早いもので、今年もあと少し。年末の大掃除の季節ですが、特に部屋やクローゼットを圧迫し、かさばりがちな服をどうにかしたい!という人も多いのでは?
新年をスッキリした気持ちで迎えるためにも、ここはひとつ、年末の大掃除で思い切って着なくなった服を手放したいところです。
近年は社会的にも、環境に負荷をかけない持続可能な目標である“SDGs”が叫ばれ、多くの業界で “サステナブル”がトレンド。ファッション業界でもその流れは顕著です。
流行りのフリマアプリで着なくなった服を売れば廃棄にならず、環境負荷は減りますが、顔が見えない相手と売れるまでのやりとりが面倒。
そこでおすすめしたいのは、着なくなった服を確かな目利きのバイヤーがいる専門店に「リユース」に出すという選択肢。
今年はサステナブルを意識して、身も心もスッキリ気持ちよく着なくなった服を手放してみては?
着なくなった服をリユースするには?

ということで今回、リユース先としておすすめしたいのが、原宿や渋谷をはじめ、全国約700店舗を構えるリユース専門店、セカンドストリート。
最近は「セカストする?」というセリフが印象的なTVCMを見かけることが増えて、ご存知の人も多いはず。
セカンドストリートは、洋服(古着)やバッグなどのファッションアイテムの買取と販売を中心に、ハイブランド品から家具家電まで幅広く扱う総合リユースショップです。
セカンドストリートには、3つの店舗タイプがあるので順に説明していきます。まずは、ハイブランド品から家具家電まで幅広く扱う「トータルリユースショップ」。
それから洋服、バッグ、靴などを専門に扱う「アパレルリユースショップ」。 さらに、よりファッション感度の高いユーザー向けに、人気の高いブランドに特化し、 渋谷や原宿といった都市部に立地した「ユーズドセレクトショップ」。
トータルリユースとアパレルリユースは、主に駐車場を備えた郊外のロードサイドに立地しています。
セカンドストリートで着なくなった服を買い取ってもらうには、「店頭買取」「Web(宅配)買取」の2つの方法があります。

「店頭買取」は、直接近くの店舗に持ち込んで買い取ってもらう方法。年末ぎりぎりまで忙しくて近くにセカンドストリートの店舗があるなら、この方法が一番てっとり早いかもしれません。

さらに、「Web(宅配)買取」はPCやスマホを使って申し込む方法で、自宅の近くにセカストがない場合にはおすすめです。こちらは申し込むと、指定日時に配送業者が着なくなった服を無料で集荷に来てくれます。その後、見積もり結果の通知が来て、それを承諾すれば速やかに入金される仕組みです。
ちなみに買取をキャンセルしたときの返却が無料である点も見逃せません。それぞれの都合に合った便利な方法をチョイスしましょう。
信頼と実績のセカンドストリートの査定力

買取といえば、常に変化するトレンドをいち早く把握し、中古市場の動向を的確に理解する能力が不可欠。その点、セカンドストリートでは、バイヤーの買取業務を特に重視しているところもポイントです。
セカンドストリートには、バイヤーの育成と買取能力のレベルアップを目的に、全国の直営店の従業員約1万人を対象とした独自の社内検定「バイヤー認定制度」があります。
また年に1回、年間の買取実績や知識テストなどの成績上位者が知識面・接客面を競い実力ナンバーワンを決める「キング・オブ・バイヤー」を開催。
こうした取り組みからも、セカンドストリートのバイヤーには、取り扱いアイテムやブランドに関して豊富な知見があり、店舗内のアイテムを知り尽くした人材が揃っていることが伺えます。
できるだけ高値で買ってもらうポイントは?

ということで、せっかく売りに出すなら、できるだけ高値で買ってもらいたい!とは誰しも思うことですよね。
そこでライフハッカー編集部は、その秘訣を聞くべく、セカンドストリートに直接取材を敢行。

取材に応じてくれたのは、セカンドストリート全店の中で売上ナンバーワンを誇るスーパーセカンドストリート大宮日進店のバイヤー、細井勇士さんです。

現在、セカンドストリートで高値で買ってもらえるメンズブランドのトップ5は以下の通りです。※店舗や季節によって変動あり。
- 「THE NORTH FACE」
- 「patagonia」
- 「Levi’s」
- 「Columbia」
- 「NIKE」
「 特に近年は『THE NORTH FACE』や『patagonia』などアウトドア系ブランドが高い人気で、定番アイテムは時季にかぎらず、通年通して需要が高いですね。お客様からの需要が高ければ高いほど、その分高値で買い取りさせていただくのが基本です」(細井さん)
やはり今の時季だと、アウターなどの冬モノのアイテムの方が高く売れるのでしょうか?
「たとえば、冬モノなら秋、春モノなら冬、というふうに、季節の最中よりは季節に入る少し前に売りに出していただいた方が、多少高値がつきやすいこともありますよ」(細井さん)
買取査定時の配慮について伺ったところ、バイヤーの査定能力を重視しながら多くの店舗を展開するセカンドストリートならではの気遣いが見えてきました。
「お見積りをするにあたり、市場でのブランドの需要やアイテムの状態などについて、まずはていねいなご説明を心がけています。稀にプレミアム価格の高値がつくアイテムの場合、市場でも人気が非常に高く、入手しづらい状況などについてもきちんと説明した上で、 お見積りをしています。弊社には渋谷や原宿などの都市部によりファッション感度の高いお客様向けのユーズドセレクトショップがありますが、 査定基準は全店共通で 、ファッションに特化した店舗だから高く買い取るといったブレは生じにくくなっています」(細井さん)
最後に、着なくなった服を買い取ってもらいたい!というライフハッカー読者に向けてメッセージをいただきました。
「年末の大掃除の後、着なくなった服がたくさん出てしまうこともあると思いますが、まずはブランドに関係なくご相談ください。バイヤーと直接会話しながらでもOKですし、ご来店できないお客様は、 Web(宅配)買取 も承っています。金額に納得いただけなかったら1点からキャンセルもできますので、ぜひ気軽に持ち込んでいただけたらと思います」(細井さん)
郊外の店舗の場合、服以外でも生活家電や雑貨、スポーツ用品なども買い取りしてもらえるので、こちらもぜひチェックを。
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スッキリした心境で新年を迎えるための年末の大掃除。
“サステナブル”を意識し、信頼のおけるリユースショップに着なくなった服を売ることで、環境負荷が軽減されて、自分が大切にしてきたアイテムが再び誰かの役に立つことになります。
室内やクローゼットが片づくとともに、気分もスッキリし、しかもお小遣いにもなるなんて、一石五鳥。
セカンドストリートには、これが古着?と思えるほど状態のいいアイテムが豊富に揃っているので、新年に向けて新しいモノをひとつ取り入れるのもありです。これはもう“セカスト”するしかないですよね。
Photo: 高橋敬大
Source: セカンドストリート