リモコンのように電池で動いているものは、気付かぬうちに残量が減っています。単3、4形乾電池なら多くの人がストックしているでしょう。
実際に新しい電池を入れて動けば、前の電池が切れていたとわかります。
しかし、子ども用のおもちゃや体温計などに使われているボタン電池の場合はどうでしょうか。ボタン電池を常時ストックしているという人は、あまり多くはありません。
電池が切れてしまう前に残量が確認できると安心です。
そこで今回は、ヤザワコーポレーションの『デジタル電池残量チェッカー』をご紹介します。
予備がないときにチェックしておけば、電池切れか機器の故障かが判断できて、わざわざ家電量販店に持っていく手間も省けます。
ほとんどの電池が計測可能

デジタル電池残量チェッカーの最大の特長は、家庭で使用するほとんどの電池に対応しているところです。
乾電池は単1〜5形まで、ボタン電池もあらゆるサイズに対応しています。さらにはカメラ用のリチウム電池まで確認できるため、家庭で使うならこれ1台でOK。
機器が動作しなくなったとき、予備があれば入れ替えて確認できますが、家庭で使用しているすべての電池をストックしているわけではありません。
新しい電池を買ってきたのに、実は機器の故障が原因だった…という無駄足回避のためにも、電池残量チェッカーはあると便利なアイテムです。
ちなみに私は、使用頻度の高いワイヤレスのマウスやキーボードに充電池を使っています。
わりと早く電池が切れるので充電池をストックしていますが、自然放電していることも多いのです。
これらの電池残量を定期的に確認するときに使用しています。
残量が一目でわかる

計測したときの残量は、本体上部の液晶部分ですぐに確認。「POOR」「WEAK」「GOOD」の三段階でゲージに表示されます。
液晶部が少し小さいですが、見づらいと感じたことはありません。ただし、バックライトがないので暗所では確認しにくいのが難点です。
使い方はとても簡単。
乾電池の場合は、指定された場所にはさみ込むだけ。単1形乾電池の場合はくぼみがないので、落下させないようにしっかりと持ちましょう。
一方でボタン電池の計測には、少しだけコツが必要。
本体を正面から見たときに見える電極と、くぼみの横にある電極に接触させなければいけません。

ボタン電池を押さえてスライドさせるようにすると、接触しやすいです。
大きさによって使う場所が違うので、あらかじめ確認しておきましょう。
100円ショップのチェッカーと比較

以前は、100円ショップで販売されている電池チェッカーを使用していました。
不満を感じることが多く、重宝していたとは言い難かったこちら。大きな不満点は以下の3つです。
まずは、ボタン電池が計測できないこと。これは最初から諦めていました。できないものはどうしたってできません。
続いて、電池をはさみづらいこと。

はさむ部分が可動式なので、少々不安定です。手に持ったまま計測していたので、なおさらやりづらさがありました。
最後に、本体を傾けると針が動くこと。これが最大の不満点で、正確な残量がわかりにくかったのです。
水平に持てばいいのですが、前述の通り不安定なので少しコツが必要でした。
デジタル電池残量チェッカーは、これら3つの不満点がすべて解消されているので、とても満足度の高いアイテムです。
残量はあくまでも目安と割り切る
とても便利なデジタル電池残量チェッカーですが、残量はあくまでも目安という点を忘れてはいけません。
正確な残量を数値で表すものではありませんし、場合によっては「WEAK」でも使えないときがあります。
一方で、「GOOD」で使えないことはないので、判断基準として「GOODか、否か」で考えるのがおすすめです。
残念な点は動力が乾電池なところ

デジタル電池残量チェッカー最大の難点は、動力が単4形電池であるところ。この電池が使えなくなれば、当然動作しません。
計測できないので、故障か電池切れか判断できなくなってしまいます。結局、単4形電池は常にストックしておいたほうがいいということ。
特に充電池を持っておくと、繰り返し使えるのでより安心です。