ついに、Google ドライブで「ユーザーをブロック」できるようになりました。
これまでも、共有ドキュメントへの特定のユーザーのアクセスを禁じたり、ダウンロードやファイル共有を防ぐことはできましたが、これからはドライブ内で直接、すべての行為をブロックすることができます。
Google ドライブ「ブロック機能」搭載でどう変わった?
Googleの発表記事によると、ドライブでのブロック機能により下記のことが可能です。
・特定ユーザーによるあなたへのコンテンツ共有を金輪際ブロックする。過去にスパムや不適切なコンテンツを送ってきたことがあるユーザーなどへの対処に効果的です。
・特定ユーザーに共有された既存ファイルやフォルダをすべて削除する。そのユーザーが共有したスパムや不適切コンテンツを一括削除するのに便利です。
・過去に共有したものを含め、特定ユーザーによるあなたのコンテンツへの一切のアクセスを禁止する。
同記事によると、ドライブで特定のユーザーをブロックすると、Gmailなど他のGoogleサービスやアプリ内でもそのユーザーがブロックされるのだそう。
このGoogle ドライブのブロックオプションは、小さな変更のようでいて、アプリがサイバーいじめのツールとして使われるのを防ぐうえで重要な機能です。
また、悪意のあるドライブファイルによってマルウェアやフィッシング詐欺が拡散するのを防ぐことにもつながります。
Google ドライブで特定のユーザーをブロックする方法
Google ドライブにおけるユーザーのブロックはデスクトップでしかできませんが、任意のブラウザおよびプログレッシブWEBアプリで使用可能です。
新しく発表されたスタンドアローンのデスクトップクライアントやAndroid、iOSアプリには対応していませんが、特定のユーザーからのファイル共有を一切止められるのであれば、PCを立ち上げるぐらいどうってことないはずです。
- ブラウザまたはPWA版でGoogle ドライブを開く。
- 「共有アイテム」タブを開く。
- ブロックしたいユーザーからの共有ファイルを右クリックし、「[ユーザー名]をブロック」を選択する。
- Googleアカウントのブロック中のユーザーにユーザーを追加・削除することもできる。ブロック中のユーザーは、Drive、Gmail、その他のGoogleアプリにおいてあなたにコンタクトできなくなる。
Source: Google(1, 2, 3), GSMArena.com