Microsoft Wordは、現在利用できる中で最高の生産性アプリの1つです。Wordを使用すると、ずいぶんいろいろなことができます。しかし、Wordで作成した表を回転させるのは朝飯前とはいきません。
この記事では、Microsoft Word内で表を回転させる方法をご紹介します。是非最後までお読みください。
Microsoft Wordで表を作成する方法
表を回転させる方法の前に、Wordで表を作成する方法をご説明します。やり方は次の通りです。
- PCでMicrosoft Wordを開き、「白紙の文書」を選択して新しい文書を作成します。
- メニューツールバーから「挿入」を選択し、「表の挿入」を選択します。
- 表に必要な行と列の数を入力し、「OK」をタップします。
- または、表の形のアイコンにカーソルを移動して表の行と列を選択し、左クリックして表を挿入します。
Microsoft Wordで作成した表を回転させる方法
表の準備ができたら、いよいよ本題です。Wordで表を回転させる方法は3つあります。しかし、どれも、Wordで表の向きを変更する公式の方法ではありません。
1.「文字列の方向」を変更する
Wordで表を回転させる簡単な方法の1つは、ビルトインの「文字列の方向」機能を使用することです。これは表の向きを変更する公式の方法ではありませんが、表を裏返したいとき使える簡単な方法です。
1.カーソルを表の上に置き、左上に表示される4方向矢印を押して、表全体を選択します。

2.上部のメニューバーから「レイアウト」タブを選択します。

3.ツールバーから「文字列の方向」をタップします。Wordは、表内のすべてのテキストを時計回りに90度回転します。「文字列の方向」をもう一度タップすると、テキストが90度から180度に反転します。

お気づきかもしれませんが、「文字列の方向」では、表を回転させる角度を完全に自由に選ぶことはできません。また、表自体は回転せず、表の中のテキストだけが回転します。
完全に自由に回転させるには、回避策を用いる必要があります。それは、次の2の方法です。
2.表を画像に変換する
「文字列の方向」を使用する方法と違って、この画像を用いる方法を使用すると、表を自由に回転させることができます。
この方法の主な問題は、表をいったん画像に変換すると表の編集ができなくなることです。
- 表のあるWord文書を開きます。
- カーソルを表の上に置き、「4方向矢印ボタン」をタップして、表全体を選択します。
- 表の任意の場所を右クリックして、「コピー」を選択します。または、Windowsの場合は「Ctrl + C」、Macの場合は「Cmd + C」を使用して表をコピーすることもできます。
- 元の表を削除します。
- 文書の中で元の表があった場所をタップします。
- 右クリックして、「貼り付けオプション」の中の「図」(画像付きのクリップボードとして表示されます)を選択します。

これで、表が画像として貼り付けられます。画像にした表は、好きなように簡単に回転させることができます。
7.画像をタップして選択し、表の上部の回転アイコンの上にカーソルを置きます。

8.マウスの左クリックボタンを押したまま、表を動かして好みの向きに回転させます。
3.Microsoft Excelを使用する
Wordを使用している人は、高い確率でExcelも使用しているはずです。したがって、3番目にご紹介する最後の方法では、Excelを使用してWordの表を回転させます。
- Microsoft Wordで表をコピーします。
- Microsoft Excelを開き、「空白のブック」を選択して新しい文書を作成します。
- 「Ctrl + V」または「Cmd + V」を使用して表を貼り付けます。

4.Excelに貼り付けた表をコピーします。
5.空のセルを右クリックすると、ポップアップメニューが表示されます。
6.「貼り付けのオプション」で「行列の入れ替え」を選択します。「貼り付けオプション」の下に転置オプションが見つからない場合は、「形式を選択して貼り付け」→「行列の入れ替え」を選択します。

「行列の入れ替え」オプションは、表の行と列を入れ替えます。
7.次に、「行列の入れ替え」をした表をコピーして、Word文書に貼り付けます。
まとめ
この記事で、Microsoft Wordで作成した表を回転させる方法を理解して頂けたと思います。やりたいことに応じて、上記の3つの方法のどれかを選択してください。Excelを使用する方法は、表の行と列を入れ替えます。
Original Article: How to Rotate a Table in Microsoft Word by MakeUseOf