あまり知られてはいませんが、iOS 15のリリースと共に、便利なツールがiPhoneに加わりました。

生産性を向上させ、これまで単純作業を繰り返すしかなかった操作(複数のアイテムのコピー&ペーストなど)をスピードアップしてくれるツールです。

それは、ドラッグ&ドロップ機能

この機能を使うには、最初のアイテムをタップしてそのまま押さえておき、別の指でスクロール操作をして、次のアイテムを選択。

移動させたいアイテムがテキストである場合は、最初のメッセージをタップして押さえたままにして、次に選びたいテキストを表示させましょう。

具体的には、最初のメッセージを長押しした状態でスクロールして、追加のテキストを選ぶことになります。

さらにドロップ先のアプリを開けば、選択した複数のテキストを直接送ることができるように。

では、iPhoneに新たに追加されたこのドラッグ&ドロップ機能をフル活用できる、10の便利な使い方を紹介しましょう。

1. 「メッセージ」などのチャットアプリで、複数テキストをドラッグする

チャットアプリで、複数テキストをドラッグ
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「メッセージ」で送られてきた複数のテキストを手早く保存したいなら、「メモ」などのほかのアプリにドラッグすると良いでしょう。

確かに、スクリーンショットを撮る方法もありますが、テキストをドラッグ&ドロップする方法なら、余分な操作なしで、編集可能なテキストを保存できます

私の場合、友達が考案したとっておきのレシピをテキストメッセージで送ってくれることがあるのですが、後で見つけるのがとても大変でした。

でも、ドラッグ&ドロップ機能が追加されたことで、簡単にこうしたメッセージを保存し、あとで活用できるようになりました

メッセージ以外にも、この機能が使えるチャットアプリはあります。とはいえ、使えるかどうかは、アプリ開発者の対応状況によるでしょう。

「WhatsApp」をはじめ、この新機能をまだサポートしていないアプリもあるのが現状です。

2. Google画像検索で見つけた複数画像をドラッグする

画像検索で見つけた複数画像をドラッグ
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Google画像検索で、かわいいワンちゃんの写真を探しているとしましょう。こうした場合も、iOS 15のドラッグ&ドロップ機能を使えば、複数の検索結果を誰にでも直接送ることが可能。

この機能は、DuckDuckGoをはじめ、Google以外の検索エンジンでもサポートされています。

米Lifehacker編集部では、Safariと「Google Chrome」で試し、どちらのアプリでもまったく問題なくこの機能が使えるのを確認済みです。

この機能を使えば、複数画像を簡単に選択して、ワープロやメモ、チャットなどの機能を持つほかのアプリにドロップできます。

3. 複数のメモを選択して、ほかのアプリにドロップする

複数のメモを選択して、ほかのアプリにドロップ
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ドラッグ&ドロップ機能を使えば、これまでよりずっと手早く、メモアプリのファイルから情報を共有も可能です。

iPhoneのメモアプリで任意のフォルダを開き、必要なテキストを選び、別のアプリにドロップすると、すばやくテキストをペーストできます。あるいは、メッセージアプリにドロップすれば、メモをすばやくほかの人とシェアしたりすることも。

この方法は、「Things」などのToDoアプリでも使えます。これなら、複数のアイテムを1回の操作で、時間をかけずに共有できます。

4. Safariで開いている複数タブのリンクをコピーする

複数タブのリンクをコピー
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ドラッグ&ドロップの(あまり知られていない)機能として、複数のURLを一度にコピーできるというものがあります。

複数のタブを開いている場合(1つのタブしか開いていないというケースは、まずないと思いますが)、すべてのタブへのリンクを1回の操作でコピー。この機能は、Chromeでは使えませんが、Safariなら対応しています。

この機能を使いたい時は、Safariで複数のタブを開き、画面の右下隅に表示されている「タブ」ボタン(2つの正方形を重ねたアイコンです)をタップ。

すると、今開いているすべてのタブがサムネイル表示されるはずです。

サムネイルのどれかをタップして動かし、ほかのサムネイルが見えるようにします。

さらに別の指を使って画面をスクロールし、必要なタブをすべて選択してください。選択されたタブはすべて、最初にタップしたタブと一緒に表示されます。

次に、「メモ」などのアプリに切り替え、選択したタブのサムネイルを新たなメモにドロップ。

これで、すべてのタブのURLが、すべてペーストされているはずです。

5. Safariのタブの表示順を変える

Safariのタブの表示順変更
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Safariの複数タブをドラッグ&ドロップすることで、表示される順番も変えられます。

タブを開きっぱなしにして、そのことをすっかり忘れてしまいがちな人は、以前に開いたタブを目につく場所に移動し、最近開いたタブをうしろに回すことも。

画面右下隅にあるタブアイコンをタップしてからタブを選択し、うしろに移動したければ上方向にドラッグ、前に移動したければ下方向にドラッグします。

6. ツイートを、ほかのアプリにドラッグ&ドロップしてすばやく共有

ツイートを、ほかのアプリにドラッグ&ドロップしてすばやく共有
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「Twitter」から個別のツイートをドラッグして、ほかのアプリにドロップすることも可能です。

これは、Twitterのリンクをメッセージなどのチャットアプリにすばやくペーストできる、便利な方法ですね。

iPhoneを使っていて、共有シートの表示がとても遅い、あるいは、使いたいアプリが表示されないなどのバグに遭遇した時には特に便利です。

7. 好みのアプリに写真をドロップする

好みのアプリに写真をドロップ
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iPhoneの「写真」アプリから複数の写真を選び、ドラッグ&ドロップすることで、Googleドキュメントなどのほかのアプリに送ることができます。

複数の画像を書類にまとめて追加したい時や、別のアプリのフォルダに複数の画像を手早くアップロードしたい時に、とても役立ちますので活用してください。

8. 複数のYouTube動画へのリンクをコピーする

複数のYouTube動画へのリンクをコピー
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複数のYouTube動画へのリンクをコピーしたい時は、まずSafariで「youtube.com」を開きます。

複数の動画を選ぶ操作は、Webページの場合と同様です。これらの動画を、任意のテキスト編集アプリにドラッグ。

これなら、1回の操作で、すべての動画のURLを手早くペーストできるはずです。

9. 複数ファイルを手早くインポートする

複数ファイルを手早くインポート
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複数のファイルを選んでほかのアプリで開くのにも、ドラッグ&ドロップが便利です。

例えば、「ファイル」アプリに複数のPDFファイルを保存している場合、これらを選択して、「PDF Expert」などのPDF編集アプリにドラッグできます。

このやり方なら、編集アプリ内でファイルをきちんと管理できます。編集が終われば、ファイルアプリに戻すことが可能。

10. iPhoneホーム画面の表示順を変える

iPhoneホーム画面の表示順変更
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最後にご紹介するのは、ドラッグ&ドロップを使って手軽にiPhoneホーム画面の表示順を変える方法です。

まずは、ホーム画面の何も表示されていない部分をタップし、すべてのアプリやウィジェットが小刻みに震える表示になるまで長押しします。

さらに、ドックのすぐ上の、点が横に並んでいるところをタップすると、複数あるホーム画面の一覧が表示されます。これらをドラッグして、好みの順番に並べ替えることができますよ。