Google Chromeを使用している人は、Gmail、YouTube、Googleドライブも使用しているのではないでしょうか。
その場合、手持ちのデバイスでこのすべてのオンラインサービスに(頻繁に使用する他のサイトにも)いちいち個別にログインするのは面倒だと思いませんか。
しかし、サインイン情報やその他の閲覧データを同期すると、ブックマーク、パスワード、履歴などに、PC、スマホ、タブレットから同時にアクセスできるようになります。
これにより、どのデバイスを使用していても、統一された、つながりのある、シームレスなユーザー体験が実現します。
Google Chromeで同期をオンにするとどうなる?
Google Chromeで同期をオンにすると、デバイス間で次のことが発生します。
- すべてのデバイスで、ブックマーク、履歴、開いているタブ、パスワード、自動入力情報などの同期された情報を表示して、管理できます。
- Gmail、YouTube、その他のGoogleサービスに自動的にログインします。
- 同期をオンにする前にログインすると、ログインしたままになります。
- 新しいデバイスにログインした場合(たとえば、新しいPCを手に入れたり、別のラップトップを使用する場合)、同期されたデータの回復やアクセスが可能です。
- ウェブとアプリのアクティビティをオンにすると、Chromeの履歴が他のGoogleサービス全体でそのユーザーのエクスペリエンスをパーソナライズするために使用されます。
すべてのデータを同期したくない場合は、Google Chromeで同期するデータを選択できます。
デスクトップ版Google Chromeで同期する内容を管理する方法
デスクトップ版Chromeで同期するデータを管理したいときは、次の手順を踏んでください。
- Chromeを開きます。
- 画面右上の3つのドットで構成されているボタンをタップし、「設定」をクリックします。

- 「Googleの設定」で、「同期とGoogleサービス」をクリックします。
- 「同期」で、「同期する内容を管理する」をクリックします。

- すべてのデータを同期するには、「すべてを同期する」を選択します。一方、「同期をカスタマイズする」を選択すると、具体的なアイテムを選択して同期できます。
- 「同期をカスタマイズする」を選択すると、アプリ、ブックマーク、拡張機能、履歴、設定、テーマ、閲覧リスト、開いているタブ、パスワード、住所、電話番号などが表示されるので、同期したくないアイテムをオフにできます。

- 戻る矢印ボタンをクリックして、「同期とGoogleサービス」に戻ります。
- 下にスクロールして「同期したデータを確認する」をクリックして、設定を表示します。
- 必要に応じて、セキュリティを強化するために「暗号化」オプションを選択すると、そこからデータの暗号化方法を選択できます。

- 終了したら、ウィンドウを閉じて終了し、変更を保存します。
モバイル版Google Chromeで同期する内容を管理する方法
AndroidのGoogle Chromeで同期する内容を管理する手順は次の通りです。
- Chromeを開きます。
- 画面右上の3つのドットで構成されているボタンをタップし、「設定」を選択します。
- アカウント名とメールアドレスのすぐ下にある「同期とGoogleサービス」をタップします。
- 「Googleアカウントの管理」で「Chromeデータを同期する」をオンにします。
- 「同期を管理する」をタップします
- 「すべてを同期する」をオフにします。

表示されたリストで、同期したくない項目のチェックを外します。
自動入力、ブックマーク、Google Payを利用しているクレジットカードや住所、履歴、パスワード、開いているタブ、設定のチェックを外すことができます。以上で設定は完了です。
なお、悪意のある者が同期されたデバイスにアクセスすると、GmailやGoogle Payなど、ログインしなくても接続されているすべてのGoogleアカウントにアクセスできてしまいます。データを同期する前にこの点に留意しましょう。
デバイスの同期をオンにする前に留意すること
必ず所有しているデバイスか、使用しているデバイスでだけ同期をオンにするようにしましょう。
所有しているAndroidデバイスを紛失したときは、Googleの「デバイスを探す」を使用して、デバイスをリモートで探してロックできるので、同期されたアカウントを保護できます。
念のために、最も機密性の高いアカウントは、上記の手順で同期から除外して保護しましょう。
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Original Article: How to Manage What You Sync in Google Chrome by MakeUseOf