ランニングには大きく2つ、良いところがあります。

1つは、もちろんそれが効果的な運動であること。

もう1つは、45分から1時間のあいだ(あるいはもっと長く)、何者にも邪魔されず自然の中でマインドを解き放つことができるという点です。

たしかに、プレイリストを準備しておけば、気持ちを高めたり、ペースを保つ助けになります。しかし、マインドを本当に自由にしたいなら、Martin Fritz Huber氏がOutside Onlineで語っているように、音楽なしで走ることをおすすめします。

音楽なしで走るべき理由

Huber氏は、屋外でランニングをするという時間は、多くの人、とくに都市に住む人たちにとって、テキストメッセージ、通知などで心を乱されることなく、自然のなかに身を置く数少ないチャンスなのだと訴えています。

ランニング中に聴く音楽を選ぶということは、自分の体験をコントロールしようとしているということでもあります。

たとえば多くの人が、苦しい最終マイルを走り抜く時のために、気分を上げてくれる音楽を準備します。しかし、この例が示すとおり、私たちが選ぶ音楽には先入観が詰め込まれているのです。すなわち、私たちはすでに、どの曲が自分をどんな気分にさせるかをわかっているわけです。

ランニングのすばらしさの1つは、たとえ1時間かそこらであっても、そうしたものすべてから逃れる機会を与えてくれるところにあります。

Huber氏は、ランニングは脳にとっての「小さな冒険」なのだと言っています。たとえ走り慣れた3マイルであっても、その日そのとき、マインドがどこへさまよって行くのかは、基本的には予測がつかないものです。

ランニングに没頭しよう

また、音楽を聴くのをやめるという行為は、ランニングという時間を、精神、および身体のウェルビーイングのための時間として、取り戻すということでもあります。

走っている間に何かを学ぶためにポッドキャストを聴いたり、ペースを保つために音楽を聴くかわりに、ランニングのためのランニングに没頭してください。目の前の風景や、聞こえてくる音だけに意識を傾け、少しの間だけでも脳を休ませてあげましょう。

「年がら年中、人生の向上のためのチェックリストにチェックをつけ続ける必要はないと思います。とくに、それ自体がすばらしく、実りあるアクティビティに身を置いている間ぐらいは」とHuber氏は書いています。

まったく同感です。

──2018年10月3日公開記事を再編集して再掲しています。

Source: Outside Online