カロリーにうるさい人たちの間で話題となっている、TikTokから生まれた最新トレンド「プロフィー(Proffee)」。これは、プロテインシェイクとコーヒーを組み合わせたドリンクです。
タンパク源としては悪くないのですが、「フラペチーノの代わりになってくれるかも」と期待すると、がっかりするかもしれません。
一般的なプロフィーは、ボトルタイプのプロテインシェイクと、氷入りのコールドブリューコーヒーを混ぜて作られます。
プロテインとコーヒーはどんなものでも構いません。そこに、フレーバーシロップやさらにはホイップクリームを加える人もいます。
「プロテイン」の効果は?
プロテインシェイクが、食事でタンパク質を摂取するための手軽なドリンクであることは以前ご紹介した通りです。
だからといって、ワークアウトのあとに(あるいは、それ以外の場面で)プロテインシェイクを飲まなければならないかというと、そうではありません。1日を通して、タンパク質の豊富な食事をとっていれば十分です。
けれども、プロテインドリンクの手軽さが気に入っている人なら、まさにライフハックだと言えるでしょう。
プロフィーのレシピでは、大抵ボトルタイプのプロテインシェイクが使われています。
従って、摂取できるタンパク質の量はどのシェイクを使うかによって変わってきます。商品によって含有量に差があるので、ラベルのチェックをお忘れなく。
たとえば、バニラ味/11液量オンス(約325ml)のPremier Proteinに含まれるタンパク質は30gで、熱量は160kcalカロリーです。一方、Atkinsの場合、カロリーこそ同じですが、タンパク質は半分しか含まれていません。
あとの栄養素は、あなたがそこに何を加えるかによります。
コーヒーはカロリーをほとんど含んでいません(無糖タイプならLサイズのカップでも5kcal程です)。
シェイクとコーヒーをミックスするだけなら、栄養分はシェイクとほぼ同じで、そこにコーヒーの風味とたっぷりの水が加わっただけとなります。
けれども、シロップやホイップクリームを加えれば、糖分もカロリーも大幅にアップするでしょう。
「コーヒー」としての味は?
いろんな人の話を総合すると、そこまでおいしいものではないようです。「Insider」編集部はプロフィーを何種類か飲み比べ、「悪くはない」という評価を下しました。
とはいえ、プロテインシェイクだけを飲む場合と比較して、味が特によくなるわけでもないようです。
スターバックスで、ミルクシェイクとほとんど変わらないような甘いドリンクをオーダーする代わりに、プロフィーを飲むのだとしたら、三大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)という点から言っておすすめできます。
けれども、その味がフラペチーノに及ばないのは事実です。
どうしてもフラペチーノが飲みたいのなら、いっそのこと1つ注文してその味を楽しみましょう。そして、摂取してしまったカロリーを、その日の別のところで調整して辻褄を合わせてください。
結局のところ、タンパク質の摂取量を増やしたいのだとしたら、定期的にプロフィーを飲まない限り違いは表れないでしょう。
タンパク質を加えた食品は、きちんと考えて食生活に組み入れない限りほとんど効果を発揮しません。
プロフィーが好きな人は、好きなだけ飲んでいいと思います。ですが、たまにグラス1杯分を飲むだけで、「食生活が一変した!」などとは思わないほうがいいでしょう。
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Source: Walmart, Atkins, Insider
Beth Skwarecki - Lifehacker US[原文]