多くのメールサーバーでは、一定サイズ以上の大容量ファイルは送信できない(あるいは受信者が受信できない)ようになっています。

この問題が発生した際、大容量ファイルをメールで送信する方法を知らないユーザーがほとんどです。

メールで大容量ファイルを送信するには、クラウドストレージに添付ファイルをアップロードし、リンクを取得して受信者にメールで送信するか、ファイル共有サービスを利用することができます。

どの方法を選んだとしても、長い目で見ればサイズ制限に縛られることはなく、受信箱の中が散らかってしまうのも軽減できます。

大容量ファイルを無料で送る簡単な方法をいくつかご紹介します。

1. Googleドライブ:Gmailと併用

Gmailでは、25MBまでの添付ファイルの送信と最大50MBのファイルの受信が可能です。大きなファイルを送るには、内蔵のGoogleドライブを使うのが理にかなっているでしょう。

自分のGmailアカウントを開き、「作成」をクリックします。メール作成ウィンドウの下部にあるGoogleドライブのアイコンをクリックします。

Googleドライブを使用してファイルを挿入」というウィンドウが表示されます。

添付したいファイルを選択しましょう。ページの下部で、使いたいファイルの送信方法を決めます。

  • ドライブのリンク:Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームを使用して作成されたファイルを含めて、ドライブに保存されているすべてのファイルで使える。
  • 添付ファイル:作成にドキュメント、スプレッドシート、またはスライドが使用されていないファイルに対してのみ使える。それから「挿入」をクリックする。

受信者がそのファイルにアクセスできるかどうかをGmailが確認します。

受信者がファイルにアクセスできない場合、メッセージを送信する前にドライブに保存されているファイルの共有設定を変更するよう促してきます。

ファイルが悪用されないように許可を設定し、選択した受信者に送信すると良いでしょう。

2. OneDrive:Outlook・Outlook.com向け

サイズが34MBを超えるファイルを1つ以上添付しようとすると、Outlook.comOneDriveアカウントにファイルをアップロードするよう促してきます。

このプロンプトに従うと、そのファイルはOneDriveの「添付ファイル」フォルダにアップロードされます。

受信者は、ファイルの代わりにファイルへのリンクを受け取ります。また、2GBを上限としてOneDriveからファイルを共有することもできます。

ファイルがアップロードされたら、相手がそのファイルを編集可能か、閲覧のみ可能かを選びます。

OneDriveリンクを選択し、共有したファイルをどうしたいかを決めましょう。以下2つのオプションから選択することができます。

  1. すべてのユーザーが表示可能:サインインしなくてもファイルのコピーやダウンロードが可能。
  2. すべてのユーザーが編集可能:共有フォルダ内のファイルの編集、追加、削除が可能。

3. Dropbox:Gmailと統合

Dropboxを使っている場合、「Dropbox for Gmail」というアドオンを使用すると、Gmailのウィンドウを離れることなくファイルやリンクの送信とプレビューを行なうことができます。

この拡張機能を入れると、メール作成ウィンドウにDropboxのアイコンが追加されます。

このDropboxアイコンをクリックし、自分のDropboxアカウントからファイルを選択。メールのメッセージには、ファイルの代わりにリンクが添付されます。

受信者は、メール内で共有されたすべてのDropboxリンクのリッチプレビューを取得できます。

添付ファイルと同様に、このリンクを使ってGmail から直接ファイルをダウンロードしたり、Dropbox に追加したりすることが可能

Dropbox の無料アカウントでは、ファイルサイズの制限はありません。自分のアカウントのストレージ容量を超えることができないだけです。

ファイル転送に失敗した場合、複数の原因が考えられます。

共有リンクやリクエストが大量のトラフィックを発生させた、あるいは帯域幅とダウンロードの制限を超えてしまった可能性があります。詳細については、Dropbox の帯域幅制限のページをご覧ください。

4. iCloud Mail Drop:Appleメールと併用

メールで大容量ファイルを送信したい場合、iCloudのMail Drop機能が使えます。

20MBを超えるサイズのメールを送信すると、Mail Dropが自動的に作動。Appleのメールサーバーを経由してファイルを送信する代わりに、ファイルをiCloudにアップロードして受信者にリンクかプレビューを送ってくれます。

このリンクは一時的なもので、30日後に期限切れとなります。

受信者もmacOS 10.10以降を使っていれば、添付ファイルはバックグラウンドでひっそり自動ダウンロードされます。

他のメールプロバイダーに送信する場合は、メッセージにファイルの有効期限と「クリックしてダウンロード」というリンクが入ります。

Mail Dropでは、最大5GBの大容量ファイルを送信することが可能。Apple MailやiOSのメールアプリ、MacやPCのiCloud.comから送信できます。

Mail Dropはあらゆる種類のファイルをサポートしており、添付ファイルはiCloudのストレージにはカウントされません。詳しくは、AppleのMail Dropの制限のページをご覧ください。

5. WeTransfer:無制限の大容量ファイルをすばやく送信

WeTransferは、オンラインでのファイル送信にすばらしい選択肢です無料かつアカウントなしで、最大2GBのファイルを送ることができます

サービスの使用頻度にも制限はありません。ファイルを直接メール送信することも、リンクを作成して他の場所で共有することもできます。

サイトにアクセスしてプラスのアイコンをクリックし、ファイルを選択して空欄に入力したら、「Transfer」(転送)をクリックするだけ。

または、3点アイコンをクリックして「Get transfer link」(転送リンクを取得)を選択します。ファイルは1週間後に自動的に消去されます。

気に入れば、月12ドルでWeTransfer Proに登録することができます。登録すると、最大200GBのファイルをアップロードすることができ、パスワード保護が使えて、共有ページをカスタマイズすることもできるなど、多くの機能が使えます。

しかし、気前の良い無料プランで普通のニーズにはおそらく十分以上でしょう。

6. pCloud Transfer:シンプルな暗号化ファイル転送

pCloud TransferはpCloudストレージの一部で、登録なしで大容量ファイルを無料で送信することができます

pCloud Transferのページに行き、「Click here to add files」(クリックしてファイルを追加)のオプションを使ってファイルを追加します。

最大5GBの大容量ファイルをメール送信できますが、1ファイルあたりは200MBを超えないように

それから「Encrypt Your Files」(ファイルを暗号化する)のオプションをクリックしてパスワードを設定します。

pCloudは、あなたに代わって受信者にパスワードを送信することはありません。

なお、一度に10人の受信者とファイルを共有することが可能です。「Send to」(送信先)フィールドに受信者のメールアドレスを入力したら、任意のメッセージを入力し、「Send Files」(ファイルを送信)をクリックします。

数時間後、受信者にメールによるリンクが送信されます。このリンクは7日間有効です。有効期限の1日前にリマインダーが届きます。

7. DropSend:あらゆるデバイスから大容量ファイルを送信

DropSendを使えば、動画のような大容量ファイルをすばやく送信することができます。

ファイルをアップロードし、受信者のメールアドレスを入力して送信します。受信者には、アカウントやソフトウェアは必要なく、ファイルをダウンロードするだけ。

リンクの有効期限は、1日から14日まで指定できます。DropSendは、256ビットのAESセキュリティを使用してファイルの安全性を保ってくれます。

支払いプランに応じて、10GBか25GBのストレージが得られ、総ストレージ容量を超えない限り個々のアップロード制限はありません。

DropSendでは、以前は無料プランが提供されていましたが、現在は有料プランの無料トライアルしか提供されていません。

また、DropSend Directも利用できます。これは、MacおよびPC用の便利なドラッグ&ドロップ式アップローダーで、大容量ファイルのアップロードと送信が可能です。

DropSendは、Outlookプラグインや、AndroidおよびiOS用のモバイルアプリも提供しています。

8. SendThisFile:エンドツーエンドの暗号化転送

SendThisFileは、一風変わったファイル共有サービス。個々のファイルサイズではなく、転送回数に制限を設けています

無料のアカウントを作成し、「Send Files」(ファイルを送信)ボタンをクリックしてファイルのアップロードを開始。受信者のメールアドレスを入力し、「Send」(送信)をクリックします。無料プランでは、最大2GBのファイルを無制限に送信できます。

プレミアムプランでは、一番小さいもので25GBの暗号化されたファイル転送が6日間有効になります。

この有料プランには、Outlookプラグイン、パスワード保護付きのダウンロード機能を使用するオプション、アクセスコントロール機能付きのウェブサイトへの埋め込みファイルなどが含まれています。

すべてのプランで、エンドツーエンド転送用にAES-256の暗号化と128ビットのTLS暗号化が含まれています。

注意は怠らずに。知らない添付ファイルは開けない!

大容量のファイルをメールで送信したい時は常に、特化した安全なクラウドストレージや転送ツールに頼るのが賢明です。

この記事でご紹介したサービスは、大容量ファイルを問題なく送信する最善の方法に挙げられるもの。しかも、基本的な使い方であれば無料です。

また、ここでは添付ファイルの送信についてご説明しましたが、添付ファイルを受信する際には注意しましょう

信頼していない送信元からの添付ファイルを開かないことはご存知でしょう。上記のいずれかのサービスからファイルやリンクを受け取ったとしても同じことです。

Image: MakeUseOf / Source: Google Drive, OneDrive, Outlook.com, Dropbox(1, 2) Google Workspace Marketplace, Apple(1, 2), WeTransfer, pCloud(1, 2), DropSend, SendThisFile

Original Article: How to Send Large Files as Email Attachments: 8 Solutions by MakeUseOf