マスクの着用がすっかり身についたとはいえ、つけていると蒸れたり、メガネがくもったりと使用時のわずらわしさは変わらないもの。
少しでも快適なものはないかと探し求めていたら、圧倒的に快適な次世代マスクを見つけました。
呼吸しやすい高性能フィルターつき

フィリップス (Philips)の『ブリーズマスク』は、電動ファン内蔵のマスクカバーとN95レベルのマスクフィルターが一体となった機能的なマスク。
強力なマスクフィルターを採用しているにもかかわらず、ファンがマスク内の空気を入れかえてくれるので、着用時の呼吸に抵抗感がなく、蒸れたり、メガネがくもったりしないので使い心地がとても良いです。
電動ファンやバッテリーを含めた重量は約60gとなっており、マスクとしては重いですが、耳にかけるゴム紐を調節してフィットさせると、あまり重さを感じずに使用できています。

マスク内部の空気を送り出すファンは、マスクから下向きに排出されるように設置。
このファンがあることで、マスク内に新鮮な空気が常に入ってくるようになっています。

マスクカバーの内側にとりつけるN95レベルの4層フィルターは、飛沫、PM2.5、細菌、ウイルス、花粉をカット。さらに、紫外線に対してもUPF50+レベルで肌を守る性能があるそうです。
なかなか強力なフィルターですが、装着してみると、立体的なマスクフィルターと口の間に空間がつくられるので、違和感は少なく呼吸もしやすくなっています。
カバー、フィルター、ファンとバッテリーの3つで構成

マスクフィルターを外すと、ファンとバッテリーにアクセスできます。
ファンとバッテリーも取り外すことができ、マスクカバーは中性洗剤で手洗い可能。

バッテリーはMicro USB端子から充電可能で、充電時間は約3時間。
フル充電の状態で、2〜3.5時間の連続使用ができます。

交換用のマスクフィルターは、1つずつ個装されており衛生的。

マスクフィルターにはフィリップスのロゴと「N95」の性能表示が印字されています。
呼吸しやすい立体的な形状

ブリーズマスクを装着してみると、通常のマスクよりも大きく前に飛び出した格好となります。
カバーには適度な硬さがあるものの、着け心地は柔らかく、長時間着けていても気になりません。

前から見ると飛び出した形状のマスクですが、後ろから見ると顎まわりのラインにフィットしていて、大きさはあまり目立ちません。
使用時には周囲に配慮を
高性能なフィルターや呼吸しやすい構造とファンのおかげで、とても快適に過ごせるマスクなのですが、使用時に注意すべき点があります。
公共交通機関の中など、まわりの人々との距離が近い場所では、ファンの排気によって不安を与えてしまう可能性があるので、「使用は推奨していない」との注意喚起が製品ページなどに記載されています。
マスクの性能面から見ると、フィリップス社の社内試験環境下での飛沫拡散量は、通常の布マスクと変わらないとの試験結果があるそうですが、周囲に人がいない場面や気兼ねなく使用できる屋外での使用に留めておきたいですね。
Source: Philips