木製ボードの切断や、金属への彫刻が可能なレーザー加工機。皆さんは使ったことありますか?
なんだか専門性の高いガジェット…という印象を受けがちですが、技術の進歩は日進月歩。最近では、家庭でも気軽に使えるレーザー加工機が登場しています。
現在、CAMPFIREでプロジェクトを実施中の「Runmecy(ランメシー)」もその1つ。従来の小型レーザー加工機と異なり、5000mWのレーザーでスピーディーに素材への刻印や切断が可能になっています。しかも、操作はスマホの専用アプリ&パソコンから気軽に行えるとのこと。
実は私もレーザー加工機を使ったことがなかったのですが、ここまでハードルを下げてくれていれば安心してトライできそう。今回は、実際にサンプルをお借りして、付属の金属ネームプレートに図柄を刻印してみました!
あまりのコンパクトさに驚き!

サンプルが到着したとき、「ずいぶん箱が小さいな??」と思いましたが、開けてみてビックリ! 緩衝材などを除くと、上に掲載した写真が内容物のすべてです。

日本語の説明書や、金属ネームプレート/木製ボード/木製ブロックなども付属していて、すぐに刻印や切断を試せるのも嬉しいポイント。

さっそくレーザー加工機を組立ててみたのですが、これが実に簡単なんです!本体下部に板状のパーツを取り付けると…。

こ〜んな感じに! パーツを取り外せるため、よりコンパクトに収納できるんですね。あとは、電源ケーブルをつなげればOKです。

なお、キレイに刻印するために、使用前にはレーザーフォーカスの調整が必要となります。レーザーヘッドの下にノブがあり、これを手で回すことで調節可能です。
この際、青い光点のサイズが最も小さくなればOKなのですが、素材にそのまま当てると判断が難しい…。
そこで、レーザーヘッドの直下に付属の黒いPVCシートを置くと、光点のサイズをはっきり確認できます。う〜ん、かゆいところに手が届くのが嬉しいですね。
専用アプリからBluetoothで接続

スマホには、事前に専用アプリを用意しておきましょう。今回はiPhoneを使用したので、説明書の指示通り「ミニレーザー彫刻機」をインストール。
本体の電源が入っていれば、写真左にある「クリックして接続する」をタップするだけで、すぐにBluetooth接続が完了します。
撮影した写真やアルバムに保存済みの画像を刻印することもできますが、今回は「素材庫」から画像をチョイス! 「彫刻」の中から山々に川、テントなどが描かれたアウトドア感たっぷりのイラストを選んでみました。

続いて、画像の編集を行うのですが、初見だと「Move X」や「Move Y」などの数字を見ても頭に「?」が浮かんでしまいそう。
しかし、ご安心ください。画像をピンチイン・アウトしたりドラッグしたりすることで拡大・縮小でき、刻印する場所も移動できるのです。直感的に操作できるので、これはかなり助かりました!
「彫刻パワー」や「彫刻スピード」の文字にも一瞬頭を悩ませましたが、ここも特に問題ナシ。刻印する素材を「材質」から選ぶと、自動で調節してくれるのがありがたいところです。

付属の金属プレートは刻印する位置のガイドにもなっていて、アプリの画面と照らし合わせて確認できます。

さらに、アプリ操作で刻印する位置をプレビューできるので、微調整も簡単。位置が決まったら、アプリ画面の「開始」をタップすると、刻印がスタートします。
あっという間に刻印完了!

わりと時間がかかることを覚悟していたのですが、刻印にかかった時間はわずか2分ほど。撮影した写真をパソコンに取り込むより、早く終わりました(笑)。
しかも、精度だって文句なし。上に掲載した写真を人に見せて、家庭でレーザー彫刻したと話したら、きっと驚かれるのではないでしょうか。付属の金属ネームプレートだけでなく、お気に入りのガジェットや楽器、タンブラーetc. いろいろなものに刻印してみたい衝動にかられます(笑)。
アプリで編集できる幅も広く、使いこなせばよりオシャレなカスタマイズも可能になりそう。しかも、レーザー寿命は10,000時間以上ということで、存分に使いまくれるのも嬉しいポイントでしょう。
今回はステンレス鋼で試しましたが、アルミニウム合金/ガラス/セラミック/木材/紙などなど、さまざまなマテリアルに対応している「Runmecy」。
現在CAMPFIREで実施中のプロジェクトは、終了まで残りわずか。一般予定販売価格59,800円のところ、28%OFFの43,056円(消費税・送料込み)から支援可能です。レーザー加工機デビューにももってこいだと思うので、気になる方はぜひ下記リンク先ページもチェックしてみてくださいね!
Image:香港揚名(ホンコン・ヤンミン)
Photo: 山科拓郎