Google Meetは、新型コロナウイルスによるパンデミックの最中、在宅勤務が当たり前となり、瞬く間に世界で最も人気のあるビデオ通話サービスの1つとなりました。

Google Meetは、Zoomに代わる有力な選択肢です。また、社会人となった人のほとんどはすでにGoogleの数あるサービスの一部を利用しており、多くの人にとってGoogle Meetへの切り替えは比較的容易でした。

しかし、ビジネスコミュニケーションのためにGoogle Meetを定期的に使用している方に向けて、全体的なユーザー体験を向上させるための7つのヒントをご紹介します。

1. 背景をぼかす・変更する

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Image: MakeUseOf

Google Meetでは、背景をぼかしたり変更したりして、気になっる部分を最小限に抑えたり、背後で起きていることを隠したりすることができます。

そうするには、「その他のオプション」をクリックし、「ビジュアル エフェクトを適用」を選択しましょう。

そこから、さまざまなカスタム背景を選択したり、自分の画像をアップロードしたりすることができます。また、好みに応じて背景を少しだけ、あるいは完全にぼかすこともできます。

2. 参加者の画面を固定する

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話している人や参加者を固定したい場合、2つの方法があります。

参加者のビデオにカーソルを置いた時に表示されるピンのアイコンをクリックするだけです。参加者が見つからない場合は、右下の「全員を表示」アイコンをクリックしてください。

会議の参加者数もここに表示されます。リストの中から参加者を見つけて、名前の横に表示されるピンをクリックするだけです。削除するまで、その参加者のビデオが画面に固定されます。

3. ライブ字幕を有効にする

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Google Meetでは、初期設定では字幕がオフになっています。ライブ字幕を有効にするには、ビデオの下にある「その他のオプション」をクリックし、「字幕」をオンにするだけです。

すると、会議で使用する言語を選択するよう求められます。選択を行なうと、それ以降自分のデバイスで出席するすべての会議で、その言語の字幕が表示されるようになります。

ただし、画面に表示される字幕は、必ずしも正確ではないことに留意しましょう。

4. ブレイクアウト ルームを作成する

Google Meetでは、管理者は参加者を少数のグループに自由に分けることができます。これは、参加者が多数いる会議の場合に特に便利です。

ブレイクアウト ルームは、以下の特定のGoogle Workspaceエディションでのみ利用できます

  • Essentials
  • Business Standard
  • Business Plus
  • Enterprise
  • Education
  • Nonprofits
  • Workspace Business

ブレイクアウト ルームは、Googleカレンダー経由で会議の前に作成することも、会議中に作成することも可能です。

事前にブレイクアウト ルームを作成する方法

GoogleカレンダーでGoogle Meetの予定を作成する際に、参加者を追加してから「この会議の設定を変更」をクリックします。

すると、「ブレイクアウト ルーム」が表示されます。ルーム数を選択し、参加者をブレイクアウト ルームにドラッグ&ドロップするだけです。グループをランダムにシャッフルすることもできます。

会議中にブレイクアウト ルームを作成する方法

  1. 右下の「アクティビティ」をクリックする。
  2. 対象となるプランを利用している場合、ブレイクアウト ルームが表示される。1回の会議で最大100個のブレイクアウト ルームを作成することが可能
  3. ブレイクアウト ルームの数を選択する。その後は、特定のブレイクアウト ルームに参加者の名前を入力するか、それぞれのブレイクアウト ルームに参加者の名前をドラッグ&ドロップするだけ。
  4. ルームを開く」をクリックする。
  5. セッションを編集」をクリックするだけで、ブレイクアウト セッションに変更を加えることも可能。

5. マイクとカメラを確認する

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新しい会議に参加した時、他の参加者に自分の声が聞こえているかどうかわからないとかなりイライラしますよね。Google Meetでは、マイクが壊れているのではないかと心配したりカメラの設定をいじったりせずに、会議に参加する前にマイクとカメラの両方を確認することが可能です。

以下に、カメラとマイクの両方を確認する方法をご紹介します。

1. コンピューターでGoogle Meetを開く。

2. 次に、「次回以降の会議を作成」をクリックする。会議を今すぐ開始した場合、確認を行なうことはできない。最初のオプションを選択すると、会議へのリンクが作成される。

3. カメラビューのすぐ下にある「音声と映像を確認」というオプションで、Google Meetでの自分の姿や声の聞こえ方を確認することができる。

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4. マイクとカメラをテストする。

また、以下の画像のように、会議に参加する前にビジュアルエフェクトを試したり、背景をぼかしたりすることもできる。

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6. 会議を録画する

Google Meetでは会議を録画することもでき、新人研修やトレーニングセッションに特に便利です。ただし、この機能は所属する組織が機能をサポートしている場合のみ利用可能です。

会議を録画するには、右下の「アクティビティ」をクリックし、「録画」を選択します。録画はすぐに開始され、参加者全員に会議が録画されていることが通知されます。

録画を停止すると、ファイルが会議の主催者のマイドライブに保存されます。「Meetの録画」という別のフォルダが自動的に作成されます。

録画のリンクは、主催者と録画を開始した人に対してGoogle Meetが自動的に共有します。Google Meetを使って自分の画面を他の参加者と共有することもできます。

7. 拡張機能で機能性を高める

Google Chromeの魅力は、さまざまな拡張機能が豊富に存在し、それを使ってさらに機能を高めることができることです。

これらの拡張機能は、Googleが作成したものではなくサードパーティ製であることが多い点には留意してください

たとえば、「Meeting Notes」という拡張機能を使えば、ビデオ通話中にタブを切り替えることなく素早くメモを取ることができます。

また、「Google Meetエンハンスメントスイート」では、全員をミュートにするボタンや参加者の自動承認などの追加機能が使用できます。

おまけ:「ウェビナーの開催」には不向きかも

Google Meetは、オンライン会議のための相当強力なツールです。しかし、オンライントレーニングやウェビナーの開催には必ずしも最適とは言えません。

Googleは多くの新機能を追加してきましたが、本来オンラインでのプロモーションイベントを開催するために設計されたものではありません

ウェビナーを開催したいもののZoomやGoogleのような従来のオンライン会議アプリを使いたくない方は、利用可能な選択肢がかなりたくさん存在します。

Original Article: 7 Tips to Improve Your Google Meet Experience by MakeUseOf