2020年2月5日掲載記事を再編集の上、再掲載しています。
あなたの1時間はどれくらいの価値がありますか?
1時間あたりに稼げるお金で価値を測るにせよ、1日の何%を費やしているかを計算するにせよ、自分の時間がどれくらい価値があるのかがわかっていれば、時間をより適切に使えるようになります。
目的のない行動は『時間の浪費』
『You Can Have It All, Just Not at the Same Damn Time』の著者であるRomi Neustadt氏が、MarketWatchで次のように説明していました。
あなたの1時間の価値が300ドルだとして、ストレスフルな仕事から少しの間逃れるために、Facebookを10分間スクロールしたと仮定します。10分は50ドルに相当しますが、それだけの価値があったと考えることもできるでしょう。
では、時間を忘れて45分間もソーシャルメディアに見入ってしまったら? 225ドルが水の泡と消えたことになります。
あなたが健康的な生活を重視しているなら、その時間にヨガクラスに参加したり、友人とランニングをしたり、マッサージにいくことができたかもしれません。
もっとも、公平を期すために補足しておくと、マッサージスタジオが自宅や職場からよほど近くないかぎり、45分間でマッサージを受けるのは難しいでしょう(同じことがランニングにも言えます。45分間で実行するには、ジムやランニングコースがすぐ近くにあり、友人とも自由時間を合わせなければなりません)。
私たちがついソーシャルメディアで時間をつぶしてしまうのはそうした要因もある、とNeustadt氏は指摘しています。ソーシャルメディアを見る以外に良い時間の使い方が思いつかない場合もあるということです。
無自覚に時間を浪費してはいけない
とはいえ、いずれにせよNeustadt氏が言いたいのは、無自覚に時間を浪費してはいけない、時間は大切にすべきだということです。
同氏は、時間の価値をお金に換算していますが、パーセンテージで考えることもできます。たとえば、ソーシャルメディアに45分間使ったとすると、1日1440分の3%を費やしたことになるのです。
さらに言えば、睡眠や仕事、食事の準備、歯磨き、お風呂などの時間を差し引くと、自由に使える時間は2時間ほどしか残っていないかもしれません。あなたはそのうちの37.5%をソーシャルメディアに費やしたわけです。
自分の時間価値に見合った選択を
Neustadt氏はまた、自分の時間価値より安いコストでほかの人に頼めるタスクがあるなら、アウトソーシングを検討すること、また、自分の時間価値に見合わない依頼はきっぱりと断ることをすすめています。
掃除や料理をアウトソーシングするほどお金に余裕がない人もいるでしょうが(お金があったとしても、家事を他人に任せたくない場合も)、少なくとも時間のかかるタスクを依頼されたときに、NOと言うべきかどうかを自問してみるべきです。
時間は本当に貴重なものです。そして、できるだけ多くの時間を自分が本当にやりたいことに使うことが、私たち自身の責務でもあるのです。
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Source: Romi Neustadt, MarketWatch
Nicole Dieker - Lifehacker US[原文]