通知には不都合な点もあるというのは、誰もが気づいているでしょう。
大事な仕事から気をそらされたり、通話中に恥をかいてしまったりすることがあります。時には、通知を無視してひとつのことに集中したいこともあります。うれしいことに、macOSには迷惑通知の簡単な解決法があります。
今回は、「おやすみモード」を使ってMacの通知を一時的にミュートする方法をご紹介します。
「おやすみモード」でできること
macOSでは通知を細かくコントロールできますが、「おやすみモード」がその中核となるオプションです。すべての通知を完全にミュートしたい時にはベストな選択です。
「おやすみモード」をアクティブにすると、通知は画面に表示されなくなり、通知音もしません。
アプリは通知を送るので、通知センターで通知を見ることはできますが、バナーの通知は表示されず、アラートの通知は「おやすみモード」を再度オフにした時に画面に表示されます。
「おやすみモード」を使用するには3つの方法があります。
- オン/オフを操作する
- 一定時間使用する
- スケジュールする
「おやすみモード」をオン/オフする方法
macOS Big Surから、メニューバー経由で「おやすみモード」を操作する方法がいくつか導入されました。どのオプションを使うかは、好みや設定の方法によって違います。
コントロールセンターを使う
- メニューバーのアイコンをクリックし、コントロールセンターを開く。
- 「おやすみモード」のアイコンをクリックして、オン/オフを切り替える。パネル内のどこでもいいのではなく、三日月のアイコンをクリックしなければならない。

メニューバーの「おやすみモード」アイコンを使う
- メニューバーの「おやすみモード」をクリックする。
- 「常にオン」をクリックする。
- 「おやすみモード」のアイコンがMacに表示されている場合、「おやすみモード」がオンの時はアイコンが白く、オフの時はグレーに表示される。

「おやすみモード」を表示するように設定している場合のみ、メニューバーにアイコンが表示される。
- システム環境設定の「Dockとメニューバー」を開く。
- サイドバーから「おやすみモード」をクリックする。
- 「メニューバーに表示」のチェックボックスにチェックを入れる。

時計を使う
- Optionキーを押しながら、メニューバーの日付か時間をクリックする。
- これで「おやすみモード」のオンとオフが切り替わる。
一定時間「おやすみモード」を使う
メニューバーの「おやすみモード」アイコンをクリックするか、コントロールパネルの「おやすみモード」で、先ほどの「常にオン」以外に、「1時間」「今日の夜まで」「明日まで」が表示されているはずです。
どれかひとつを選ぶと、すぐにその「おやすみモード」が有効になり、一定時間が経つと自動的にオフになります。
「おやすみモード」のスケジュールの設定方法
- システム環境設定を開く。
- 「通知」をクリック。
- サイドバーで「おやすみモード」を選ぶと、22:00〜7:00など「おやすみモード」をオンにする開始時間と終了時間が設定できる。
さらに、スリープ中やロック中、ミラーリング中など、「おやすみモード」が自動的に有効になる状況も設定できます。
また、「おやすみモード」がオンになっている時でも着信を通知するかも選択できます。
macOSの通知で集中を途切れさせない
「おやすみモード」はちょっとした機能ではありますが、通知を最大限有効に使いたい場合には欠かせない機能です。
ビデオ通話が始まる時や、集中して仕事をしなければならない時など、「おやすみモード」をオンにする習慣をつけましょう。
気をつけて欲しいのは、Macで「おやすみモード」をオンにしても、iPhoneの通知には影響がありません。iPhoneを持っている人は、通知の画面表示は継続されます。iOSの「おやすみモード」機能を使って、同じようにミュートすることができます。
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Original Article: How to Use Do Not Disturb on a Mac by MakeUseOf