Finderは、Macに保存されている、あらゆるファイルにたどり着く手段です。
もちろん、Spotlightでも手早くファイルを探し出して開くことはできますし、そちらを使うべきでしょう。
しかし、いざファイルやフォルダ、書類を管理したり、開いて作業を行なったりするときには、Finderアプリは必要不可欠です。フォルダを階層化する方法を誰も知らない今となっては、特になくては困るものです。
Finderは、ファイルを整理するときに大活躍します。ただし、改善の余地がいくつかあるのも事実です。
Finderの新規ウインドウを開くたびに、「最近使った項目」が真っ先に表示されるのが不満ではありませんか。
あるいは、フォルダへの詳細なパスが簡単に確認できればと思っていませんか。どちらの問題も解決可能です。
では、Finderアプリの表示をカスタマイズする方法を紹介していきましょう。
サイドバーをカスタマイズする
.jpg?w=800)
Finderを開いて、真っ先に目を向けるのはおそらくサイドバーでしょう。
それならちょっと手間をかけて、サイドバーに表示させたい項目を追加したり、無駄に場所を取っている項目を削除したりしてみましょう。
Finder>環境設定>サイドバーと進みます。ここで、サイドバーに表示したい項目、非表示にしたい項目を選択します。たとえば、「タグ」欄を削除したり、「場所」欄に表示される項目を減らしたり、「よく使う項目」を整理したりしましょう。
この作業が終わったら、頻繁に使うフォルダを「よく使う項目」欄にドラッグして移動しましょう。
そうしておけば、いつでも簡単にアクセスできるようになります。
Finderを開いたときの表示内容を変更する
Finderを新規で開くと、「最近使った項目」が表示されるようにデフォルト設定されています。
これを不便だと思っている人もいるでしょう。
すべてのファイルを「ダウンロード」や「書類」フォルダに保存している場合は、そちらが最初に表示されるようにしたほうがいいかもしれません。
変更する際は、Finder>環境設定>一般>新規Finderウインドウの表示方法と進みます。ここで、新しくFinderウインドウを開いたときに自動的に表示されるフォルダを選んでください。
パスバーを表示する

パスバーは、Finderを使うなら、必ず表示するよう設定しておくべき機能です。
そうしておけば、使っているファイルやフォルダがどこに含まれているのかが正確に把握できます。
パスバーの表示をオンに設定するには、表示>パスバーを表示と選択してください。
こうしておけば、どのフォルダについても、Finderウインドウの下部にパスが表示されます。パスに表示されているフォルダをクリックすれば、そこに移動することができますし、パス名を手軽にコピーすることも可能です。
パスバーでControlキーを押しながらフォルダをクリックし、「“<フォルダ>”のパス名をコピー」を選択してください。
ファイルのパスを常に表示させておきたくない場合には、必要に応じて表示させることができます。
Finderウインドウ上部にあるファイルやフォルダの名前を右クリックすると、そのフォルダやファイルが含まれている階層がすべて表示されます。
ステータスバーを表示する
デフォルトでは、Finderのステータスバーには2つの機能しかありません。
フォルダにある項目の数(と選択している数)を表示することと、Macの空き容量を表示することです。
それでも一般的には役立つ情報ですから、Finderウインドウ下部のちょっとしたスペースを利用して、表示しておくことをお勧めします。表示を設定するには、表示>ステータスバーを表示とクリックしてください。
ツールバーをカスタマイズする
.jpg?w=800)
ツールバーは、Safariと同様、Finderでも好きなようにカスタマイズすることができます。Finderツールバーの何も表示されていないスペースを右クリックし、「ツールバーをカスタマイズ」を選択します。
すると、項目を並べ替えたり、ドラッグしたり、削除したりできるようになります(「削除」と「新規フォルダ」のボタンを追加すると、大変便利です)。
Finderのフォントを拡大する
.jpg?w=800)
13インチのMacBook Airをお使いの方は、ずらっと並んでいるファイル名が見づらいと感じているかもしれません。
そんなときは、Finderアプリのフォントサイズを大きくしましょう。表示>表示オプションを表示と進み、「テキストサイズ」のオプションから、フォントの大きさを見やすい数字まで上げましょう(見やすいのはおそらく16です)。
フォルダをタブでなくウインドウで開く
FinderでもSafariのように、タブが使えるようになっています。
デフォルト設定では、Commandキーを押しながらダブルクリックすると、フォルダが新規ウインドウではなく新規タブで開くようになっています。
以前の開き方に戻し、フォルダを別のFinderウインドウで表示したい場合には、Finder>環境設定と進み、「フォルダを新規ウインドウではなくタブで開く」の選択を解除してください。
Source: The Verge