きつい化学薬品を使わずに白い服を白いままに保つ方法には様々なハックがあります。

重曹や酢を使うとか、アスピリンを使う方法まで提案されています。創造的な方法は大歓迎ですが、中にはレモンを使う方法があります。レモンを入れた水を沸騰させ白い服を入れるというものです。

レモンのクエン酸はいろいろなものをきれいにしてくれますが、実際に試してみたところ服に対して使う価値はどうやらなさそうです

化学薬品はNG

レモンに含まれるクエン酸が汚れなどを分解して白い服を漂白するというのがその仕組みです。

多くの家事サイトでは、きつい化学薬品を使いたくない人はレモンを天然漂白剤として使うことができると提案されています。たしかに漂白剤は強すぎますよね。

Melanie Fortiさんは、農業労働者機会プログラム協会の安全衛生プログラムのディレクターです。

彼女は、漂白剤は「発疹、極度の頭痛、片頭痛、筋力低下、腹部の不快感、食道穿孔、吐き気、嘔吐」を引き起こす可能性があると述べています。

長時間の吸入や皮膚への暴露は体に悪いばかりではなく、誤飲した場合には「死」のリスクがあるほどです。これはアウトですね。

それに、漂白剤ではお気に入りのTシャツのグラフィックが台無しになるかも。これも論外です。

レモンと洗剤を比較してみた

私はこの「レモンホワイトニング」を試してみることにしました。興味ある人はお試しください。

用意するものは、レモン1個、大きめの鍋、水、洗濯用洗剤です。

まず鍋に水を入れ、半分に切ったレモンを入れます。水を火にかけて沸騰したら火を止め、沸騰が鎮まるまで置きます。そして服を入れて、1時間そのままにしておきます

使ったのは薄汚れたふきんです。鍋に1時間置いたままにしたあと、洗濯用洗剤を入れた水で手洗いしました。きれいになったかって?

きれいにはなりましたが、洗濯用洗剤だけを使って洗濯機で普通に洗ったふきんと変わりませんでした

結局、レモンを使ってもマイナス点はないかもしれませんが、天の恩恵があるわけでもないようです。というわけで、結論は、洗剤の一言です。洗濯には洗剤、レモンはキッチンで使いましょう。

Source: Home Revolution, How Stuff Works, Association of Farmworker Opportunity Programs