Microsoftが待望の「Modern Webcam」をついに公開しました。手頃な1080pのカメラは、自宅からリモートで働く人たちにとって、新たな有力な選択肢となるでしょう。
Microsoftの「Modern Webcam」が、1080pにアップグレード

1080pのWebカメラは目新しいものではありませんが、MicrosoftのこれまでのWebカメラにはこのレベルの解像度のものがなく、すべて最大で720p。Microsoftというの企業の大きさを考えると、これは意外なことでした。
2021年6月にModern Webcamが世界中で発売されると、その状況は一変するでしょう。
Modern Webcamは60fpsで録画することができますが、ライブ配信の最大レートは30fpsで、ビデオ通話であればほとんど問題ありません。視野角は78度で、HDRモードによってセンサーが光源レベルの変化に合わせて素早く調整します。
また、自動ホワイトバランスや、自動ライト調整、顔のレタッチ機能などもあります。Modern Webcamには、この3つの機能が1つのオプションに統合された「True Look」という新しいモードもあり、必要に応じて簡単に見た目が良くなるのです。
Modern Webcamが、Windows Helloに対応していないことを知って、Microsoftのうっかりミスのように思えて、がっかりするユーザーもいるでしょう。しかし、Microsoft Teamsでの使用は保証されています。
さらに、Modern Webcamは、ビデオストリームのオン/オフを直接切り替えるプライバシー・シャッターが内蔵されていますが(アクティブなことを示すLEDライトも)、物理的なマイクスイッチはありません。
MicrosoftのModern Webcamは2021年6月から出荷し、小売価格は69.99ドルです(日本向けはまだアナウンスされていません)。
Microsoftの「Teams」を後押しする新しいアクセサリー
Microsoftは、Microsoft Teamsとの連携に重点を置いた新しいアクセサリーもいくつか発表しました。
例えば、「Microsoft Modern USB-C Speaker」は、Microsoft Teamsの通話にすぐにアクセスできるコントロールパネルがあり、「Microsoft Modern Wireless Headset」では、ボタンを押すだけでミーティングに参加できます。
新しいアクセサリーは、新型コロナウィルスの脅威によって家にいた人たちの一部が職場に戻りそうなこのタイミングに登場します(もちろん、国によって大きく違いますが)。しかし、今度もずっと、ある程度の割合で在宅勤務をする人はいるでしょう。
Microsoftは、Teamsをあらゆる職場の中心のままにしておきたいので、ハードウェア製品に簡単にアクセスできるボタンを内蔵することは、Microsoft Teamsの大きくなりつつあるエコシステムに人々を留めるひとつの方法なのです。
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Original Article: Microsoft Launches a Modern Webcam for the Work-At-Home Generation by MakeUseOf