頼り過ぎている

スマホはたくさんのことができますが、生まれ持った記憶の代わりになってしまうのは良くないでしょう。

脳のスペースを他のことに使えるように、大量のパスワードや連絡先を保存するといった基本的な作業ではスマホに頼ることができるからといって、スマホに不健全に依存していくほうが良いということではありません。

「スマホですぐにアクセスできるとわかっている情報は簡単に忘れがちだ」ということに気づいたことがあるでしょうか?

その場合、長期的に記憶力と生産性が低下する「デジタル健忘症」と呼ばれる心理現象に陥っている恐れがあります。

スマホにすべてを記憶してもらうのではなく、自分で思い出して脳のマッスルメモリーのエクササイズをするようにしましょう。

運悪くバッテリーが切れてパートナーの誕生日を思い出すのにスマホが使えなくなった時、そうしていたことに感謝することになるかもしれません。

Image: MakeUseOf

Original Article: 6 Smartphone Habits That Are Ruining Your Productivity by MakeUseOf