私は普段から手帳をヘビーユーズしており、合わせて文房具にもそれなりのこだわりがあります。

手帳に使う筆記具といえば、おそらくボールペンが一般的で、個人的には三菱鉛筆のジェットストリームを愛用しています。

ただ、ボールペンだけではなく、趣きを変えるために水性ペンも重視してきました。

そして、先日ついに求めていた水性ペンが発売! その水性ペンとは、ゼブラから販売されている『クリッカート』です。

クリッカートは私にとって大当たりで、購入してから毎日使用しているほど

今回は、クリッカートを使用した感想をお伝えしようと思います。

ノック式で使いやすい

私が水性ペンに求めていたのは、「ノック式」でした。

従来の水性ペンは「キャップ式」で、キャップを取り外す手間をどうにかしたかったのです。

「ノック式の水性ペンが発売される」と知った私は即買い!

ノック式の便利さはボールペンやシャープペンシルで、誰もが知るところでしょう。

キャップの取り外しがなくなるだけでも、かなりの手間が省けました。

しかし、それ以上のメリットは「ノック式だと片手で完結できる」ことにあります。

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Photo: 津田まさき

そう、キャップ式は基本的に両手を使わなくてはいけないのです。

左手でスマートフォンを持って資料を見ながら、右手でクリッカート。

左手で本を押さえながら、右手でクリッカート。

キャップ式だとどっちもできない芸当です。

私はスマートフォンで資料を見ながら、手帳やノートを書くことが多いので、クリッカートの存在は生活を大きく変えてくれました。

キャップを外すとき、勢いあまって手を汚さない

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Photo: 津田まさき

私がクリッカートを使用したメリットを考えたとき、もっとも頭に浮かばなかったのが「キャップを外すとき、勢いあまって手を汚さない」ことでした。

なぜならクリッカートを使用すると、手を汚さないことが当たり前になってしまっていたからです。

従来の水性ペンではキャップを外すときに手を汚し、「またやってしまった」としょっちゅう嘆いていました。

クリッカートなら、そんな心配はどこ吹く風。便利すぎて過去のデメリットを忘れてしまう──これは本当に感動しました。

ほどよい太さなので使いやすい

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Photo: 津田まさき

当初はあまり気にしていませんでしたが、ペン先の太さがちょうど良くて本当に使いやすい!

クリッカートを買う前までは、トンボ鉛筆の「プレイカラー2」を使っていましたが、ペンの太さにしっくりきていませんでした。

一方で、クリッカートの太さはドンピシャ!

太すぎて文字が潰れることもなく、細すぎて目立たないこともありません

ボールペンとの共存ができるので、手帳との相性も抜群です。

文字として書いてもよし、図表として枠に使ってもよし。使い道を選ばない万能性に脱帽しました。

カラフルなラインナップ

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Photo: 津田まさき

私の目的は手帳に使うことだったので、当初は黒、赤、青の3色のみ買いました。

十分満足していましたが、次第に「全36色をコンプリートしたい」想いがフツフツとわき上がってくるのです。

赤、青を使っただけでわかる発色の良さが、コレクター魂に火をつけました。全36色をそろえた姿は圧巻の一言!

ちなみにクリッカートは、重ね塗りをしてもインクがにじみにくい特徴があります。

イラストを描くのが好きなら、私以上にクリッカートを楽しめるかもしれません。

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Photo: 津田まさき

私は手帳のちょっとしたスペースに落書きをする程度ですが、それだけでテンション爆上がりです。

残念な点はクリップがないところ

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Photo: 津田まさき

少し残念なポイントは、「クリップがない」ところ。

手帳に使うので一緒に持ち運びたいのですが、ペンホルダーに挟めません。

悩みに悩んだ末、導いた答えは何の変哲もなく、ペンケースに入れることでした。

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Photo: 津田まさき

手帳を持ち運ぶときは、バッグも一緒に持っている場合が多かったので、ペンケースで問題ありません。

もし、「ペンケースはかさばる」という場合は、ペン先まで覆えるペンホルダーがあるので、そちらを利用するといいかもしれません。

収納できる本数に限りがありますが、基本色のみなら問題ないでしょう。

手帳の新しいオトモに迎えよう

クリップがないところが残念なクリッカートですが、ノック式の筆記具は買って損なしの逸品です。

ずっと使っていますが、後悔したことは1度もありません。

イラストや手帳のデコレーションに使用したいなら全色そろえると楽しいですし、事務的なメモにのみ使うなら基本色だけ購入すればOK。

水性ペンは裏抜けしづらいですし、実は手帳にぴったり。

今まで手帳に水性ペンを使ったことがない人は、ぜひクリッカートを使ってみてください。

Source: ZEBRA