Chromeのアドレスバーのアイコンを使いこなせると、インターネットの閲覧の仕方が変わるかもしれません。こうしたアイコンには重要な情報が隠れているのですが、使ってみて初めてそれがわかるようになっています。

こうしたアイコンとその機能により、ユーザーの情報が盗まれることを防いだり、ワンクリックでお気に入りのサイトにアクセスしたり、別のサイトを閲覧しながらYouTubeの動画を視聴することができますよ。

1.サイトの安全性を証明する鍵型アイコン

Google Chromeは、Chromeでの閲覧を安全に保つために、ブラウザのURLバーの左側にあるさまざまなアイコンをテストして、サイトの安全性を判断してきました。

すべてのアイコンが、緑色の鍵アイコンや白紙アイコンのように、時の試練を乗り越えたわけではありませんが、インターネットを安全に閲覧していることを確認するために、使用されているアイコンに注意してください。

セキュリティを示す最初のアイコンは、この記事のURLの左側に表示される灰色の鍵型のアイコンです。

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Webサイトにドメインホストからのセキュリティ証明書(SSLサーバ証明書)があり、Googleがその証明書を信頼している場合、このアイコンが表示されます。

さらに、そのWebサイトが、ブラウザが保護されていることを示すHTTPS(HTTPではなく)を使用していることにも気づくはずです。

この鍵型アイコンは、特定のサイトで、すべてのパスワードやクレジットカード情報が非公開で安全に保存されることを示しています。

このアイコンをクリックすると、証明書の有効性のスナップショット、使用中のCookieの数、サイト設定が表示されます。

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これらのオプションはいずれも、クリックすることで詳細情報を取得できます。

2.安全性が保証されないサイトを示すアイコン

完全に安全ではなく、まだHTTPを使用しているサイトでは、感嘆符(!)が付いた灰色の円アイコンが表示されます。

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これは、サイトにセキュリティ証明書がなく、プライベート接続を使用していないことを意味します。ただし、このアイコンは、サイトを通じて送信した情報が他人に見られたり変更されたりする可能性があることを警告するものでしかありません。

URLのHTTP部分を削除し、HTTPSに変更すれば、より安全なバージョンのサイトがあるかどうかを確認できます。

URLの横にある最後のアイコンは、感嘆符が入った三角形です。三角形の横に「安全ではありません」または「危険」と表示されることもあります。

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このアイコンが付いているサイトは一切閲覧しないでください。有効期限が切れたセキュリティ証明書や悪意のあるコードを持つサイトである可能性があります。このサイトを通じて送信した個人情報は、他人が見ようと思えば見れてしまいます。

危険なサイトは、Googleセーフ ブラウジングによって「安全でない」ことを示すフラグが付いていて、アクセスしようとするとページ全体に警告が表示されます。

3.ポップアップをブロックするアイコン

インターネットを閲覧していると、さまざまな「お買い得情報」や「オファー」を提供してくるポップアップほど煩わしいものはありません。Googleには、閲覧中に発生するポップアップの数を減らすブロッカーが組み込まれています。

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Googleがポップアップをブロックするアクションを実行するときはいつでも、このアイコンがアドレスバーの右側で星型アイコンの横に数秒間表示されます。でも、見たいポップアップまでブロックすることがあるのは、ちょっと困ります。

たとえば、Chromeのポップアップ通知を介してダウンロードリンクが表示されている場合、ポップアップブロッカーによって残高明細のダウンロードを停止する可能性があります。

ポップアップアイコンの使い方

ポップアップブロックのアイコンをクリックして、そのサイトからのポップアップを許可するオプションを選択しましょう。Chromeの例外リストにポップアップを追加して、そのサイトからのポップアップを常に許可するように選択することもできます。

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表示されたときにアイコンが見つからない場合は、Google Chrome画面の右端にある3点アイコンをクリックして、「設定」をクリックします。

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左側の「プライバシーとセキュリティ」をクリックしてから、「サイトの設定」というセクションをクリックします。

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下にスクロールして、「ポップアップとリダイレクト」が表示されたら、そのセクションをクリックします。

許可」の下のURLをコピーして貼り付けると、Chromeは今後このサイトからのポップアップをブロックしなくなります。ここから、ブロックまたは許可されたすべてのサイトを管理することもできます。

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4.ブックマークアイコン

アドレスバーの右端に星型アイコンが表示されているはずです。その上にマウスを置くと、「このタブをブックマークに追加します」という文言が表示されます。ブックマークタブを利用すると、Webを閲覧しているときに繰り返しアクセスするサイトに迅速かつ効率的にアクセスできます。

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星型アイコンをクリックすると、そのサイトに名前を付けることを求められ(デフォルトの名前がすでに入力されています)、ブックマークを保存する場所を聞かれます。

ブックマークの機能を使い始めたばかりなら、ブックマークバーに追加すると、アドレスバーの下にすぐに表示され、そのサイトをクリックすると、すぐにブラウザで開きます。

しかし、多くのブックマークを保存する場合は、同じタイプのサイトを多数保存できるフォルダの作成を始める必要があります。

多くのニュースサイトをブックマークしたいときは、「ニュース」という名前のフォルダを作成しましょう。星型アイコンをクリックすると、ドロップダウンオプションからそのフォルダを見つけることができます。

ニュースフォルダを作成するには、「その他...」オプションをクリックします。次に、右下の「新しいフォルダ」オプションをクリックすると、新しいフォルダがポップアップ表示され、名前を付けるオプションが表示されます。

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フォルダやブックマークを右クリックして「削除」を選べば、いつでもフォルダやブックマークを削除できます。

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5.YouTubeコントロールアイコン

ブラウザの新しいタブでYouTubeを開くと、どのタブにいても再生音が聞こえることにお気づきでしょうか。

実は、ブラウザのどのタブからでも、再生、一時停止、次、前、ピクチャーインピクチャーの設定をコントロールできるんです。

YouTubeを開いて動画の再生を開始したら、動画の再生中に別のタブに移動してみてください。

アドレスバーとすべてのChrome拡張機能の右側には、3本線と音符が付いたアイコンが表示されます。

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このアイコンをクリックすると、再生、一時停止、前へ、次へ、ピクチャーインピクチャーのオプションが表示されます。右上の「X」をクリックすると、このアイコンを完全に削除することもできます。

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このアイコンを使えば、作業中にお気に入りの音楽を聴いているときに、簡単に必要な操作をすることができますし、YouTubeに戻らなくても、その動画をいつでも一時停止して次の動画にスキップできます。

6.言語アイコン

Chrome設定で設定されている言語と異なる言語のサイトにアクセスすると、すぐにそのサイトを母国語に翻訳したいか聞かれます。

しかし、それを見逃しても、ブックマークのアイコンの左側にある言語アイコンを使えば、サイトの言語を変更できます。

このアイコンの様子を描写するのは難しいのですが、Googleの「G」が付いています。 このアイコンをクリックすると、ページを適切に翻訳できる一連のオプションが表示されます。

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まず、一番簡単なオプションは、Chromeでデフォルトに設定されている言語に翻訳することです。下のチェックボックスをオンにすると、現在表示されているWebサイトの言語が常にデフォルトの言語に翻訳されます。

3点アイコンをクリックすると、この言語のページを今後どのように翻訳したいかについて、さらに多くのオプションが提供されます。

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まとめ

アドレスバーに表示されるすべてのアイコンをよく理解することで、今後のインターネットのナビゲートと閲覧が容易になります。

個人情報の安全性が確保されているか把握できたり、お気に入りのサイトを簡単にアクセスできるように保存できると、多くの頭痛の種が解消され、時間の節約にもなります。

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Original Article: The 6 Chrome Address Bar Icons You Need to Know More About by MakeUseOf