Windows 11の「デバイスの検索」機能を使えば、盗まれたWindowsデバイスの位置を特定できます。
さらに、不正なアクセスを防ぐために、遠隔でロックしたり、ヘルプメッセージを送ったり、音を出したりすることも可能です。
とはいえ、これらを実現するためには、あらかじめ「デバイスの検索」機能を有効にしておかなければなりません。
そこでこの記事では、Windows 11で「デバイスの検索」を有効にする方法と、任意の場所からデバイスを見つけて遠隔ロックする方法を紹介します。
「デバイスの検索」を有効にする前に
Windowsのデバイスの検索機能は、iOSやAndroidの電話追跡機能のようなものです。これを有効にする前に、やっておくべきことがいくつかあります。
- MicrosoftアカウントでWindowsにサインインする。職場や学校のアカウントではNG
- 位置情報を有効にする
- アクティブなインターネットに接続する(デバイスの検索はネットワークに接続した最後の場所を保存します。デバイスの現在位置をアップデートするにはインターネット接続が必要)
Windows 11で「デバイスの検索」を有効にする
サービスを利用するためには、お使いのPCでデバイスの検索機能を有効にしましょう。Windows 10をお使いの場合は、こちらのガイドをご覧ください。
Windows 11で「デバイスの検索」を有効にする方法:
- Win+Iを押し、設定を開く
- 左側から「プライバシーとセキュリティ」タブを開く
- 「アプリのアクセス許可」セクションまでスクロールし、「位置情報」をクリック
- 位置情報サービスはデフォルトで有効になっていることが多いが、そうでなければオンにする
- 「プライバシーとセキュリティ」タブに戻る
- 「セキュリティ」セクションにある「デバイスの検索」をクリック
- デバイスの検索をオンにする
- デバイスの検索を有効にすると、インターネットに接続していた最後の場所が保存される。盗難時や紛失時は、Microsoft アカウントにサインインすることで、ラップトップあタブレットを探すことができる


盗まれたデバイスを探す

Windows 11デバイスを盗まれた、あるいは失くしたときは、デバイスの検索を使って位置情報を取得できます。
- Microsoft のデバイスのページを開く。Microsoftアカウントでサインインすると、接続されているWindowsデバイスの一覧が表示される
- 探したいデバイスを見つけ、クリックすると詳細情報が開く。この画面で、最後に位置情報が保存された場所と日時が表示される。
- 次に、「デバイスを探す」をクリック
- デバイスの位置をピンポイントで示した地図が表示される。マウスのスクロールホイールで拡大可能
- デバイスの位置情報をアップデートするには、「検索」ボタンを押す。デバイスの検索機能が、最新の位置情報にアップデート。デバイスの画面には、管理者が位置情報を取得しようとしていることを示す通知が表示される
Windowsデバイスを遠隔でロックする

「デバイスの検索」において、もう1つの便利な機能が「ロック」です。Windowsデバイスを遠隔でロックし、アクティブなユーザーをすべてログアウトし、ローカルユーザーを無効にしてくれます。
また、誰かがデバイスを起動しようとしたときに、画面上に自作のメッセージを表示することも可能です。
デバイスをロックするには、デバイスの検索の画面で「ロック」をクリックします。次に、ダイアログにメッセージを入力し、「ロック」ボタンを押します。
デバイスを取り戻したら、管理者アカウントでサインインするか、自身のMicrosoftアカウントを使用してください。
失くしたWindows 11を見つけよう
Microsoftの「デバイスの検索」機能は、紛失したまたは盗難されたWindowsデバイスを見つけるのに便利です。
デバイスが盗まれたと思ったら、遠隔からロックして、大切なデータをりましょう。
Original Article: How to Find and Remote Lock a Missing Windows 11 Device by MakeUseOf