アテクシ、精神科医Tomyと申します。ゲイで精神科医で、なおかつコラムニストでもあります。
アテクシが、皆様の生きるヒントになりそうな言葉をつぶやいたTwitterが初めて本になったのは、2020年2月のことでした。(「はじめに」より)
そんな前著『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』は、5万部突破のベストセラーに。
続く『精神科医Tomyが教える 1秒で悩みが吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)も好評を得たため、このたび第3弾『精神科医Tomyが教える 1秒で幸せを呼び込む言葉』(精神科医Tomy 著、ダイヤモンド社)が登場したわけです。
今回は不安や悩みを吹き飛ばすのではなく、「幸せを呼び込む」というコンセプトでセレクトしているのだとか。
ちなみに『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』は以前に取り上げたことがありますし、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
人生、たくさんのチャンスや転機がありますから、どなたにも一定の確率でいいことも悪いことも起きるものです。
では、なにが幸せを呼び込むのか?それは物事のとらえ方と行動の仕方にあります。
幸せな人は自分の幸せを見つけ、育てるのが得意。一方、不幸だと思い込んでいる人は、自分の幸せに気づかず、手元から逃してしまう行動をしがちなのです。
今回は、そんな幸せを呼び込むヒントをたくさん詰め込んでいます。(「はじめに」より)
Chapter 4「味方は数じゃないの 質よ」のなかから、仕事の場面で応用できそうな10のことばをピックアップしてみることにしましょう。
人間関係
人間関係って
上手く行かなくても、
リセットはできないのよ。
なぜなら、知り合う前の状態に戻ることはできないから。
だから離れるにしても、相手にも気持ちがあることを忘れないようにするべき。 人間関係は結果だけではなく、プロセスも大事だということです。(215ページより)
挨拶
人間関係が悪くなるのって、
たいてい
コミュニケーションの
問題なのよね。
相手が悪いわけでも、自分が悪いわけでもないということ。 まずは挨拶や会釈だけでも、しっかりやってみましょう。(216ページより)
ピンチ
ピンチはチャンスと言うわね。
確かにその通り。
さらにいえば、ピンチを切り抜けたほうがうまくいくとは限らないもの。
ピンチに負けてしまったほうが、いい転換点になる場合もあるということ。ピンチに負けたとしても、どう立ちなおるかを考えればいいだけ。そして、自分を責めないように。
最終的にどう転ぶかは、まだわからないのだから。(220ページより)
意思
意思は強くもつ。
でも、焦らない。
追い込みすぎない。
生きていく時間は長いのだから、続けられるペースで。(221ページより)
追い求める
結果的に
得られなかったとしても、
諦めず追い求めた人生は、
途中で諦めた人生と
全く違うものになるのよ。
なぜなら、諦めないことで得られるものがたくさんあるから。(223ページより)
執着
望みって、全て執着なのよ。
とはいえ執着だったとしても、どうしても手放せないのであれば、諦める必要はなし。
ただ望みをブラッシュアップして、真に手放せない部分を洗い出すほうがいい。(224ページより)
忘れる
どうしようもないことは、
「嫌なことリスト」に入れない。
「嫌なことリスト」に入れるべきは、自分が対応しなければいけないことだけ。つまり、「どうしようもないことは、忘れるべき」だということ。(225ページより)
醍醐味
世の中、思うように
いかないことばかりよね。
でも、思うようにいかないから、
なんとかする醍醐味がある。
醍醐味は、いいことば。(228ページより)
ケア
今日1日、楽しい日だったか、
普通の日だったか、
疲れた日だったか、
簡単に振り返っておきましょう。
もし疲れた日だったなら、今晩中に疲れを解しておくことが大切。
そうすれば、こまめに自分の疲れに気づくことができるから。(230ページより)
人生
人生、無駄に見えること、
無意味に見えることって
大切なの。
つまり、無駄なことも無意味なこともないということ。
「あるがまま」が人生。(231ページより)
*
著者のモットーは、「考え方次第で人生は変わる」という考え方。それは、幸せになることについてもいえることだといいます。
しかも考え方を変えることに、遅すぎるということはありません。いまからでも幸せを呼び込むことは可能だというわけで、本書はその手助けをしてくれるのです。
気楽な気持ちでページをめくってみれば、いまの自分に最適な金言と出会えるかもしれません。
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Source: ダイヤモンド社