2019年3月30日の記事を再編集のうえ、再掲しています。

2017年、「生産性についての本を書かないか?」と編集者が聞いてきた時、私は生産性について話したり書いたりすることで生計を立てていました。

ただ、1つ問題がありました。仕事と小さな子どもたちの世話をする合間に、時間が見つけられるかということです。

しかし、私は『Juliet's School of Possibilities』を書き上げました。生活が崩壊しかけている野心的な若いコンサルタントが、メンターに上手い時間の使い方を教わる話です。

私は、この7つの戦略を使えば、誰もが「これ以上時間がない」と思っている生活に、予想もしなかった時間を見つけられると思います。

1. 期間を決める

私は「Whole30」というダイエット法が人気なのは、30日間あれば何でもできそうな気がするからではないかと思います。

同じように、大きな副業をしたい場合は、期間を区切ることを考えてみましょう。

私は『Juliet's School of Possibilities』の原稿を、11月中に書くことを目標にしました。11月にしたのは、数千人の人たちが30日間で小説の原稿を書こうとする、国際小説執筆月間だからです。

自身の最高傑作を短時間で書けると思えれば、4日間子どもを連れてどこかに行ってくれたら、同じ期間の休みを約束すると旦那さんや奥さんに言えます。

そして、長めの週末をどこかに籠もって、創作物を作り上げましょう。ブラッシュアップするのは、後でいつでもできます(私は2017年11月に本を書き、その翌年に編集しました)。

2. 午前中を使う

ほとんどの人は、午前中のほうがより自己管理と集中ができ、夜のほうがエネルギーがありません。この事実を利用しましょう。

それに、小さな子どもは睡眠時間がより多く必要だというのも有利に働きます。

たとえば、子どもが午後8時30分〜午6時30分まで眠る場合、あなたは理論的には午後9時30分に眠り、午前4時30分に起きることができ、家の中が活発に動き始めるまで生産性の高い時間が2時間あります。

私の子どもは睡眠時間が予想外に短かったので、これは私の場合は使えませんでしたが、電話はできるだけ午前10時以降にしてもらうようにして、午前8時30分〜午前10時を空けて、朝の生産的な時間を活用していました。

3. 頭を切り替えるスイッチを持つ

最高傑作の絵を描くのに週4時間かかるのであれば、どう描こうかと思いを巡らせるのにイーゼルの前に立ち尽くすことに3時間半を使いたくはないはずです。

働くアーティストは、決まったマグカップでコーヒーを飲むとか、特定のBGMを聞くなど、生産的なマインドに切り替えるスイッチのようなものを持っています。

また、アイデアが浮かぶように外出をするのもいいでしょう。

私は、本のプロットのほとんどを、近所をランニングしている間に考えました。新鮮な空気と体を動かすことが私にはとても効果的だったので、行き詰まった時はいつも走りに行きました。

家に帰ると常に何かしらのアイデアが浮かんでいましたよ。

4. 場所を変える

私は小説の大半を家の書斎で書きましたが、家や仕事場以外の場所に行くと、(洗濯など気が散ることをなくせて)生産性を急速に上げられることに気づきました。

私の場合、地元の図書館はとてもいい仕事場です。コーヒーショップでもいいでしょう。

友だちの家の場所を借りるというのもありです。多分、友だちの洗濯をすることはないでしょうから。

5. ベビーシッターを活用する

夫婦が、互いの長期的なクリエイティブな目標をサポートし合っている間は、余裕をつくることで摩擦を極力減らすことができます。

子どもの面倒を見るのはどちらの番なのかと言い争うのではなく、単純に放課後にシッターさんにいてもらう時間を、週1回は午後8時まで伸ばしましょう。

あなたは仕事をして、配偶者はスポーツジムに行くことができ、みんなハッピーです。

6. 外的圧力を自らかける

好きでやっている仕事の問題点は、その仕事をやっているかどうかを本気で気にかける人がいないことです。

私は原稿を書き進める間に、自分のブログを通じて、批評的な意見を言ってくれる“先行読者”となる人を募集しました。

ある程度の期間で読むべき原稿がくることを期待している人がいるとわかると、恥ずかしくなるような原稿にしたくなくて、編集しようという気持ちに火がつきました。

7. 本当に大切なことにだけ集中する

Juliet's School of Possibilities』では、Julietはホテルを経営しながら2人の子どもの世話をしていた時がどれほど忙しかったかを語り、始めたいと思っているビジネスをする時間がなく絶望していました。

しかし、このような忙しさの中でも、地下室の洪水の対処には時間を割いていると、ホテルの客室係が指摘しました。その時間は一体どこから来たのでしょうか?

緊急事態が発生し、彼女はその“他のこと”を放り出したのです。しかし、地下室が水浸しにならなければ、それを放り出せなかったでしょう。

彼女は「自分にとって大事なことを見極め、それを水浸しになった地下室のように扱えば時間はできる」と言います。私がこの台詞を書いたのですが、これが難しいこともわかります。

小説を書く時間を捻出した朝のことを思い出します。メールの受信トレイが急速に増えていき、そのうちのいくつかは重要な問題に関することだとわかっています。

しかし、自分の時間をどのように使うかを決めているのは自分だと気づいていました。

それで、午後4時までどのメールにも返信をしませんでした。時が止まることはありません。原稿は書き終えることができました。

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Source: Amazon, Whole 30, Nanowrimo

Laura Vanderkam - Lifehacker US[原文