仕事のパフォーマンスや健康状態に大きく影響する睡眠。時間だけじゃなく、質も重視したいです。
カフェインを控えたりスマホを別室に置いたりといった工夫もできますが、ヘッドバンドを着けて寝ることで、さらなる睡眠の質向上が図れるかもしれません。
フィリップス(Philips)の『SmartSleep ディープスリープ ヘッドバンド 2』は、脳波を計測して深い睡眠をブーストしてくれる優れもの。その仕組みやテクノロジーについて見ていきましょう。
3つの機能で快眠をサポート
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『SmartSleep ディープスリープ ヘッドバンド 2』に搭載の機能は大きく3つ。
ヒーリング音を流すことによる寝入りサポートと眠りが浅くなったのを見計らっての目覚ましサポート、そして深い睡眠の持続時間を延ばしてくれる睡眠ブーストです。
ほかの2つの機能も快眠には欠かせませんが、特に気になるのが睡眠ブーストじゃないでしょうか。
睡眠ブーストでは、500〜2000Hzのオーディオトーンを流すことで、深い睡眠の質を高めてくれるものです。
脳波を見てオーディオトーンを自動調整
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このウェアラブルデバイスは、脳波の計測をもとに睡眠ステージに応じたオーディオトーンでアプローチしてくれます。
睡眠は、レム睡眠+3段階のノンレム睡眠に分けられ、今どのステージにいるのかは脳波に表れます。
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『SmartSleep ディープスリープ ヘッドバンド 2』の場合、額のセンサーで脳波を計測し、深い睡眠を検出するやいなや、睡眠ブースト用のオーディオトーンでさらなる徐波(スローウェーブ)の活性化を図る仕組みです。
オーディオトーンの音量や音域は脳波を見て自動調整してくれるので、深い深い睡眠に入れそう。
スピーカーは骨伝導のものを搭載していて、耳を塞ぐことによるわずらわしさもありません。
アプリ上で睡眠の質を可視化
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ウォッチやリングで睡眠の質を可視化している方も多いと思いますが、『SmartSleep ディープスリープ ヘッドバンド 2』でももちろん可能です。
専用アプリ「SleepMapper」にて、深い睡眠/浅い睡眠など睡眠状態ごとの合計時間やオーディオトーンの発生回数が確認できます。
またアプリでは、スリープサウンドのカスタマイズなど各種設定ができるようです。
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ところで、こちらの開発にあたっては、ハーバード大学医学部教授をはじめとする睡眠エキスパートたちが10年間にわたる基礎研究を実施。製品化にはさらに4年の歳月を費やしたといいます。
研究開発の積み重ねにより結実した睡眠テクノロジー。
効果のほどが気になるところですが、製品ページには、“72%のユーザーが2週間以内に効果を実感”との説得力のある数字が示されています。

導入には少し思い切りのいる価格設定ではありますが、良質な睡眠を得るための投資と考えれば検討の価値ありでしょう。
Source: Philips, Amazon.co.jp