Googleスプレッドシートが登場した当初は、将来性のあるツールではあるものの、効率性に優れたExcelよりも優先して選ぶようなものではありませんでした。
今では、GoogleスプレッドシートはMicrosoft Excelと互角に渡り合える、堅牢で信頼性の高い表計算パッケージになりました。
Googleスプレッドシートの特徴は、通常のスプレッドシート機能に加えて、コラボレーションやファイルの共有が簡単にできることです。
今日は、現在の日付と時刻を追加できるGoogleスプレッドシートの便利な機能をご紹介します。
この機能は、Googleスプレッドシートを使ってタスクや成果物を確認したり、1週間の計画を立てたり、財務状況を把握したりする際に特に便利です。
「NOW関数」を使って現在の時刻を入力する
NOW関数は、Googleスプレッドシートの公式関数で、非常にカスタマイズしやすく、セルにコンピューター・システムの日付と時刻を返します。パラメーターを必要としないので、簡単に使用できます。
この関数は、現在の日時を入力したいセルに「=NOW()」と入力して使用します。
ここで重要なのは、この関数はドキュメントを変更した時に限ってタイムスタンプを更新するということです。
つまり、基本的にはドキュメントに編集を加えない限り、現在の日時は表示されず、前回編集した際の日時しか表示されません。しかし、ドキュメントを定期的に編集する予定なら、この点が問題になることはないでしょう。
より最新の日時を表示したい場合は、スプレッドシートの設定を変更すれば、1分ごとや1時間ごとに日時を更新させることもできます。

更新の設定を変更する方法は次の通りです。
- Google Sheetsファイルを開く。
- 「ファイル」→「スプレッドシートの設定」→「計算」の順に選択する。
- 「再計算」のドロップダウンメニューで、適切な日付と時刻の更新設定を選択する。
Googleスプレッドシートは、指定した書式に従って現在の日付と時刻を表示することもできます。
方法の1つとして、NOW関数とTEXT関数を併用する方法があります。日付とタイムスタンプの一般的な書式設定方法は以下の通りです。
- 現在の日、月、年を年-月-日の形式で表示:「=TEXT( NOW() ; "YYYY-M-D" ) 」を使用すると、2011-2-20 と表示される。
- 現在の時刻を秒単位まで表示:「=TEXT( NOW() ; "HH:MM:SS" )」を使うと、13:24:56と表示される。
「TODAY関数」を使って現在の日付を追加する
場合によっては、現在の日付だけ表示したいこともあります。NOW関数を使ってもいいのですが、TODAY関数を使うと、もっとわかりやすくて直接的です。

TODAY関数を使って現在の日付を追加するには、現在の日付を入れたいセルに「=TODAY()」と入力します。TODAY関数もNOW関数と同じく、パラメーターを必要としません。
現在の日付を、ユーザーの地域で使われている書式でスプレッドシートに表示します。TODAY関数は、現在の日付をDD/MM/YYYYまたはMM/DD/YYYYの形式で表示することができます。
Googleスプレッドシートで日付と時刻の書式を設定する方法
NOW関数とTODAY関数はどちらもデフォルトの書式で日付と時刻のタイムスタンプを表示しますが、ユーザーが必要とする特定の書式とは大きく異なることがあります。
上記では、TEXT関数を使ってNOW関数の書式を設定する方法を説明しました。これは、高度な書式にしたい時は向いていますが、そうでない場合は不要です。

Googleスプレッドシートで日付と時刻の書式を設定するには、「書式」→「数値」→「その他の書式」→「その他の日付と時刻の書式」と進みます。
日付と時刻の書式は必要に応じてカスタマイズすることができます。この設定を変更すると、NOW関数とTODAY関数にカスタムの日付と時刻の書式が適用されます。
用途にあわせて使いこなそう
Googleスプレッドシートは魅力的で、急速に主流の表計算パッケージになりつつあります。
Googleスプレッドシートに現在の日付と時刻を追加するのは、これまで以上に簡単です。また、Googleスプレッドシートには膨大な種類のスプレッドシート機能があり、チームが臨機応変にコラボしやすくなっています。
Original Article: How to Add the Current Time to Google Sheets by MakeUseOf