オンラインストレージサービスの定番「Dropbox」。
日頃使うデータはすべてここに保存しているという人も多いのではないでしょうか。
今回は、Dropboxの不満や不便さを解消し、より快適化する設定をご紹介します。
目次
「カメラアップロード」は設定をカスタマイズ
スマートフォンで撮影した写真を、Dropboxに自動で保存できたら便利ですよね。
端末の写真をDropbox内の専用フォルダに自動でアップロードできる「カメラアップロード」では、それが可能です。
対象のファイルを「写真のみ」「写真と動画」から選択できます。
サイズの大きい動画ファイルでストレージが圧迫されるのを避けたい場合は、ここでの設定は「写真のみ」にしておき、動画は本当に必要なものだけを選択して後から個別に手動でアップロードする方法がおすすめ。

また、スマホアプリで設定する場合は、アップロードにモバイルデータ通信を使用するかどうかも選択可能です。
スマホのデータ通信量に上限がある場合はもちろんオフにしておいたほうがいいのですが、もし容量無制限プランを契約しているなら、オンにしておくと便利。

外出先などWi-Fi環境のない場所でも、写真が撮ったそばからクラウドにアップロードされていくので、「スマホで撮った写真を帰宅後すぐにPCから使いたい」といった場合に重宝します。
外出先で見る書類は「オフラインアクセス」
モバイル版のDropboxアプリの場合、デフォルトではネット接続がないとファイルを見ることができません。
外出先でのデータ通信量を少しでも減らしたい場合や、Wi-Fi環境のない場所でタブレットからファイルを見たい場合などは、あらかじめそのファイルの「オフラインアクセス許可」を選択しておきます。

オフラインアクセスが可能になったファイルには緑色の矢印アイコンがつき、ネット接続されていない状態でもファイルを開けるようになります。
非常に便利な機能なので、設定しておくようにしましょう。

スマートシンクを使いこなして容量を節約
Dropboxの有料プランで利用できる「スマートシンク」は、PCのローカルフォルダに同期するファイルを自動で判別する機能。
設定の「同期」タブで、「ハードドライブの容量を自動で節約」をオンにすると利用できます。

スマートシンクでは、使用頻度の低いファイルは自動的に「クラウドのみ」に切り替わり、PCからは削除されます。これによって、PCのハードドライブ使用量を節約することが可能になります。
ファイル名はこれまでどおり表示され、ファイルを開けば再び「ローカル」に戻るので、使い勝手そのものには大きな影響がないことも利点です。

セキュリティ設定を見直して安全性を高める
現在のセキュリティ設定を確認したい場合は、ブラウザでDropbox.comにアクセスして、アカウントの「設定」から「セキュリティ」を開きます。

「チェックを開始」から表示される質問に答えていくことで、現在のメールアドレスやログインに使う端末やブラウザ、2段階認証の設定などを再確認できます。

WordやExcelの「バッジ」を消す方法
Dropbox内に保存したWordやExcel、PowerPointなどのOfficeファイルを開くと、画面の端に「Dropboxバッジ」が表示されます。
ポップアップされるウィンドウの「非表示」をクリックしても、次にファイルを開くとまた表示されてしまうため、わずらわしく感じたことのある方も多いのではないでしょうか。

このバッジを今後一切表示されないようにするのは、設定の「全般」タブにある「Dropboxバッジ」の項目で「常に表示しない」を選択します。これで煩わしいバッジとは、さよならです。

毎日使うものだからこそ、ちょっとした設定の違いで使い勝手も大きく変わってきます。
今一度、Dropboxの設定を見直し、さらなる快適化をめざしてみてはいかがでしょうか?