デジタルで仕事をするようになった今でも、ボールペンの重要性は変わっていません。

ボールペンは各文房具メーカーから主力商品として販売されており、私は三菱鉛筆の『ジェットストリームを愛用しています。

特に多色・多機能ボールペンは使いやすく、使用している人も多いのではないでしょうか。

しかし、私はあえて単色ボールペンを推したい!

単色のジェットストリームは、カラーを除くと、スタンダード、ラバーボディ、アルファゲルグリップの3種類あります。

そこで、私が持っているこれらの3種類をレビューすることで、単色ボールペンの魅力をお伝えしてみようと思います。

見た目の好みは大切

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ジェットストリーム スタンダード
Photo: 津田まさき

機能的なことを語る前に、まずはパッと見のデザインについて紹介します。

スタンダードは文房具屋だけではなく、コンビニや100円ショップで販売されるほどの人気商品。

特にカラーバリエーションが豊富で、ラバーボディとアルファゲルグリップが3種類なのに対し、公式のラインナップでは28種類あります(ただし、芯の色や太さも含まれているので、実際はもう少し少なくなります)。

これだけ選択肢があると見ているだけで楽しくなりますし、文房具屋や本屋でジェットストリームのコーナーを組んでいる理由がわかりますね。

また、ペンを持ちやすくするため、ボディにはゆるやかなカーブやデコボコが施されています。

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ジェットストリーム ラバーボディ
Photo: 津田まさき

アルファゲルグリップは強めに、スタンダードはゆるめにカーブが確認できますが、ラバーボディはカーブがなくストンとしたデザインです。

それもあってアルファゲルグリップは、少しスマートさに欠ける印象。ラバーボディはスタイリッシュな印象を持ちました。

スタンダードは可もなく不可もない印象で、私はクールなイメージからラバーボディが一番好きです。

グリップの感触で疲労度は変わる

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ジェットストリーム アルファゲルグリップ
Photo: 津田まさき

ペンを握ったときのグリップは、各々に特徴があります。

もっとも特徴があるのは、やはりアルファゲルグリップで、むにむにした感触が持っていて楽しいです。

疲労軽減になるため、力を入れすぎる人に向いていますが、ゴミやほこりが付着しやすいので気になる人は注意が必要です。

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Photo: 津田まさき

そして、もっともグリップが弱いのはラバーボディ。意外に感じる人もいるのではないでしょうか。

スタンダードよりも滑りやすいので、使いにくい人もいるかもしれません。

重いペンは疲れやすい

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ジェットストリーム アルファゲルグリップ
Photo: 津田まさき

重量を確認すると、アルファゲルグリップが21g、ラバーボディが12g、スタンダードが10gとなりました。

アルファゲルグリップは、指は疲れにくそうですが、長時間使うと腕そのものに疲れがきそうです。

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ジェットストリーム スタンダード
Photo: 津田まさき

また、ラバーボディとスタンダードの差が少ないことは意外!

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ジェットストリーム ラバーボディ
Photo: 津田まさき

持ったときは、もっと明確にラバーボディが重く感じました。

とはいえ、実際の使用感は大差ないので、ラバーボディとスタンダードは好みでいいと思います。

文字の書きやすさは重心にもよる

私がペンを使う上で、割と重視しているのが重心です。重心の高低によって、取り回しのしやすさはかなり変わります。

アルファゲルグリップは見た目通り、重心はペン先側です。

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ジェットストリーム アルファゲルグリップ
Photo: 津田まさき

そのため、重量があっても扱いやすいのでしょう。

スタンダードとラバーボディはあまり変わりませんが、ラバーボディはペン頭側に若干重心があります。

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ジェットストリーム スタンダード
Photo: 津田まさき
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ジェットストリーム ラバーボディ
Photo: 津田まさき

重量は変わりませんが、使用するとラバーボディが重く感じる理由は、重心にあるのではないでしょうか。

どちらがいいかは人それぞれですが、私は重心が高いほうが書きやすくて好きです。重心が高いと少ない力で文字を書けるので、私は書きやすく感じます。


書き味そのものは、同じジェットストリームの芯なので変わりません。

筆圧が強い人やグリップを強く握る人は、疲労軽減を期待できるアルファゲルグリップがおすすめです。

ラバーボディとスタンダードは、機能的に大きな違いはありません。

スタイリッシュさで選ぶならラバーボディ、カラーバリエーションで選ぶならスタンダードがいいでしょう。

しかし、ボールペンは高い頻度で、長く使う文房具。

「愛着があるかどうか」がもっとも重要なので、直感でグッときたものを選ぶのが正解だと思いますよ。

あなたにあったボールペンで、楽しいワークライフスタイルを見つけてくださいね。

Source: 三菱鉛筆