各社がしのぎを削り、進化のほどを見せつけるロボット掃除機。ただ吸引ができればよかった時代はとうに終わりを告げ、水拭きはもちろん、ハイエンドモデルならモップの自動洗浄・乾燥までが「当たり前」となりつつあります。

そんななか、買って後悔しない1台、本当に選びたい1台はどれなのか、ロボット掃除機はどこまで進化しているのかを、ECOVACSDEEBOT T20 OMNI」を使いながら探ってみたいと思います。

なお、この製品も11月22日(水)から開催されるAmazon ブラックフライデー(先行セール含む)のセール対象になっています。さらにお得になる読者限定クーポンも発行されていますので、ぜひ記事の最後までご覧ください。

全自動ってこういうこと。モップの洗浄・乾燥までお任せ

2023年6月に登場した、ECOVACSのハイエンドモデル「DEEBOT T20 OMNI」。
2023年6月に登場した、ECOVACSのハイエンドモデル「DEEBOT T20 OMNI」。

ECOVACS(エコバックス)は、今年で25周年を迎えたサービスロボットの総合メーカー。世界145以上の国々でユーザーを獲得しています。

そのエコバックスのハイエンドモデルとして登場したのが、この「DEEBOT T20 OMNI」。床掃除にまつわるあらゆる機能を盛り込んだ1台です。

「DEEBOT T20 OMNI」のコンセプトである「もう、何もしなくていい。」を実現してくれるのが、全自動クリーニングステーション。床掃除を終えたロボット掃除機がここへ帰ると、溜まったゴミをたった10秒で自動吸引。

ゴミパック交換は最大60日に一度でOK。引き出すだけで、手も汚れない。
ゴミパック交換は最大60日に一度でOK。引き出すだけで、手も汚れない。

ゴミパックは抗菌性能と密閉性が高く、大容量。そのため、交換は最大60日に一度でOK。全自動クリーニングステーションのトレイから引き上げるだけなので、手を汚さずに簡単に捨てられます。

水拭き清掃でモップに水分が足りなくなれば、自分で全自動クリーニングステーションに戻って自動給水。掃除の完了後は、モップの洗浄と乾燥を自動で行なってくれます。

「DEEBOT T20 OMNI」の新機能の1つが、55℃の温水でモップ洗浄をすること。55℃は動物性油脂といった一般家庭の汚れを落とすには最適な温度で、水拭き後のモップについた汚れをしっかりと落とし、熱風と高速回転で徹底的に乾燥。嫌なニオイを残しません。

ちなみに「たまには洗剤を使って洗いたいな」という場合には、洗浄液(別売り)も用意されています。

「床はそれほど汚れていないはず…」と思っていても、水拭きをしてモップの自動洗浄が終了し、汚水タンクに溜まった水を見ると、その汚れと濁りに驚きます。

モップへの給水とモップ清掃用の清水タンク。モップの汚れを落とした水は左の汚水タンクに溜まる仕組み。
モップへの給水とモップ清掃用の清水タンク。モップの汚れを落とした水は左の汚水タンクに溜まる仕組み。

掃除前にブルーの清水タンクに水を入れ、掃除後に汚水タンクに溜まった水を捨てることと、60日に一度のゴミパック交換。ユーザーが行なうのは、指折り数えてもこの程度で、あとはこの全自動クリーニングステーションにお任せです。

吸引清掃&水拭き、どちらも隅々までしっかりきれいに

もちろん、「DEEBOT T20 OMNI」はロボット掃除機本体にも、目を見張るべき進化の数々が施されています。

まず紹介するのは、吸引清掃の性能の高さ。床やカーペットに落ちたゴミやほこり、チリやペットの毛などを6,000Paという強力なパワーで吸引します。

モップへの給水とモップ清掃用の清水タンク。モップの汚れを落とした水は左の汚水タンクに溜まる仕組み。
モップへの給水とモップ清掃用の清水タンク。モップの汚れを落とした水は左の汚水タンクに溜まる仕組み。

部屋の角まできれいになるのは、本体の裏側に装着された2つのサイドブラシがゴミをかき出すから。

また、エコバックスとして「DEEBOT T20 OMNI」で初めて搭載したのが、ゴム製メインブラシラバー素材なので髪の毛が絡まりにくく、メンテナンスの手間が激減。フローリングはもちろん、ラグやカーペットもなめらかに掃除をします。

モップの湿り具合は、床材や好みにあわせてスマホアプリから調整可能。
モップの湿り具合は、床材や好みにあわせてスマホアプリから調整可能。

続いて、水拭き掃除の進化ポイントを紹介します。まずは180回転/分の加圧回転式デュアルモップ「OZMO™️ TURBO 2.0」を採用したこと。圧をかけながら高速回転するので、ベタつきをきれいにし、さらさらとした床に仕上げます

Image: ECOVACS
Image: ECOVACS

また、薄手のラグやカーペットを敷いている部屋で便利なのが「モップ自動リフトアップ」機能。カーペットを認識すると自動的にモップパッドを持ち上げて、吸引掃除のみを行ないます。厚手のカーペットなら、カーペットを回避する設定にすることも可能です。

この「モップ自動リフトアップ」機能は、掃除のときだけでなく、掃除後に全自動クリーニングステーションに帰るときにも役立ちます。汚れたモップをリフトアップすることで、水拭き掃除を終えてせっかくきれいになった床を再び汚してしまうなんて事態から回避できるからです。

スマホアプリ「ECOVACS HOME」と連携すれば、掃除の内容をきめ細やかにカスタマイズできる。
スマホアプリ「ECOVACS HOME」と連携すれば、掃除の内容をきめ細やかにカスタマイズできる。

吸引掃除ではサイドブラシが部屋の隅や壁際にあるゴミをかき出してくれますが、水拭き清掃では「エッジディープクリーニング」という新機能が活躍。小刻みにお尻を振るように走行し、壁際も丁寧に水拭き清掃をします。

掃除の開始・終了や、全自動ステーションで行なうモップ洗浄の設定、エッジディープクリーニングのオン・オフなど、操作のほとんどがアプリで行なえます。「壁際も念入りに掃除してほしい!」と思い立ったときも、スマホですぐに切り替えができて簡単です。

「水拭きだけ」「吸引だけ」も叶える4つのモード

Image: ECOVACS
Image: ECOVACS

吸引・水拭きともに優れた性能を発揮する「DEEBOT T20 OMNI」ですが、さらに「かゆいところに手が届く」のが、部屋の環境やシーンによって使い分けられる「4つの清掃モード」。

環境やシーンでカスタマイズできる「4つのモード」

  • 吸引清掃しながら同時に水拭き清掃
  • 吸引清掃後に水拭き清掃
  • 水拭き清掃のみ
  • 吸引清掃のみ

「時間がないから同時に両方の清掃を行ないたい」「床のベタつきが気になるから、部分的に水拭きだけしたい」「カーペット敷きの部屋だから吸引だけがしたい」というシーン、ありますよね。

もちろん、進入禁止エリア設定やカーペット回避の設定もできますが、部屋やエリアごとにカスタマイズができるのはとても助かります。すでにロボット掃除機を使っている人にとっても、「これが欲しかった!」と思わせる機能の1つではないでしょうか。

最先端のマッピング&障害物回避機能で、効率的な掃除を

天面のD-ToF距離測定センサーが、迅速かつ正確に距離を測定してマッピング。前面にある3D物体回避(TrueDetect)3.0で障害物を回避する。
天面のD-ToF距離測定センサーが、迅速かつ正確に距離を測定してマッピング。前面にある3D物体回避(TrueDetect)3.0で障害物を回避する。

「DEEBOT T20 OMNI」のロボット掃除機本体には、間取りを把握する最先端技術のマッピングシステム「TrueMapping2.0」を搭載。D-ToF距離測定センサーが素早く正確に距離を測定することで、間取りだけでなく複雑なレイアウトや家具の位置までを認識して、ムダなく効率的に掃除をします

また3D物体を回避するのが「TrueDetect3.0」。一辺が3cm以上の物体なら暗い場所でも正確に検知し、走行ルートを再計算して回避。置きっぱなしにしたものを倒したり、子どものおもちゃを吸い込んだりといったこともなくなります。

シルバー×ホワイトのスタイリッシュなデザイン。家具の下にも入り込みやすい103.5mmの薄さ。
シルバー×ホワイトのスタイリッシュなデザイン。家具の下にも入り込みやすい103.5mmの薄さ。

「DEEBOT T20 OMNI」は、これだけの最先端の技術を搭載しているのにたった103.5mmと薄いので、ソファや家具の下もスムーズにきれいにしてくれます。

ほかにも、声だけで掃除の開始・終了ができるAI音声アシスタント「YIKO(イコ)」などの便利な機能は、従来モデルから引き続き搭載。

実際に「DEEBOT T20 OMNI」使ってみると、どの場面でも「賢いなぁ」と感心することばかり。ロボット掃除機の進化は、頭脳の進化と言えるのかもしれません。個人的には、清掃中の音が静かなことにも驚きました。

Amazonのセール&クーポンで、さらにお得に

11月22日(水)〜12月1日(金)まで開催される「Amazon ブラックフライデー」(先行セール含む)では「DEEBOT T20 OMNI」が28%OFFに。さらにセール価格と併用可能なライフハッカー限定クーポン(クーポンコード:lifeha23)も発行されます。

DEEBOT T20 OMNI
参考価格:179,800円→セール価格:128.700円(28%OFF)
読者限定2%OFFクーポン:lifeha23
クーポン利用後の購入価格→126,126円

スタイリッシュなブラックのモデルをお探しなら

<DEEBOT X1 OMNI>

セール期間中、エコバックスのロボット掃除機は別のモデルもお得なプライスになっていますので、いくつかご紹介します。

インテリアにあわせて、ブラックのスタイリッシュなロボット掃除機を探しているなら「DEEBOT X1 OMNI」がおすすめ。

エコバックスで、初めてモップの自動洗浄・乾燥を搭載した全自動モデル「DEEBOT X1 OMNI」。ロボット掃除機の一時代を拓いたモデルと言っても過言ではありません。吸引力・水拭き清掃力も申し分ありませんし、カメラの性能も高いので正確にマッピングします。

DEEBOT X1 OMNI
参考価格:158,000→セール価格:99,800円(37%OFF)
読者限定2%OFFクーポン:lifeha23
クーポン利用後の購入価格→97,804円

ロボット掃除機の入門編は、水拭き&ゴミの自動収集機能付きを

<DEEBOT N8+>

マッピング機能に加え、水拭きとゴミの自動収集機能を備えた「DEEBOT N8+」は、発売当時から、セールのたびに売り切れてしまう人気モデル。ゴミの自動収集機能付きで、ゴミパックの交換は最大60日に一度が目安です。

吸引清掃と水拭き清掃を一度に行なえるので時短が実現。モップの自動洗浄はできませんが、使い捨てモップパッドの使用も可能なので、モップを自分で洗う手間が減らせます。

DEEBOT N8+
参考価格:69,800円→セール価格:44,800円(36%OFF)
読者限定2%OFFクーポン:lifeha23
クーポン利用後の購入価格→43,904円

【Amazon ブラックフライデー】詳細

・期間:2023年11月22日(水)00:00〜12月1日(金)23:59(先行セール期間含む)

・ライフハッカー読者限定2%OFFクーポンコード:lifeha23

・クーポンコード対象製品:DEEBOT T20 OMNI、DEEBOT X1 OMNI、DEEBOT N8+(全3機種)

・クーポンコード使用期限:Amazon ブラックフライデー期間に準ずる

※なお、セール価格と読者限定クーポンの利用は、販売元「ECOVACS」(エコバックス)からの購入のみが対象となりますので、ご注意ください。

少しの時間でも惜しいビジネスパーソン。その快適を支える強い味方となるのがロボット掃除機です。

たくさんのモデルのなかから、タイパとコスパを実現し、住まいの環境やニーズにあった1台をぜひ取り入れてみてください。

Source: Amazon/Photo: 小原啓樹