Apple Watchには2つのボタンが付いており、非常に小さなデバイスであるにもかかわらず、これを使うだけで多くのオプション設定と操作が可能になります。
Digital Crownとサイドボタンにはあまり機能がないと思うかもしれませんが、実際には単独で、あるいは一緒に使ってできることがたくさんあります。
ここでは、Apple WatchのDigital Crownとサイドボタンを使ってできることをご紹介します。これまで知らなかった機能もあるかもしれません。
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1. Siriを呼び出す

Digital Crownは、見た目がきれいなだけではありません。Siriを呼び出すこともできます。
「Hey Siri」と言いたくない場合は、Siriが画面に表示されるまでDigital Crownを長押しすることで、Siriを呼び出すことができます。あとは、いつものようになんでも聞いてみましょう。
2. ホーム画面や文字盤に戻る

アプリを使用中の場合、Digital Crownを押すとホーム画面に戻ることができます。
代わりに、文字盤に戻りたい場合は、もう一度Digital Crownを押すだけです。素早く2回押すと、Apple Watchが別の動作をする可能性があるので注意しましょう。
3. 直近のアプリを開く
Apple Watchでアプリを意図せずに終了してしまった場合、アプリはいつでもホーム画面にあります。しかし、もっとすぐにアプリを開き直す方法があります。
Digital Crownを素早く2回押すと、一番最近使ったアプリが自動的に再開します。この機能は、文字盤やホーム画面から、あるいはすでにほかのアプリを使用中でも使えます。
4. ホーム画面からアプリを開き直す

Digital Crownのもう1つの便利な機能は、ホーム画面からアプリを開き直すことです。
たとえば、アプリを開いてホーム画面に戻った場合、Digital Crownで上にスクロールすると、スムーズながら満足感のある動きでアプリが再開します。
また、下にスクロールするとズームアウトして、インストールされているアプリをすべて見ることができます。
5. Apple Watchのスリープを解除する
Digital Crownを押してApple Watchのスリープを解除できることはご存知でしょう。しかし、それでは自動的にホーム画面が表示されてしまうため、ちょっと煩わしい場合もあります。
代わりに、Digital Crownで上か下にスクロールするだけで、Apple Watchのスリープが自動的に解除され、何をするにしても準備万端となります。
6. Apple WatchのDockにアクセスする

サイドボタンを1回押すだけで、Apple WatchのDockに素早くアクセスできます。Dockには、お気に入りのアプリや最近開いたアプリのリストが表示されます。
どのアプリを表示するかは、Apple WatchやiPhoneのWatch Appから変更できます。
7. Apple Payを開く

Apple WatchからApple Payを使っている場合、支払いが必要になったらすぐに開きたいでしょう。幸いなことに、とても素早くそうする方法があります。
サイドボタンを2回押すだけで、自動的にApple Payを開いてくれるのです。
8. Apple Watchの電源を切る

サイドボタンは、好きな時にApple Watchの電源を切るのにも役立ちます。電源オフの画面が表示され、手首に触覚による反応を感じるまでサイドボタンを長押しするだけでいいのです。
それから電源オフのスライダーを右にドラッグするだけで、自動で電源が切れます。
再び電源を入れたい場合は、Digital CrownかサイドボタンをAppleロゴが表示されるまで押しましょう。
9. SOSやメディカルIDにアクセスする

Apple Watchは、緊急時にも力を発揮します。転倒したかを自動的に検知し、無事が確認できなかった場合には、助けを求めます。
また、Apple WatchにはメディカルIDを設定しておくことができ、緊急時には誰でもそれを見ることができます。
緊急時に自分で電話をかけたり、自分のメディカルIDを見たい場合は、手首に触覚による反応が感じられるまでサイドボタンを長押しすることで可能です。
メディカルIDがあれば電源オフのスライダーの下に表示され、緊急SOSを送信するオプションも同じ場所にあります。
サイドボタンをもう一度長押しすると、緊急電話の発信が始まります。実際にその発信を行なうには、サイドボタンを5秒間押し続ける必要があります。
10. スクリーンショットを撮る
もう1つの利点は、サイドボタンとDigital Crownを併用することで、さらにたくさんのことができるということです。
その好例がスクリーンショットの撮影です。信じられないかもしれませんが、Apple Watchからスクリーンショットを撮ることができるのです。
画像は自動的にiPhoneに保存されるので、Apple Watchのストレージを心配する必要はありません。
この機能はデフォルトではオフになっているため、まずApple Watchでこの機能をオンにする必要があります。
そのためには、iPhoneのWatch Appを開き「一般」をタップします。下にスクロールすると、「スクリーンショットをオンにする」というオプションが見つかります。まだオンになっていない場合は、必ずオンにしましょう。
これで、Apple Watchを使ってDigital Crownとサイドボタンを同時に押すと、スクリーンショットを撮ることができます。
11. ワークアウトを一時停止または再開する
Apple Watchでワークアウト Appを使用している場合、サイドボタンとDigital Crownを同時に素早く押すことで、ワークアウトを一時停止または再開することができます。
ただし、ここで注意が1つ。スクリーンショットをオンにしている場合は、この操作を行なうたびにスクリーンショットも撮影されてしまいます。
12. Apple Watchを強制的に再起動する

覚えておくと便利な機能は、両ボタンを使って強制的に再起動できるというものです。
Digital Crownとサイドボタンを約10秒間長押しするだけです。画面にAppleのロゴが表示されるまでボタンを押し続ける必要があります。
Apple Watchが自動的に再起動するので、抱えていた問題はうまくいけばこれで解決するはずです。
Apple Watchのボタンを使いこなす
以上のコツを使えば、あっという間にApple Watchを使いこなせるようになります。Apple Watchの動作が遅くなったり動かなくなったりしたら再起動する方法もわかりましたね。
もちろん、あまりにも遅くなってしまった場合はほかにも解決策があります。
Original Article: Here's Everything the Digital Crown and Side Button Can Do on Your Apple Watch by MakeUseOf