筆者は長年、親指操作タイプのトラックボールを愛用しています。机の作業スペースを取らず、わずかな動作だけで的確に操作できることから、マウスには戻れないのです。
とはいえ、たとえばペンでメモ書きするときや、食事をしながらちょっとした操作をしたいときには、聞き手である右手をトラックボールから一度離さないといけない、という小さなストレスが溜まっていました。
左手を遊ばせておくのはもったいない
そこで今回導入したのが、エレコムから販売されている左手用のトラックボール『ワイヤレストラックボール(左手・親指操作タイプ)』。これがあれば、右手でメモを取りながら左手でPC操作が行なえます。
この製品は、現在発売されている世界で唯一の左手専用トラックボールなのですが、6つのボタン操作ができ、ポインタの速度変更やDPIの変更に専用ボタンが用意されているなど、通常のトラックボールとしても非常に優秀なんです。

手の骨格や筋肉に着目し、くぼみや膨らみを考慮した設計により、吸い付くような乗せ心地が得られており、特に長時間の作業では疲労軽減が期待できます。
左右対称になると疲労が軽減される
筆者は当初、右手で操作ができないときのためにこの製品を使おうと考えていましたが、実際に使ってみると、左右対称の操作スタイルは姿勢を正し、全身の疲労軽減につながったのでした。
つまり、キーボードの操作時以外は、両手を左右のトラックボールに乗せているわけです。


利き手である右手のトラックボールは主操作に用い、よく使うショートカットを登録しておき、左手のトラックボールには、別のショートカットを登録して、左右で別々の操作を行えるようにしました。

ショートカットキーが倍増! スピーディーな操作環境が手に入る

使えるショートカットが倍増したことで、操作もスピーディーになり、動作から無駄がなくなりました。
もちろん当初の目論見どおり、メモを取りながら、食事をしながらの作業もできて、非常に満足度が高いです!
Bluetoothに対応していれば文句なし
唯一の問題点、というか惜しい点は、2.4GHz帯の電波を使用することで、専用のレシーバーが必要となること。これがBluetooth対応なら、USBの口を塞がず、もっとスマートに接続できたはずです。
今回は両手でトラックボールを操作するという変則的な使い方をしましたが、ほかにも片手でテンキー入力しながらや、ペンタブ・液タブの入力補助デバイスとしての使い方もあると思います。
単純にショートカットキーを増やしたいというケースにも対応できるので、これは一度おすすめしたい使い方です。
Source: ELECOM