近所のレストランを探す時から、日常生活でふと浮かんだ疑問の答えが知りたい時まで、1日何度もGoogle検索を利用している人は多いでしょう。

たいていの場合、Googleはこちらが求めていた答えを教えてくれます。こちらが入力ミスをしても、それを修正してくれる機能まであるほどです。

でも、特に仕事に関係する調べ物をする場合には、もう少し絞り込んだ検索がしたいと思うケースもあるはずです。

こうした時に役立つ、Google検索の裏技をお教えしましょう。

1. 完全一致する単語を検索する

作者の名前や長いフレーズ、歌詞、慣用句など、特定の語句を指定して検索したい場合は、どうしたら良いのでしょうか?

通常のGoogle検索では、探したいフレーズと完全一致しているものではなく、いくつかの単語だけが一致しているものが表示されることがあります。

この場合、探したいフレーズの前後を引用符(“”)で挟むと、そのフレーズに完全一致している検索結果だけが表示されます。

例:iPad Air “第4世代”

(iPad Airの第4世代だけを検索したい場合)

2. 特定の単語を検索結果から除外する

時には、特定の単語が検索結果のノイズになってしまうことがあります。

こうしたノイズ的な検索結果を表示させたくない場合は、ハイフン(-)を使うことで、望まない検索結果を除外することができます。

例:キャニオン -グランド

(「グランド」が入らない「キャニオン」の検索結果が知りたい場合)

3. タブを活用する

忘れられがちですが、Googleにはテキスト検索以外にも多彩な機能があります。

画像」「地図」「書籍」など、検索結果の上部に表示されるタブをクリックすれば、これらのモードに切り替えることができます。

4. 単語に関連する検索結果を表示する

検索結果の幅を広げたい場合は、検索語の前に波線符号(~)をつけることで、その単語に関連する検索結果が表示されます。

例:コーディング ~クラス

(プログラミングを教えるカレッジやクラス、コースの検索結果もあわせて表示される)

5. 検索ファイルの種類を指定する

これは、ウェブ上のドキュメントを探している場合に特に有効です。

たとえばPDFファイルを探している場合、まず検索語を入力し、それに続けて「filetype:pdf」とタイプしましょう。

PowerPointのプレゼンテーションやWordの書類、Excelのスプレッドシートも、同じ方法で特定することができます。

例:気候変動 レポート filetype:ppt

(気候変動に関するレポートのうち、PowerPointファイルのみを検索したい場合)

6. 特定のページにリンクしているページを見つける

これはあまり知られていない裏技ですが、特定のページにリンクしているページを探す時には便利に使えます。

たとえば、大学の課題であるレポートを書いていて、引用文献の検索をする場合。「link:」を使うことで、リンクしているページを見つけることができます。

例:link:lifehacker.jp

(「lifehacker.jp」にリンクしているページを見つけたい場合)

7. 曖昧な検索キーワードを補完する

ある楽曲の歌詞を探しているが、いくつか思い出せない単語があるという時は、アスタリスク(*)の出番です。

Google検索はこの記号を、任意の単語か空白として解釈し、ユーザーの曖昧な記憶を補って検索結果を返してくれます。

例:strawberry * forever

(「ストロベリー〇〇フォーエバー」というフレーズを探したい場合)

8. 検索結果に関連するウェブサイトを探す

これは、誰もが覚えておくべき検索のTIPSです。

たとえば、あるウェブサイトを見つけたあとに、同じようなサイトを探したいとしましょう。その場合、「related:」の後に、現在のサイトのアドレスを入力するだけで、Googleが関連するサイトを探し出してくれます。

例:related:lifehacker.jp

(「lifehacker.jp」に関連するサイトを探す場合)

9. サイト内検索をGoogleから直接行なう

ウェブサイトに用意されている検索機能は、あまり有能でないことが多いものです。けれども、Googleは独自にウェブコンテンツをインデックス化しているので、Google検索を活用すれば、信頼度の高いサイト内検索が可能になります。

次にサイト内検索をする時には、「site:」のあとに、対象のウェブサイト、次に検索語を入力してみてください。

例:site:lifehacker.jp

(「lifehacker.jp」内を検索する場合)

10. 2つの条件のいずれかを満たす検索結果を表示する

2つの条件のうちどちらかを満たす検索結果が知りたい場合はどうすれば良いでしょう?

たとえば、「NetflixあるいはAmazonプライムで見られるテレビ番組を探している」といったケース。

こうした時は、縦線(「|」)を使った検索が有効です。これを使うと、Googleに、A「あるいは」Bに関連する検索結果を表示させることができます。

例:Netflix | Prime

(NetflixあるいはAmazonプライムに掲載されているコンテンツを調べたい場合)

11. 検索結果を特定の期間内に絞る

オンライン調査にGoogle検索を使っている場合は、特定の時期を指定して検索結果を絞り込む手法が役立つこともあるでしょう。

2つの数字の間にピリオドを2つ(..)入力すると、その数字の間の範囲に当てはまる検索結果が表示されます

例:学術研究 1920..1935

(1920年から1935年までの学術研究を探したい場合)