Apple Watchに搭載されている「アクセシビリティ機能」。
障がいのある人には必須の機能ですが、その多くは使い方がわかれば誰にとっても便利なものばかりです。
Apple Watchのアクセシビリティ機能の中から、どんな人も試してみる価値があるものをいくつかご紹介します。
1.ハンドジェスチャーでApple Watchを操作できる

Apple Watchにはジェスチャーに基づくナビゲーション機能があり、電話に出たり、メニューを移動したり、画面上のオプションを選択したりする際に利用できます。
ハンドジェスチャーを有効にするには、iPhoneでWatchアプリを開き、「マイウォッチ」タブを開いて、「アクセシビリティ」→「VoiceOver」→「ハンドジェスチャー」の順に選択します。
このページでハンドジェスチャーを有効にすると、「ジェスチャーをカスタマイズ」のオプションを表示することができます。
Apple Watchが認識するハンドジェスチャーは、
- 「クレンチ(手を握りしめる)」
- 「ダブルクレンチ(手をすばやく 2 回握りしめる)」
- 「ピンチ(人差し指を親指にタップする)」
- 「ダブルピンチ(人差し指を親指に 2 回すばやくタップする)」
です。
2.電話に自動的に応答する

仕事の電話など、自分が出るはずの電話が頻繁にかかってくるときは、Apple Watchで自動的に電話に応答するように設定できます。
やり方は、iPhoneでWatchアプリを開き、「マイウォッチ」タブで「アクセシビリティ」→「電話に自動応答」の順に進み、「電話に自動応答」を有効。
また、自動応答機能が起動するまでの待ち時間も変更する必要があるかもしれません。デフォルトは3秒ですが、もっと長くできます。
3.Apple Watchでチャイムを鳴らす

アナログ時計が1時間ごとに「ピッ」と鳴るのを覚えていますか。Watchにもそんな機能があります。時間を忘れてしまうことが多い人は、この機能を使って1時間毎、30分毎、15分毎に、アラームを鳴らすことができます。
iPhoneのWatchアプリで、「マイウォッチ」タブ→「アクセシビリティ」→「チャイム」と進み、チャイムを有効にします。アラーム音やスケジュールをカスタマイズすることもできます。
4.Apple Watchの文字を見やすくする

Apple Watchのディスプレイが小さすぎると感じるときは、iPhoneのWatchアプリで「マイウォッチ」タブ→「アクセシビリティ」と進み、「視覚」セクションのオプションをチェックすれば、少し読みやすくすることができます。
「文字を太くする」「オン/オフラベル」「透明度を下げる」「ズーム」を有効にすることを検討してみましょう。
Watchアプリの「文字盤ギャラリー」タブを開いて一番下までスクロールすると、時刻を読みやすくする「特大」の文字盤がいくつか表示されます。また、「数字・デュオ」や「数字・モノ」の使用を検討するのもアリです。
5.グレースケールを使ってスクリーンタイムを短縮する

画面を見つめるスクリーンタイムを減らすことに苦労しているなら、Apple Watchをグレースケールに変更することを検討してみましょう。
ディスプレイをモノクロに変更でき、この設定はwatchOS上でもグローバルに適用されます。すべてのアプリもモノクロになるので、画面を魅力的でなくすることで、スクリーンタイムを減らすことができます。
6.Bluetoothヘッドフォンの音量を自動調整する

大音量で音楽を聴き続けていると、Apple WatchがBluetoothヘッドフォンの音量を自動的に下げられます。
やり方は、iPhone上のWatchアプリで「マイウォッチ」タブを開き、「サウンドと触覚」→「ヘッドフォンの安全性」と進みます。
ヘッドフォンのオーディオレベルが高すぎるときにアラートを表示する「ヘッドフォン通知」と、Watchに自動的に音量を下げさせる「音量を下げてください」を有効にしましょう。
7.触覚による通知の強度を変更する

重要な通知を見逃していませんか?
iPhoneでWatchアプリにアクセスし、「マイウォッチ」タブに行き「サウンドと触覚」に進み、「触覚による通知」を有効にすると、Apple Watchの触覚によるアラートの強度を変えることができます。
「触覚による通知」の下にある「はっきり」をタップしましょう。