ほとんどの場合、Webサイトの内容は、読むというよりざっと読み流している感じではないでしょうか。更新されたニュースにサッと目を通したり、SNSをチェックするなら、それでいいと思います。
しかし、本当に読みたい長めの記事を開いた時にはそうもいきません。
うわの空になっていることに気づき、同じページを集中して読むのがどんどん難しくなっていきます。記事を「Pocket」に保存してあとで読むこともできますが、誰もが、あとで読むリストは記事の墓場のようなものだとわかっています。
インターネットの絶え間ない刺激によって、私たちの集中力は損なわれてしまいました。
一体どうすればいいのでしょう?
そんな時は、ブラウザの「リーダーモード」を使えば、また読めるようになります。
この特別なモードは、Webページが読みやすくなるように設計されています。Webサイトの形式や空白のスペース、広告、その他余計な要素がすべて取り除かれ、テキストや画像に集中できるようになります。
さらに良いことに、できるだけ読みやすくするために、テキストのカスタマイズもできるので、クリックして別のページに行く確率も下がります。
今回は、それぞれのブラウザ(Chromeを除いて)でのリーダーモードの使い方をご紹介します。
Safariのリーダーモードの使い方

Safariは、搭載されているリーダーモードが素晴らしいだけでなく、デフォルトで自動的にすべての記事を「リーダービュー」で読み込むオプションもあります。(ほとんどのユーザーはやり過ぎだと思うかもしれませんが)
Webサイトを閲覧していて、きちんと読みたい長文記事に出くわした時は、Mac、iPhone、iPadのSafariのURLバーにある「リーダビュー」ボタン(ページのようなアイコン)を押すだけです。
すぐにそのページが、かなりスッキリとした読みやすいものに変わります。URLの右にある「Aa」ボタンを押すと、フォーマットをカスタマイズできます。
Firefoxのリーダービューの使い方

Firefoxの「リーダービュー」もいい仕事をしてくれます。(このおかげで「Pocket」を使う必要がなくなります)
デスクトップやモバイルアプリ(iPhone、iPad、Androidでも可)のFirefoxで、URLバーにある「リーダービュー」アイコン(線が引いてある紙の書類のようなアイコン)をクリックするだけで、すぐにページ全体を読みやすいバージョンに変換してくれます。
先ほどと同じように、左メニューにある「Aa」ボタンをクリックすると、フォントや背景をカスタマイズできます。
Microsoft Edgeのイマーシブリーダーの使い方

Microsoft Edgeのリーダーモードも同じくいい仕事をします。
邪魔なものを省いて読みたいような記事が出てきた時は、URLバーにある「イマーシブリーダー」アイコン(開いた本のようなアイコン)をクリックします。
文字をカスタマイズしたい場合は、「文字設定」のオプションをクリックしましょう。Edgeには、知られざる素晴らしい機能があり、「音声で読み上げる」機能を使うと、自然な音声で記事全体を読み上げてくれます。(お好みで違う声を選ぶこともできます)
Chromeの機能拡張「リーダーモード」の使い方

Chromeは、主要ブラウザの中では唯一専用のリーダーモードがありません。しかし、「リーダーモード」の機能拡張を使えば、同様のことができますのでご心配なく。
機能拡張「リーダーモード」は、読むのに適した状態にするために、無駄なものを無くすよう簡単にカスタマイズできます。プロ版(1回のライセンス料15ドル)を購入すれば、ハイライトやメモを追加したり、CSSやプロ用のフォントでカスタマイズしたりすることができます。クラウドストレージやあとで読む機能などが使えるプレミアム版(月額4.99ドル)もあります。
Source: WEXNER MEDICAL CENTER, chrome