突然ですが私、煎茶党です。
住んでいるアメリカでも日本とそれほど変わらないものが買えるようになりましたが、好きなお茶屋さんの商品にはこだわりがあります。
東京に住んでいる頃から数十年間、高円寺にある金子園のお茶を愛飲しています。こちらのお茶はハズレなしで、どれもおいしいのです。残念ながらアメリカでは入手できないため、実家から時々送ってもらっています。
ところが、先月、煎茶の残りが少なくなってきました。そのとき、茶葉を節約するために試した方法が意外とイケたのでご紹介します。
ハリオで煎茶が淹れられた
コーヒー党の夫が愛用しているハリオの『V60透過ドリッパー01セラミックW』と『V60ペーパーフィルター』。
ふと思いついて、残り少ない煎茶(しかも最後のほうで粉っぽい)をなるべく長持ちさせるために、こちらで煎茶を淹れてみたのです。
手順はコーヒーとほぼ同じです。


湯のみの上にフィルターをセットします。
急須で淹れるよりも茶葉は少なめで大丈夫です。
推奨量は、お茶3杯に対して大さじ1杯ですが、ここでは小さじ1杯でお茶2杯淹れます。


フィルターは、濡らさずそのままで(深い意味はありません。ステップを簡略化しているだけ)。

お湯の温度は、表示されている70度よりは少し熱め。
コーヒーを淹れるときと同じように、少しずつお湯を注ぎます。
抽出時間は、包装に表示されている時間(40秒)が目安です。ゆっくり注いでお湯がフィルターを通過するのを待つと大体そのくらいになります。

好きなのは深蒸し茶なのですが、しっかりとした苦味の中にほんのり甘みが出て、個人的には好きな味に淹れられました。
推奨量より少なめの茶葉を使いたいとき、少ししか淹れないので急須を使いたくないときなどに適しています。
また、淹れたお茶に粉状の茶葉が入るのが好きではない人には、フィルターがいいかもしれません。
今は新しいお茶が届いたので、普通の方法で淹れています。
でも、煎茶が残り少なくなって粉っぽいときには、ハリオを使うというハイブリッドな煎茶ライフとなりました。
邪道茶道かもしれませんが、自分がおいしくいただければいいかなと思っています。
Source: 金子園