エモーショナル・インテリジェンス(EI:感情的知性)の認識度が高まり、リーダーシップにおけるEIの重要性が大いに注目されています。

EIが組織のあらゆるレベルで重要であることはすでに認識されていますが、リーダーシップにおいては重要度が増します。

EIの高いリーダーと低いリーダーの違い

多くの研究が、悪いリーダーは、従業員の士気や定着率、生産性に直接悪影響を及ぼすことを実証しているからです。

逆に、EIが高いリーダーは、自己認識力が強く、自分が仕える人のニーズをよく理解しているため、優れたモチベーター、コーチ、メンターになります。

その結果、従業員はやる気と幸福感に満ち、それにより職場をますますコントロールできるようになり、職場の満足度も高まります。

上層部のEIが高い職場は、従業員の定着率が高く、働きやすい職場として知られています。

EIが高いリーダーは常に学習者であり、継続的な改善に向けていつも自問しています。

EIが高いリーダーが日々自問している5つの質問をご紹介しましょう。

1. 私は自分のチームに十分な権限を与えたか?

リーダーは、チームに十分な自由を与えることと、必要に応じて主導権を握ることを理解しています。

チームのクリエイティビティを最大化し、計算されたリスクを取り、失敗から学んで成長することの重要性を認識しているため、チームに最大限の自由を与えているのです。

このようなリーダーは、部下に自由を与えることと物事が間違った方向に進んでいるのを見たときに踏み込むことのはざまで、自分の立ち位置を常に自問しています。

2. 私はチームの話に十分耳を傾けて理解しているか?

EIが高いリーダーは、優れたコミュニケーション能力を持っています。自分のメッセージやアイデアを伝えることができるだけでなく、良い聞き手になることの重要性も認識しているからです。

明確なメッセージを伝えるだけでなく、部下に何が起こっているか認識することにも優れています。

これにより、チームを理解し、チームの懸念や課題を早期に把握することができます。そして、問題が大げさになったり危機的状況になる前に、気づいて対処できるのです。

3. 私は期待以上のことをした人を認めて感謝を示したか?

EIが高いリーダーは、チームメンバーの良いところを評価する機会を見つけるのが上手です。

感謝の気持ちを表現しないのは、リーダーとして怠慢であり、期待以上のことをしている部下のやる気を失わせることになるとわかっています。

このような認識から、優秀なスタッフを見分けるために、時間と努力を惜しまずにスタッフの役割を知ろうとします。

4. 私は部下の目標達成を支援しているか?

EIが高いリーダーは、身近で働く人たちの役割を知っているだけでなく、個々のキャリアに関する願望や目標も把握しています。

そして、現在の役割に満足しているのか、総合的な目標に向かって学び成長しているのか知りたいと思っています。

このようなリーダーは、部下の総合的なキャリアや人生の目標を支援したいと思っていることを部下に伝えるのも上手いです。

5. 組織に対する自分のビジョンは明確で一貫しているか?

リーダーの主要な役割の一つは、明確で一貫した組織のビジョンをスタッフと共有することです。

目指すべき結果は、全員が目標やミッションを認識しているだけでなく、個々の役割がその結果にどのように貢献しているかわかっていることです。

EIが高いリーダーは、オープンで透明性があり、タイムリーに組織内の変化を共有し、チームがどの程度ビジョンに到達しているか最新の状況を継続的にシェアします。

社員は、自分が組織の情報を常に把握していると思えると、信頼と忠誠心が高まるでしょう。


Originally published by Fast Company [原文

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