在宅勤務にもすっかり慣れた今日このごろ。
通勤の苦労もなければ、気の合わない同僚との付き合いに苦心することもありません。言うまでもなく、服装に気を遣う必要もありません。
そうは言っても、自宅で私生活と仕事の境界線を保つのはちょっと大変です。ワークライフバランスを保ちたい人のために、自宅のスペースを管理するコツをいくつかご紹介します。
1.具体的なスケジュールを立てる(そしてそれを守る)

在宅勤務の良い点の1つは、時間と自由が増えたことです。
確かに、もう車を運転して通勤する必要はありませんし、仕事をはじめる前にシャワーを浴びる必要もありません(でも、やはり浴びたほうがいいですね)。
在宅勤務の場合は特に、衛生面だけでなく、スケジュールを管理することも重要です。そうすることで、脳は、「今は仕事をする時間」、「今は夜明けまでNetflixを見続けてもいい時」と区別できるようになります。
また、スケジュールはできるだけ具体的に決めて、それを守りましょう。
背後でテレビをつけながら仕事をして罪悪感を感じた経験は誰にでもあるでしょうが、そんなやり方では生産性が低下してしまいます。それに、仕事と私生活の境界線が曖昧になってしまいますよね。
幸い、私たちにはテクノロジーという強い味方がいます。
スマホの目覚まし時計のような基本的なものを使って、起床時間や仕事を始める時間、息抜きをする時間をわかるようにすることができます。あと、シャワーを浴びることも忘れてはいけません。
もう一歩進んで、Trelloのようなアプリを使って、1日単位や週単位でより正確なスケジュールを立てることもできます。さらに、それを同僚と共有すれば、全員でスケジュールを共有できます。
2. 「オフィス」と「自宅」を分ける

在宅勤務するということは、好きな場所で仕事ができるということです。理論的には素晴らしいことですが、ほとんどの人がパーソナルスペースを管理できない理由の1つになっています。
スケジュールを立てて仕事をする時と遊ぶを決めなければならないように、仕事をする場所とくつろぐ場所を決めるには、自宅もふさわしい準備をする必要があります。
でもご心配なく。仕事専用の部屋をつくれる人ばかりでないことはわかっていますよ。多くの人は1つの部屋をいろいろなことに使っています。
しかし、スペースがそれほどなくても、仕事専用の場所を決めておきましょう。そうすれば、脳に「その場所にいるということは、仕事をしなければならないということだ」と認識させられます。
同様に、その仕事専用の場所から出れば、その日はもう電話に出たり、仕事のメールを読んだりする必要がないことがわかります。
3.気が散る原因になるものを遠ざける

在宅勤務の最大のデメリットは、気が散りやすいことです。
自宅には、子ども、ルームメイト、パートナーなど、自分以外の人間がいつもいるかもしれません。また、仕事専用スペースがあっても、1日に何度も気が散ってしまうことがあります。
気が散りやすいと、生産性に悪影響を及ぼすので、できるだけ気が散らないようにする方法を見つける必要があります。
できることはたくさんありますが、仕事をする際ははあまり数多くのデバイスを使わないようにすることをおすすめします。できたら、スマホやスマートウォッチ、その他のデバイスは仕事をする部屋に持ち込まないようにしましょう。
どうしてもスマホから離れられない場合は、「お休みモード」を使ってみましょう。iPhoneユーザーなら、「集中」機能をオンにすると、ソーシャルメディアや重要でないメッセージに悩まされることはなくなりますが、電話やそのほかの重要な通知は受け取れます。
何よりも素晴らしいのは、iPhoneで「集中モード」をオンにすると、同じApple IDを持つほかのすべてのAppleデバイスでも自動的に「集中モード」がオンになることです。
さらに、友人や恋人には、たとえ家にいても、仕事をしている時は話せないし助けてあげられないと伝えるようにしましょう。
もちろん、これは「言うは易く行なうは難し」ですし、子どもがいるとなおさらです。それでも、仕事が終わるまでは、気が散ることは最小限に抑えるようにしましょう。
4. 定期的に休憩する

いったんゾーンに入ると、夜遅くまで仕事を続けたくなるかもしれません。
そうすれば、大きなプロジェクトを完成させることができるので、一見良いことのような気がしますが、やはり時々休憩することも必要です。
自宅で仕事をしていると、同僚と世間話もしませんし、あまり体を動かすこともありません。そのため、休憩時間には誰かと話をしたり、散歩をしたりすることをおすすめします。
そうすることで、よりリラックスして活動的になりますし、仕事から気をそらして大切な人たちと話すこともできます。
ワーカホリックの傾向がある人は、休憩時間をリマインドしてくれるアプリを使うのもいいでしょう。AndroidならWorkBreakのようなアプリが使えます。iOSならStand Upを試してみましょう。
また、タイマーを使って自分で休憩時間を管理してみるのも一案です。
5.自分の活動をトラッキングする

在宅勤務をしていて、仕事と私生活を区別するのに苦労しているなら、その日自分がすることをトラッキングすることからはじめてみましょう。
毎日何をしているか意識するようになると、リモートワーク中に私生活を管理できない理由がわかるはずです。
自分の活動をトラッキングする時は、普通のノートを使えばシンプルです。しかし、テクノロジーを使いたいなら、アプリを使うこともできます。
まずはToggl Trackを使ってみることをおすすめします。このアプリはとても使いやすく、日々のあらゆる活動をトラッキングするのに役立ちます。
上手な在宅勤務の仕方を習得する
在宅勤務は楽に見えるかもしれませんが、意外と難しいものです。テクノロジーを上手に利用して、私生活のスペースと仕事のスペースを分けるようにしてください。
そうすることで、心に余裕が生まれ、さらには生産性も向上するでしょう。もちろん、生産性を高めるためのミニ習慣を作ってみるのもいいですね。
Source: App Store(1, 2, 3), Google Play(1, 2, 3)
Original Article: 5 Tech Tips to Manage Your Personal Space With Remote Work by MakeUseOf