仕事にもよりますが、おそらくみなさんも、Slackを毎日何時間も使っていることでしょう。けれども中には、Slackのデフォルト設定に違和感を持っている人もいるかもしれません。
実はSlackは、カスタム絵文字の追加、サイドバーの管理、自分だけのカスタムテーマの作成など、いろいろなやり方でユーザーのニーズに合わせてカスタマイズできます。
というわけで今回は、Slackアカウントをカスタマイズする方法をくわしく解説していきます。
【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】
- 仕事やプロジェクト管理のためにSlackを毎日使用している人。
- Slackをカスタマイズして生産性を上げたい人。
今日のワークハック:Slackをカスタマイズして生産性を上げる
まずは基本から

誰かのSlackワークスペースに参加したばかりの人や、自分のワークスペースを新しく作ったばかりの人は、まずプロフィールの設定からはじめましょう。
Slackのデスクトップアプリまたはウェブアプリで、右上の隅から自分の名前をクリックして、「プロフィールを編集」を選択。氏名、表示名、役職、電話番号、タイムゾーン、プロフィール写真を変更できます。
ここでのポイントは、みんなにわかってもらえるプロフィール写真を使うことと、表示名や肩書きを間違えないようにすることです。
通知音を変更する

Slackのおなじみの通知音が部屋の向こうから聞こえてきて、一瞬ドキッとする。何人もの社員が働いているオフィスでは、よくあることです。
その解決策のひとつが、通知音の変更です。そうすれば、通知音の出どころがほかの誰かのコンピューターではないことが、すぐにわかります。
設定方法は、まずサイドバー上部のワークスペースの名前をクリック。環境設定>通知>サウンド&表示の順に進むと、別の音に切り替えることができます。
通知をカスタマイズする

環境設定の通知を開いたついでに、ほかの通知設定も自分のニーズに合うように調整しておきましょう(そうしておけば、Slackから適度に距離を置けるようになります)。
通知のタイミング:このセクションから、ダイレクトメッセージ、メンション、キーワードに関する通知だけを受信する設定にできます。
通知スケジュール:好みに合わせて「おやすみモード」の時間を変更が可能。デフォルトでは午後10時~午前8時のあいだは通知が届きませんが、この時間枠は自由に調節できます。
サウンド&表示:このセクションから、未読の通知があることを教えてくれるアプリアイコンのバッジをオフにできます。さらには、Slackのサウンドすべてをミュートすることもできますよ。
よく使う会話にスターをつける

大量のデジタルコミュニケーションのせいで疲れ切っていませんか?「スター」機能を使えば、よく使うチャンネル、会話にすぐにアクセスできるようになります。
- まずは、よくアクセスするチャンネルまたは会話を開く。
- ヘッダーから名前をクリックし、その横にある「スター」ボタンをクリック。
これで、その会話が画面上部の新しい「スター付き」セクションに追加され、簡単にアクセスできるようになります。
サイドバーをカスタマイズする

サイドバーはすべてのチャンネルと会話への入り口です。なので、少し時間をかけてサイドバーを整理整頓しておくと、Slackがさらに使いやすくなります。
まずは、環境設定のサイドバーセクションへ。そして、常にサイドバーに表示するセクションから、非表示にしたいアイテムのチェックを外します。
複数のセクションをサイドバーに追加する

有料ワークスペースのメンバーの人は、複数のセクションを使ってサイドバーをカスタマイズできます。
まずは、デスクトップアプリまたはウェブサイトから、サイドバーのチャンネルヘッディングの横にあるメニューボタン(3つのドット)にポインターを重ねます。
次に、新しいセクションを作成するオプションを選択し、新しいセクションの名前を入力します(絵文字も追加できます)。
その後、作成ボタンをクリックすると、サイドバーに空白の新しいセクションが表示されるので、あとはそのセクションにチャンネルまたはプライベートの会話をドラッグ&ドロップするだけ。
複数のセクションを作成すれば、すべてのチャンネルを整理できます。ニーズに合わせて、セクションを開いたり畳んだりすることも。
最後に、会話に集中したいときには、ショートカットを使うと、一瞬でサイドバー(ついつい気になる未読のメッセージも)を非表示にできます。
MacのショートカットはCommand+Shift+D。WindowsパソコンではControl+Shift+Dです。
テーマを変更する

Slackには、OSの表示に合わせて、ライトモードとダークモードを自動的に切り替えてくれるオプションがあります。
環境設定のテーマセクションを開き、OSの設定と同期するにチェックを入れれば、この機能をオンにできます。スクロールダウンすると、そこにはいろいろなテーマが用意されています(ライトモードとダークモードのどちらにも)。
どれかひとつをクリックするだけで、すぐに利用することができますよ。
自分だけのテーマを作成する

デフォルトのテーマの中に気に入ったものがない場合は、自分でテーマを作成することも。必要な作業は、サイドバーの各ビジュアルセクションのカラーコードを変更するだけです。
環境設定の色セクションで、カスタムテーマを作成するボタンをクリックします。各セクションをクリックするか、HEXカラーコードを入力すれば、色を変更できます。
「Slack Themes」などのサードパーティのテーマサイトを利用すると、この手順がさらに簡単に。「Slack Themes」には、さまざまなサイドバーテーマが用意されています。好きなテーマを選んだら、カラーコードをコピーします。
Slackのサイドバー環境設定ページに戻り、カラーピッカー下のテキストボックスにカラーコードをペーストします。
たったこれだけの作業で、新しいカスタムテーマが完成します。
カスタム絵文字を作成する

Slackはワークチャットの絵文字のパイオニアですが、最新の絵文字の追加に関しては怠け気味です。
Slackで使いたい絵文字が見つからないときや、もっとコミュニケーションを楽しくしたいときは、カスタム絵文字を自分で追加しましょう。
スチールタイプとGIFタイプの絵文字のダウンロードに最適なリソースとしては、たとえば「Slackmojis」があります。ワークスペースのオーナーと管理者は、Slackに絵文字を追加できます(ゲストはできません)。
まず、テキストボックス横の絵文字アイコンをクリックして、絵文字を追加するを選択。すると、絵文字パックスクリーンが表示されるので、Slackのディレクトリーから絵文字パックを追加できます(現在、3つのパックが利用できます)。
カスタム絵文字をアップロードするには、カスタム絵文字タブに切り替えます。画像をアップロードするボタンをクリックして、カスタム絵文字をアップロードします。
PNG、さらにはGIFといった形式のファイルをアップロードできます。名前をつけて(この名前は絵文字の入力に使うコマンドにもなります)、保存ボタンをクリックします。
追加したいすべての絵文字に、この手順を繰り返します。新しい絵文字を送るには、テキストボックスへ行き、頭にコロン(:)をつけて絵文字の名前をタイプします。絵文字を選び、入力を押します。
——2021年7月27日の記事を再編集のうえ、再掲しています。
連載「今日のワークハック」では、仕事が速く効率的にこなせる!ツール・アプリ・OSのショートカットや使い方、アイデアをお届けします。
Source:Slack Themes, Slackmojis