ToDoリストは、「生産性向上のためのもっともシンプルなハック」だと思っていた私。

一方で、時としてその膨大なリストに圧倒され、本当に意図したことに集中できていない自分に気づいたのです。

そんなときに出会ったのが、よりシンプルでありながら、私の仕事と人生を大きく変えた「今日のハイライト」という方法でした。

【この記事のポイント3つ】

  • 「今日のハイライト」は、毎日もっとも重要なタスクを1つ選び、そこに集中することで、忙しいだけの毎日から「充実した一日」へと劇的に変える。
  • 「緊急」「満足」「喜び」の3つの視点からハイライトを選ぶことで、本当に価値ある活動に時間を割き、無駄な忙しさを排除できる。
  • 前夜にハイライトを決め、時間を確保し、柔軟に対応することで、どんなに忙しい日でも「今日やってよかったこと」を確実に生み出せる。

「今日のハイライト」って何? なぜ効果があるの?

私はかつて、長大なToDoリストで1日をスタートするのが常でした。

いくつかのタスクをこなすたびに生産的だと感じましたが、いつも忙しいだけで、ほとんど満たされないことに気づきました

そんなとき、ジェイク・ナップ氏とジョン・ゼラツキー氏の著書『Make Time(邦題:とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣)』で今日のハイライト」というコンセプトに出会ったのです。

この考え方はとってもシンプル。

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毎日もっとも重要なことを1つを決めて、その時間を確保する

『Make Time』とは、何に集中したいかを選び、それを行うためのエネルギーを構築し、デフォルトのサイクルを打破して、より意図的に人生を送るためのフレームワークです。

たとえ自分のスケジュールを完全にコントロールできなくても(むしろコントロールできる人はごく少数派)、自分の注意をコントロールすることはできます

ハイライトを決めるときのポイントは、緊急なこと(Urgent)満足できること(Satisfying)楽しいこと(Joyful)のいずれかになります。

ポイントは、もっとも緊急なタスクに反応するのではなく、意味のあることに取り組むことです。これは、「今日1日のハイライトにしたいことは何か?」という問いへの答えだと考えてください。

プロジェクトの進捗、愛する人への電話、あるいは単にランニングに出かけることでも構いません。この方法は、雑務よりも本当に重要なことを優先します。

従来のToDoリストは、数十のタスクで私たちを圧倒しがちです。一方で「今日のハイライト」は、あなたの価値観に焦点を当てるのです。

あらゆる調査で、優先事項を減らすことで明瞭さが増し、意思決定の疲労が軽減されることが示されています。

ハイライトに60〜90分を集中して費やすことで、フロー状態に入り、深く集中できるでしょう

「今日のハイライト」のアプローチが機能するのは、無限のタスクがあることで集中を邪魔されることがないから。あなたのエネルギーや集中力が複数のタスクに分散せず、本当に重要なこと、価値ある1日にするための1つの成功に投入することができるのです。

私の実践記:シンプルだけど確かな効果

この方法を初めて試したとき、私は懐疑的でした。

日々こんなにたくさんの要求がある中で、たった1つのタスクに集中するだけで、本当に満足感が得られるのだろうか?」と。

そこで、1週間試すことにしました。

手元にあるもっともシンプルなツールを使って、小さくはじめたのです。1つハイライトを選び、その日に緊急なこと、満足できること、楽しいことのどれかに当てはまるものを選び、それを中心に1日を計画しました。

私が使ったツールは、Googleスプレッドシートのテーブル機能です。Googleスプレッドシートでテーブルを設定します(書式を設定するのは数秒程度で済みます)。

Screenshot:  MakeUseOf via Google
Screenshot: MakeUseOf via Google

ちなみに、どんな生産性システムでも、ツールよりもシステム自体が重要です。

私は「今日のハイライト」の詳細なメモにはGoogleドキュメントを使って、進捗や感情を記録しました。Googleドキュメントをより長いプロジェクトのタスク管理に設定することもできます。

 Screenshot:  MakeUseOf via Google
Screenshot: MakeUseOf via Google

私はGoogleドキュメント、iOSのメモアプリなど、すぐに利用できるツールをシンプルに使い、Googleスプレッドシートのテーブルにもメモを挿入しました。

私の経験からいくつか例を挙げましょう。

  • 緊急なハイライト:ポモドーロ・セッションを6回使って1000語の記事を完成させる。
  • 満足できるハイライト:日没までに1万歩歩く。
  • 楽しいハイライト:姪を公園に連れて行く、または家族のために新しいレシピを料理する。

このシステムはシンプルで、厳密なルールはありません。

複数の生産性アプリ、単一のアプリ、あるいは紙とペンだけでも構いません。あなたの選択はタスクによっても変わるでしょう。

目標は完璧にこなすことではなく、完了させることです。

ToDoリストの管理ツールとしてNotionを使っている方は、「今日のハイライト」を応用したテンプレートも見つけることができます。

もし先延ばし癖や迷いが出てきたら、将来の自分が今日何に取り組んでほしいか考えてみてください。すべてのハイライトが野心的なものである必要はありません。小さくはじめて、進捗を追ってみましょう。

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「今日のハイライト」をさらに効果的にするプロのヒント

 Screenshot:  MakeUseOf
Screenshot: MakeUseOf

もしあなたが「今日のハイライト」メソッドを試してみたいなら、私が実践し、効果的だったいくつかのヒントを共有します。

  • 前夜に決める:朝に実行しようと思うとやる気を失ったり、優先順位に迷ったりしがち。夜にハイライトを選ぶことで、翌日のために潜在意識を準備できる。
  • 書き出す:頭の中だけで終わらせず、付箋に書いたり、手帳に記録したり、お気に入りのアプリに入力したりすることで、より具体的で実行可能なものに感じられる。
  • 現実的に:ハイライトは1日中かける必要はない。60〜90分間の集中した努力を想定する。もし大きなプロジェクトであれば、それを分割し、数日にわたってそれぞれをハイライトに選ぶ
  • 時間ブロックする:スケジュールに組み込んで可視化し、何があっても守るべき「動かせない会議」のように扱うこと厳密な時間ブロックがすべての人に合うわけではないので、見直しと調整を忘れずに。
  • 柔軟に対応する:人生には予期せぬ出来事がつきもの。もし1日が予定どおりに進まなくても、ハイライトをリスケジュールするか、より軽いものに調整を。目標は完璧にこなすではなく、進捗があること。予備としてミニハイライトを用意するのもオススメ(「本を30ページ読む」ではなく「本を5ページ読む」といった10分バージョンの目標を設けるなど)。

1日の終わりに、私は自分のハイライト振り返りと2分間のジャーナリング習慣を組み合わせています。

私はAppleのジャーナルアプリを使っていますが、ツールは何でも構いません。

毎日数行でも記録することで、傾向を把握し、何が自分に活力を与えているのか、どこを調整できるのかを見つけることに大いに役立ちます。

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