こんにちは。今現在スウェーデン、ストックホルムに滞在している両角達平です。
今回は、「移住者に聞く旅行ガイド」のスウェーデン編として、ストックホルムに来たら訪れてほしいお気に入りのスポット5つをご紹介します。
これが本物の北欧のミートボール :「Meat Balls for the People」

スウェーデンの代表的な家庭料理といえばそう、あのミートボールです。
IKEAで食したことがあるの中には、そのシンプルな味付けとリンゴンベリーが添えられたあの味に驚いた人がいるかもしれませんが、本場のミートボールはやっぱり違んです。
そう思わせてくれたのは、このストックホルムのヒップスター街にある隠れた名店「Meat Balls for the People」です。このレストランには、その名の通り「ミートボール」専門のレストランなのです。おすすめはランチでディナーよりも安く食べれます。といっても、ランチメニューでもミートボールは、最低でも 1500円以上と北欧の物価を反映したお値段ですが。
しかし、今まで食べていたスウェーデンのミートボールは何だったのかと思わせるくらいの盛り付けは、その味に劣らず、これまでのIKEAでしか知らなかったスウェーデンのミートボールの概念を覆してくれます。
さらにミートボールはビーフが70%、豚肉が30%の合挽き肉と高品質で、産地もホームページに記載されているという良心的でエコな配慮がまたスウェーデンらしいです。ぜひおためしあれ。
人気店なので、要予約ですがもし席が取れなかったら同地区にあるKvarenなら席数も多く、団体客でも対応できミートボールも食べることができます。
ベジタリアンっていいじゃん:「Hermans」

スウェーデンはベジタリアンが多いので、ハンバーガーもミートボールもラーメンですらもベジタリアンが食すことができるくらいにベジタリアン料理が豊富です。
そんな多様なベジタリアン食文化を試したいのなら、愛称「ヘルマンス」として知られているHermans Vegetarian Resturant and Garden Cafe は外せないでしょう。
ライフハッカー[日本版]の米田編集長も絶賛するこのレストランは、肉を一切使っていないとは思えないほどの美味しさのベジタリアン料理だけでなく、魔女の宅急便のモデルになったとされるストックホルムの旧市街「ガムラ・スタン」と海を望むことができます。
若者に人気の街、セーデルマルムの小高い東端から見渡す景色には、旧市街、バルト海、フェリーに、ストックホルムのチボリ公園(Gröna Lund)、すべてを見下ろすことができるゴージャス眺めです。
ランチ・ディナー共にビュッフェ形式なのでどれだけ食べても定額。Hermans 特製のオーガニックエールビールも飲めます。夏は、室内屋外合わせて300席もあるレストランなのでグループで食事するにも適しています。学割がきくので、留学生や旅行中の学生は学生証を忘れないようにしましょう。
営業時間:11:00~21:00
料金:ランチビュッフェ 135 SEK ・ディナービュッフェ 195 SEK
住所:Fjällgatan 23B, 116 28 Stockholm, スウェーデン
裸で汗をかいて湖で泳いだことありますか?:Hellasgården

Slussen駅からバス401号または491号で約10分南東に下った先にあるKälltorp湖の湖畔沿いには、Hellasgården(へラスゴーデン)という野外アクティビティ施設があります。
ここは夏は、ビーチバレーボール、ミニゴルフ、釣り、テニス、水泳、カヌー、冬にはスケートやそりまでなんでもできます。旅行できたなら夏でも冬でもぜひ試してもらいたいのが、サウナです。
サウナには、男性用と女性用のサウナが1つずつあります。カフェテリアにある受付にて利用料65スウェーデンクローナ(SEK)を支払ったら、更衣室で全裸になってサウナに入ります。
毎週月曜日と水曜日には、スタッフがサウナ内をタオルで煽いで熱風を送るという、ドイツ語でいうアウフグース(Augus)をしてくれるのです。
しかも毎30分ごとに5〜8分間、さまざまなアロマをたいて煽ぎ続けてくれるのです。アウフグースでしっかり汗を流したら、そのまま湖面に浮かぶドックからKälltorp湖に飛び込めば、自然の水風呂に全身が癒されます。
ちなみにサウナ内は水着の着用が禁止されています。(湖の遊泳は水着着用OKです)またアウフグース時には男女混合になることも忘れないようにしておいてください。
タオルは持参しなくても40SEKで借りることができます。
海上フェリーは無料で乗ろう:Djurgårdsfärjan

「北欧のベネチア」と呼ばれるほど水に囲まれたストックホルムに来たら乗りたいのが、海上遊覧船です。しかし、観光船は人気で決して安価ではありません。
そこでおすすめなのが、Djurgårdsfärjan (ユールゴーズファリヤン)という小型のフェリー(Line 82)に乗ることです。この船は、旧市街ガムラスタン、グローナルンド遊園利、美術館が多いフェップスホルメン島間を行き来しています。しかもSLカード(ストックホルムのSUICA)やストックホルムカード(観光カード)を持っていれば通常の電車のように利用できてしまうので、保持者は無料で乗ることができるのです。
海上から眺めるストックホルムは格別なのでぜひトライしてみてください。停泊所の場所がわかりにくいので、Google Mapに停泊所の位置とルートをまとめたので、ぜひ印刷して役立ててください。
とどめはストックホルムを一望できる丘へ:Skinnarviksberget

最後のおすすめスポットは、Skinnarviksberget(フィンナルビークスベリイェット)というストックホルムが一望できる丘です。
夏になると多くの人がこの丘でブランケットと軽食を持参してバーベキューやピクニックをしているのですが、一度行けばその理由がわかります。北欧の夏は日が長いので、夜は23時になってようやく日が沈むくらいなのでこの丘でずっと夕日を望めます。
丘の向かい側には旧市街ガムラスタン、ノーベル賞の晩餐会が開催されるストックホルム市庁舎があり絶景を堪能することができます。もちろん入場料なんてかかりません。
場所は、地下鉄でZinkensdamn駅で降り、地上に出たら北側にある坂に沿って丘を目指して登りましょう。
住所: Skinnarviksberget, 118 23 Södermalm