Gmailは多数のユーザーに選ばれているメールサービスです。それには当然の理由があります。安全で使いやすく、受信トレイの管理用にいくつもの標準ツールが用意されているからです。

それでも残念ながら、受信トレイが悩みの種になってしまうことはあります。きちんと整理されていなかったり、メールでいっぱいになっていると、特にそうでしょう。

そんな受信トレイの管理に手を焼いている人は、この機会になんとかしてみませんか?

この記事では、生産性の爆上げにつながるGmailハックを8つ、ご紹介します。

1. キーボードショートカットを使う

キーボードショートカットは、コンピューターを使う人にとって最強の味方です。

特に、受信トレイの管理に関しては、その実力に匹敵するものはありません。Gmailには、移動や書式設定など、実にさまざまなキーボードショートカットが用意されています。そのなかでも、MakeUseOfがおすすめする、いますぐ使えるショートカットは以下のとおりです。

  • Shift + I:メールを既読にする
  • ⌘または Ctrl + Enter:メールを送信する
  • ⌘または Ctrl + K:リンクを挿入する
  • C:メールを作成する
  • /:メールを検索する
  • D:新しいタブでメールを作成する
  • Ctrl + Shift + B:BCCの宛先を追加する

2. テンプレートを作成する

くる日もくる日も、同じメールばかりを送信している人は、オリジナルのメールテンプレートをつくっておきましょう。作業をスピードアップできます。

テンプレートを作成する手順は以下のとおりです。

  1. 作成」をクリックします。
  2. テンプレートに使いたいテキストをメールフィールドに入力します。
  3. 3点ドットのアイコン>「返信定型文」の順にクリックします。
  4. 下書きをテンプレートとして保存」>「新しいテンプレートとして保存」の順にクリックします。
テンプレートの作成
Image: MakeUseOf

これで完了です。あとは、「返信定型文」>「テンプレートの挿入」の順にクリックして、定型文を使ってください。

3. スレッドをミュートする

もう参加していないメールスレッドがある場合は、そのスレッドを「ミュート」してしまいましょう。

ミュートすると、そのスレッドに以後追加されるメールは受信トレイに表示されなくなります。また、ミュートしても、これらのメールは「すべてのメール」の中に保存されます。

スレッドをミュートするときは、ミュートしたいスレッド内で、3点ドットのアイコン>ミュートの順にクリックするだけで、OKです。

スレッドをミュートする
Image: MakeUseOf

4. 不在通知を使う

旅行の場合でも、単にデスクから離れる時間が少し必要な場合でも、「不在通知機能」をぜひ活用しましょう。

この機能がオンになっていれば、誰かがメールを送ってきても、あらかじめ設定しておいた不在通知がその人へ返信されます。これで、メールがさらに送られてくる心配はありません。

不在通知機能をオンにする手順は以下のとおりです。

  1. Gmailを開き、「設定」>「すべての設定を表示」の順にクリックします。
  2. 不在通知」が表示されるまで、スクロールしていきます。
  3. 不在通知 ON」の横にあるラジオボタンを選びます。
  4. 期間と件名、メッセージを入力します。最後に、「変更を保存」をクリックします。
不在通知の設定
Image: MakeUseOf

5. 受信トレイのレイアウトをカスタマイズする

受信トレイをうまく管理したければ、レイアウトをカスタマイズしましょう。

たとえば、重要なメールが最初にくるように、あるいは未読のメールが上部に並ぶように、並べ替えることができます。Gmailには、メールを望みどおりに表示できる柔軟性があるのです。

レイアウトを変更する手順は以下のとおりです。

  1. 設定を開きます。
  2. 受信トレイの種類が表示されるまでスクロールしていきます。
  3. 使いたい受信トレイの種類を選びます。
受信トレイのレイアウトをカスタマイズ
Image: MakeUseOf

受信トレイのレイアウトの種類は次のとおりです。

  • 重要なメールを先頭:受信トレイが「重要」と「その他のメール」の上下2つに分割されます。
  • 未読メールを先頭:受信トレイが「未読」と「その他のメール」の上下2つに分割されます。
  • スター付きメールを先頭:受信トレイが「スター付き」と「その他のメール」の上下2つに分割されます。
  • マルチ受信トレイ:受信トレイ内に複数のセクションが追加されます。検索オペレーターを使ったり、カスタムラベルを作成したりできるようになります。
  • 優先トレイ:受信トレイが複数のセクションに分割されます。「スター付き」や「重要」「未読」など、どのセクションを表示するか選べます。

6. フィルタを作成する

特定のメールを自動で削除したい」「スターを付けて重要なメールを保存したい」という人は、フィルタを作成すれば、ほかにもさまざまなことができるようになります。

こちらがその手順です。

  1. Gmail検索バー内の右にあるアイコンをクリックします。
  2. ウィンドウ内の項目を記入します。条件を細かく指定してもかまいませんし、基本的なことだけでもかまいません。
  3. 設定し終えたら、フィルタを作成をクリックします。
  4. フィルタの動作を選択したら(たとえば、特定のワードを含んだメールにスターを付けることができます)、フィルタを作成をクリックします。
フィルタの作成
Image: MakeUseOf

7. ほかのアプリとGmailを一体化する

チームとの毎日の連絡やプロジェクトの管理などに、アプリをいくつも使っている人もいるでしょう。そういったアプリには、Gmailと一体化できるものもあります。

一体化して余分な手間を省けば、生産性を高めることができます。Gmailと一体化できるアプリには、次のようなものがあります。

  • Slack:チームとSlackでコミュニケーションをとっている人は、Slack内でもGmailを使ってみましょう。一体化すれば、「Slack」にメールを直接送って会話することもできます。
  • ZoomGmailとZoomを一体化すれば、メール内からミーティングを手早くスケジュールしたり、すぐにミーティングをはじめたりといったことができます。新しいウィンドウを開く必要はありません。
  • TrelloGmailとTrelloを一体化すれば、受信トレイを離れることなく、Trelloカードを新規作成できます。メールをチェックしている最中に、重要なタスクを見落としてしまうようなこともなくなります。

これらは、一体化できる多くの使用例のほんの一部です。タスクを自動化したければ、Gmailが手伝ってくれるでしょう。

Google Workspace Marketplaceにはそういったアプリがほかにもありますから、チェックしてみてください。

8. 使っていないフォルダ(「迷惑メール」など)を非表示にする

受信トレイのサイドバーが新旧のフォルダでいっぱいになってしまっている場合は、使っていないフォルダを非表示にして、見た目をすっきりさせましょう。

フォルダを非表示にしても、その中のメールが削除されるわけではありません。フォルダが隠れるだけです

非表示にすれば、中のメールを消さずに、ほとんど使わないをフォルダを隠せます。

使っていないフォルダを非表示にする手順は以下のとおりです。

  1. 設定」>「すべての設定を表示」の順にクリックします。
  2. トップメニューから「ラベル」を選びます。
  3. 隠したいフォルダがあったら、「非表示」を選びます。
ほかのアプリとGmailを一体化する
Image: MakeUseOf

Gmailの可能性は無限大

この記事でご紹介した8つのGmailハックは、ほんの一部です。Gmailの受信トレイをうまく管理して、生産性の爆上げにつなげる方法は、まだまだたくさんあります。

受信トレイをカスタマイズして自分のニーズに合わせてもよし。Chromeの拡張機能を使うのもよし。ぜひ活用してみてくださいね。

Source: Gmail (1, 2), Google Workspace Marketplace (1, 2), Zoom, Trello

Original Article: 8 Gmail Hacks That Will Help You Get More Done by MakeUseOf