ライフハッカー[日本版]編集部とライターが、2021年に買ってよかったもの=ライフハッカーのタグラインである「Work Fast ,Live Slow」を叶えてくれたアイテムをご紹介します。
年々賢くなる自然言語処理AIですが、今年の進歩には目を見張るものがありました。我々ライターの仕事が置き換わる日も近いかも…と危機感を抱きつつ、いまはできるだけ恩恵に授かろうとのんびり構えています。
特に日頃からお世話になっているのが要約AI。最もよく利用しているのが『QuillBot』というウェブサービスです。
仕事上、海外ニュースを定期的にチェックしていますが、長文英語をゆっくり読む時間もなければスラスラと読めるほどの読解力もないため、QuillBotがまとめてくれたものでポイントを把握しています。
原文をすっきりまとめてくれる
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AIによる要約といえば、長文の中から重要なセンテンスを抜き出して提示してくれるイメージがあるかと思いますが、近年では人間っぽい要約をするAIも登場しています。
QuillBotに関しても、原文そのままではなく、すっきりまとめたかたちで要約を生成してくれます。
もちろん、QuillBotによる要約だけで記事内容をしっかり理解するのはむずかしいのですが、興味深そうな内容かどうかを判断する材料としては十分。必要に応じてより丁寧に元記事を読み込むようにしています。
Wordの翻訳、音読機能も併せて活用
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作業をシンプルにするために、RSSリーダーを介してピックアップした記事の要約をWordファイルに出力する仕組みを構築(IFTTTとExcel VBAを活用しています)。Wordに落とし込めば、翻訳や音読も思いのままです。
さらに、テキストをChrome拡張機能『Audiblogs』に貼り付けて、移動中に要約を聞くことも。こうした一連のルーチンは、いまや仕事するうえで欠かせないものになっています。
QuillBotは、年額79.95ドル(約9000円、月額プランもあり)でフル機能が利用できますが、1文につき1200単語までならサブスク加入なしで要約可能です。
また、要約以外にも文章のリライト(表現の言い換え)やネタ検索補助(キーワードから関連のありそうなウェブページを表示)などの機能も搭載されています。
日本語対応の要約AIも
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今回ご紹介したQuillBotは英語対応のウェブサービスですが、日本語対応の要約AIには『ELYZA DIGEST』などがあります。こちらは、メールや小説、議事録なども3行に要約してくれて活用の幅が広そうです。
忙しい現代人にとって、「要はどういうことか」を説明してくれる要約AIは強い味方。翻訳や音読と併せて活用すればさらなる業務効率アップが望めるのではないでしょうか。
個人的には、まだどうしても使いこなせない音声入力や文章生成についても定点観測していきたいところです。
Source: QuillBot, ELYZA DIGEST