デザインツールとして人気の「Canva」の、ビジネスパーソンのための使いこなし術を中の人に教えてもらう本シリーズ。
第2回では、中の人だからこそ知ってほしい、意外と知られていない8つのCanvaの便利機能を教えてもらいました。
【今日のワークハックはこんな人におすすめ!】
- Canvaとほかの資料作成サービスとの違いがよくわからない
- Canvaを使いはじめたが、基本的な使い方しか把握していない
- もっとCanvaに備わった機能を駆使して、効率化を図りたい
▼前回はこちら
1. 同じテイストの素材をすばやく見つける
プレゼン資料やデザイン資料を作成していて、似たようなテイストの素材を揃えるのに苦労した経験のある方は多いのではないでしょうか?
Canvaでは、使用したい素材と同じイラストレーターが制作した様々な素材を、簡単に検索し、資料に反映できる機能を持っています。
- 資料内で、テーマの基準となる使用素材を選択する
- 素材を選択した状態で左上の「i」アイコンをクリックする
- 「コレクションを表示する」をクリックすると、同じイラストレーターが描いた素材がサイドパネルに一覧表示される

さらに、「似ているアイテムを表示」からも、近い雰囲気の素材を探すことが可能。イラスト以外に写真の場合でも、同様の方法で似たトンマナの素材を見つけることができますよ。
2. フォントや色を一括で変換する
スライドの作成をある程度進めてから、「やっぱりフォントを変更したい!」となった場合、スライド内のテキストを1つずつ選択して変更を行なうのは気の遠くなる作業です。
そんなときは、スライド内のいずれかのテキストを選択してフォントを変換した後、左のフォントパネル最下部に表示されている「すべて変更」ボタンをクリック。
これで、スライド内のすべてのフォントを一気に変更できます。同様の手順で文字の色も一括変更が可能です。

3. PDF取り込み→テキスト・画像を編集する
既存の資料を元に新しい資料をつくりたいけれど、元データが見つからず、手元にあるのはPDFのみ…。
そんなときも、PDFファイルをCanvaにアップロードすれば、文字や画像を編集可能な形で取り込むことが可能です。

- Canvaトップページの「アップロード」をクリックする
- 任意のファイルをアップロードする
- ファイルが編集可能な状態に自動で変換され、Canva上でカスタマイズできる
あとは普通に編集を進めていくだけでOK。PDFの内容をスライドの取り入れたい場合などにも役立つはず!
4. PhotoshopやIllustratorのファイルを開く
Photoshopで制作した「.psd」形式のファイルや、Illustratorで作成した「.ai」形式のファイルも、Canvaで開くことが可能です。
「受け取ったファイルを確認したいのに、対応ソフトがなくて開けない」という問題も、これで解消できるでしょう。