少し前に、MicrosoftはWordファイルのPowerPointプレゼンテーションへの変換をまもなくサポートすると発表しました。
この機能がワークフローに役立ちそうだと思う人には嬉しいニュースがあります。Microsoftは米国時間3月23日付で、この変換ツールを正式にリリースしました!
Word⇔PowerPointの変換で資料作成が楽に
Microsoftは、この興味深い機能の詳細をTech CommunityのWebサイトに投稿しています。
過去にMicrosoftがほのめかした機能なので、このニュースを聞いても驚きませんが、現在この変換機能は誰でも使用できるようになりました。
しかし、ちょっとした問題があります。まだソフトウェアバージョンのWordではこの機能を使用できません。
現在はWeb版Wordしか対応していないので、WordファイルをPowerPointに変換するには、Microsoftのクラウドオフィスサービスを使用する必要があります。
ファイル変換時のコツ・注意点
残念ながら、Wordファイルを無作為に選んでコンバーターに入れても、うまくパワポのプレゼンテーションにはなりません。
AIがWordファイル内の主な論点を把握して、それぞれをスライドにするためには、まだ多少のガイダンスが必要だからです。
ですから、Wordファイルに適切にフォーマットされたヘッダーを入れて、AIを誘導する必要があります。
その仕込みができると、AIはドキュメント全体に目を通し、キーワードをすくい上げて、それを頼りにスライドをデザインします。スライドに追加する関連メディアも見つけてくれます。
Wordをパワポに変換する手順
この機能を試してみたいなら、MicrosoftがWordファイルをPowerPointプレゼンテーションに変換するための手順を詳述しているので、参考にしてください。
- Web版WordでPowerPointプレゼンテーションに変換したいファイルを開きます。
- 「ファイル」→「エクスポート」→「PowerPointプレゼンテーションにエクスポート」とクリックします。
- プロンプトが表示されたら、プレゼンテーションのデザインテーマを選択します。
- 「プレゼンテーションを開く」をクリックして、Web版PowerPointで結果を確認します。
- プレゼンテーションが作成され、ユーザーのPCのOneDriveルートフォルダーに保存されます。
残念ながら、このツールは現在は英語のみの対応で、WordファイルからPowerPointにメディアを取り込むことはできません。
しかし、AIがプレゼンテーションを作成したら手動で追加することができます。
MicrosoftのAI機能を活用して効率を上げよう
プレゼンテーションが勝手にできあがってほしいといつも思っている人には朗報です。Microsoftが、WordファイルをPowerPointプレゼンテーションに変換できるようにしてくれました。
ただし、変換のクオリティはまだ確認されていません。
パワポのプレゼンの作成をロボットに託したくないなら、手動でスライドを作成する人に役立つツールもまだまだたくさんあります。
たとえば、便利なPowerPointテンプレートがあり、作成プロセスをスピードアップして、スライドをプロフェッショナルな外観にしてくれますよ。
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Source: Microsoft
Original Article: You Can Now Turn a Microsoft Word Document Into a PowerPoint Presentation by MakeUseOf