ニューヨークタイムズで報じられた研究によると、10秒間片足で立ってられない高齢者は、今後10年間に死亡する可能性が高いそうです。では、このテストに合格できなければ、あなたは絶望的なのでしょうか? おそらく、そうではないでしょう。

では、自分がバランス感覚に優れているかどうかを知るにはどうしたらよいのでしょうか。今回は、いくつかのテストと、バランス感覚を改善する方法について見てみましょう。

以下のバランステストを試してみましょう

単に片足立ちをする代わりに、CDCによる4段階のバランステストを試してみてください。このテストは、簡単なレベルから難しいレベルへと進んでいきます。

  • 両足を揃えて立ちます。この姿勢を10秒間保つことができたら、次のステップに進みます。
  • 片方の足をずらし、親指をもう片方の足の親指の付け根あたりに触れさせる姿勢で静止します。この姿勢を10秒間保つことができたら、次に進みます。
  • 綱渡りをするように、片足をもう片方の足の前に置く「タンデム・スタンス」で立ちます。この姿勢を10秒間保つことができたら、次に進みます。
  • 片足立ちをします。この姿勢を10秒間保つことができたら、テストに合格です。

もっとチャレンジしてみたいですか? では以下のことを、片足または両足で試してみてください。

  • 姿勢をより長い時間保持する
  • クッションのような柔らかい表面の上に立つ
  • 腕を胸の前で組む
  • 目を閉じる

バランステストではバランス感覚の全体像がつかめない理由

上記のテストに合格できなくても驚かないでください。体の状態が良くても、うまくできない人は大勢います。

人が家の中で転倒するのは、片足で10秒間じっと立っていられないからではありません。

米国運動協議会(ACE)の記事で指摘されているように、実生活では、移動中に動的にバランスをとる必要があります。疲れたり、気が散ったりしている時に、自分自身を支える力が必要なのです。

そして、バランス感覚を保つために重要なことは、周囲の情報を取り込み、それに間に合うように反応する能力です。目を閉じて片足で立つのは、パーティーでの芸当のようなものにすぎません。

バランス感覚を磨くには

このようにバランス感覚を大きく捉えれば、バランス感覚を向上させるために、単に片足立ちの時間を長くすれば良いと考える必要はなくなります。その代わりに、次のようなバランス感覚の要素を考えてみましょう。

  • 芝生やトレイルのような不安定な場所での歩行
  • 太極拳やダンスで行うような、ある体勢から別の体勢への移動
  • アイススケートやヨガの難しいポーズをとるような、バランスの変化に対する反応
  • 筋肉が、より簡単に体をコントロールできるようにするための筋トレ
  • 運動による疲労を軽減するための有酸素運動

バランスに特化したトレーニングは、高齢者の転倒防止に役立ちますが、単純に活動的になることも重要です(多くの人にとっては、それで十分かもしれません)。

バランスに関する特定の健康上の懸念がある場合は、医療機関または理学療法士に相談してください。自分の体を十分にコントロールしたいだけなら、ウォーキングやランニング、ダンス、スケート、ヨガ、太極拳、筋トレなど、多種多様な体の使い方をトレーニングできる、さまざまな運動を検討してみてください。

Source: CDC, The New York Times